バクマン。(第3シリーズ)

バクマン。(第3シリーズ)

大場つぐみ原作、小畑健作画による同名の漫画『バクマン。』のアニメ化第3期。中学生のときより漫画家となることを目指して努力してきた真城最高と高木秋人は、苦難の末ついに自分たちの真骨頂ともいえる作品を生み出した。だが、最大の夢であるアニメ化への壁は想像以上に高かった。

正式名称
バクマン。(第3シリーズ)
ふりがな
ばくまん
原作者
原作者
制作
J.C.STAFF
監督
カサヰ ケンイチ
監督
秋田谷典昭
放送期間
2012年10月6日 〜 2012年3月30日
放送局
NHKEテレ
話数
25話
ジャンル
青春
関連商品
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概要・あらすじ

中学生のときより漫画家となることを目指して努力してきた真城最高高木秋人は、亜城木夢叶というペンネームでデビュー。高校在学中から週刊少年ジャックで連載を始め、ついに自身の持ち味を最大限に活かした作品「PCP」を生み出す。

人気作家から看板作家への道を歩み始めたふたりは、最大の夢であるアニメ化を目標に頑張り続けるが、想像すらしていなかった障壁がふたりの前に立ちはだかっていた。

登場人物・キャラクター

佐々木編集長 (ささきへんしゅうちょう)

『バクマン。(第3シリーズ)』に登場する架空のキャラクター。週刊少年ジャックの編集長。生前の川口たろうに、甥っ子の真城最高が漫画家になったときはよろしくと頼まれたため、亜城木夢叶には特別な感情を抱いている。 人事異動によって週刊少年ジャックの編集長を退任、新雑誌「必勝ジャック」の編集長となる。

白鳥 シュン (しらとり しゅん)

『バクマン。(第3シリーズ)』に登場する架空のキャラクター。亜城木夢叶が「PCP」連載時に、アシスタントとして雇ったひとり。当初は絵が描ければいいというだけの想いでアシスタント業務を行っていたが、周囲の影響から漫画家への道を歩み始める。 高木秋人からストーリーの作りかたをマンツーマンで徹底的に指導され、そのことがきっかけで真城最高と秋人の仲に亀裂が入ることとなった。

福田 真太 (ふくだ しんた)

『バクマン。(第3シリーズ)』に登場する架空のキャラクター。新妻エイジのアシスタント時代に真城最高と出会い、以降週刊少年ジャック連載作家で仲の良い人たちと「福田組」を結成。紙面では作品で勝負しつつ、ピンチの時は助け合うという男気を見せる。 趣味を活かしたバイク漫画「ロードレーサーGIRI」を生みだし、人気作家となる。

高木 香耶 (たかぎ かや)

『バクマン。(第3シリーズ)』に登場する架空のキャラクター。亜豆美保の親友で、高木秋人の妻。旧姓は見吉で、結婚したことで高木香耶となった。秋人と真城最高のペンネームである亜城木夢叶の名付け親でもある。 少々お節介焼きではあるが、秋人、最高、亜豆の3人が幸せになれるよう、影で力になる。

亜豆 美保 (あずき みほ)

『バクマン。(第3シリーズ)』に登場する架空のキャラクター。真城最高の恋人で人気声優。「聖ビジュアル女学院」というアニメで声優デビューを果たした。亜城木夢叶の作品がアニメ化したときに声優として出演することが夢で、その夢が叶ったら最高と結婚する約束を結んでいる。 夢が叶うまでは最高と会わないと決めているが、最高が入院したときはお見舞いに駆けつけるなど柔軟な姿勢も見せる。 人気声優であるがゆえに、最高との関係が一般に発覚したとき、大きな事件へと発展してしまう。

新妻 エイジ (にいづま えいじ)

『バクマン。(第3シリーズ)』に登場する架空のキャラクター。高校入学と同時に上京し、週刊少年ジャックで「CROW」の連載をスタート。後に「+NATURAL」の作画も担当し、2作を同時に連載している。 漫画を通してなぜか真実をつかめてしまう一面もある、天才にして超人。努力の末に一番人気の作家となり、上京したときに佐々木編集長と交わした「嫌いな漫画をひとつ終わらせる権限」を行使。人気絶頂である自身の作品「CROW」を終わらせようと決意する。 だが連載を終了させたくない亜城木夢叶ら作家陣は、一番人気の座から引きずり下ろそうと、一丸となって勝負を挑む。亜城木夢叶とは互いに認め合った仲で、最大のライバルでもある。

真城 信弘 (ましろ のぶひろ)

『バクマン。(第3シリーズ)』に登場する架空のキャラクター。真城最高の叔父で、川口たろうというペンネームで活動していた漫画家。故人。生前、週刊少年ジャックにおいて「超ヒーロー伝説」という人気漫画を連載。 同作はアニメ化もされるが、連載終了後はヒット作を生み出すことができなかった。何度も漫画を書き続けて編集部へ持ち込みを続けるうち、過労によってこの世を去る。中学時代、同級生の春野美雪に思いを寄せており、文通を続けていた。 自身の作品がアニメ化されたら結婚を申し込もうと密かに誓いを立てていたが、アニメ化を待たず、春野美雪は別の男性と結婚していることを知る。当時の卒業アルバムから、その春野美雪は亜豆美保の母親であることが判明した。

岩瀬 愛子 (いわせ あいこ)

『バクマン。(第3シリーズ)』に登場する架空のキャラクター。真城最高や高木秋人の中学時代の同級生で、以前高木秋人に振られている。秋名愛子というペンネームで小説家デビューを果たすが、少年漫画の原作者へ転向。 週刊少年ジャックで「+NATURAL」の原作を担当する。担当編集である服部哲にモーションをかけるが、つれなくかわされてしまい、ついには担当編集が変更するまでの事態となった。 「+NATURAL」の人気が落ちたことからスランプに陥り、周囲の人物を巻き込むトラブルを発生させてしまう。

山久 雅和 (やまひさ まさかず)

『バクマン。(第3シリーズ)』に登場する架空のキャラクター。週刊少年ジャックの編集者で、自ら望んで青木優梨子の2代目担当編集となる。自身の作風と少年誌受けする作品のギャップに悩んでいた青木優梨子に、ちょっとエッチなラブコメディならば成功すると説き伏せ、青木優梨子の才能を開花させた影の立役者。

高木 秋人 (たかぎ あきと)

『バクマン。(第3シリーズ)』の主人公のひとり。中学時代の同級生である真城最高とコンビを組み、亜城木夢叶というペンネームで活躍する漫画家。原作担当。最高からはシュージンと呼ばれる。 数多くのネームを手がけた経験で、原作者としての頼もしさが出るほどの成長を果たした。その実力でアシスタントである白鳥シュンのネームを添削し、連載への道を手助けするが、真城最高とすれ違いをも生じてしまう。

青木 優梨子 (あおき ゆりこ)

『バクマン。(第3シリーズ)』に登場する架空のキャラクター。女性の漫画家で、蒼樹紅というペンネームで活動する。かつて「hideout door」という作品の原作を担当し、作画の中井巧朗とタッグを組んで、週刊少年ジャックにて連載していた。 現在は自身で作画も担当、少年誌でも受けるラブコメディ作品を造り続けている。男性との交際経験がなく、以前意見交換を行った高木秋人に惹かれていくが、恋に発展する以前に終了。 後に作家仲間である平丸一也との仲が進み、交際をスタートさせる。

真城 最高 (ましろ もりたか)

『バクマン。(第3シリーズ)』の主人公のひとり。中学時代の同級生である高木秋人とコンビを組み、亜城木夢叶というペンネームで活躍する漫画家。作画担当。秋人からはサイコーというあだ名で呼ばれる。 多くの連載を重ね、すでに一流の漫画家と呼べるまでに成長したが、さらに自身の画力を鍛える努力家。最大の目標であるアニメ化をとうとう視野につかみ、恋人である亜豆美保との約束を果たそうとする。

港浦 吾郎 (みうら ごろう)

『バクマン。(第3シリーズ)』に登場する架空のキャラクター。週刊少年ジャックの編集者で、亜城木夢叶の2代目担当編集。ギャグ漫画への強い思い入れのあまり、亜城木夢叶へギャグ漫画を書くよう懇願し、対立してしまった過去がある。 現在は服部哲と交代する形で、岩瀬愛子の担当編集を勤める。

服部 雄二郎 (はっとり ゆうじろう)

『バクマン。(第3シリーズ)』に登場する架空のキャラクター。週刊少年ジャックの編集者で、新妻エイジや福田真太の担当編集。直接接点がないながらも、亜城木夢叶の実力や気概を高く評価しており、影ながら応援している。 人事異動で班長へ昇進した。

高浜 昇陽 (たかはま しょうよう)

『バクマン。(第3シリーズ)』に登場する架空のキャラクター。亜城木夢叶が「疑探偵TRAP」連載時に、アシスタントとして雇ったひとり。漫画に対する思い入れは強く、自分よりも漫画に対して真摯に向き合う亜城木夢叶を尊敬しており、師と仰ぐ。 週刊少年ジャックにて「BBケンイチ」という作品で連載デビュー、以後亜城木夢叶のよきライバルとして成長していく。現在は弁護士漫画「正義の三肩」を連載、順調に人気作家への道を歩んでいる。

服部 哲 (はっとり あきら)

『バクマン。(第3シリーズ)』に登場する架空のキャラクター。週刊少年ジャックの編集者で、原稿を持ち込んできた亜城木夢叶の両名にアドバイスを行い、ふたりの実力を着実に延ばしていく。一時はふたりの担当を離れたが、「PCP」より担当編集に再任。 編集者として、亜城木夢叶へ最大限の助力を行う。亜城木夢叶最大の理解者。

亜城木 夢叶 (あしろぎ むと)

『バクマン。(第3シリーズ)』に登場する架空の漫画家。真城最高と高木秋人によるコンビのペンネームで、初掲載作品である「この世は金と知恵」より使用する。高木秋人と交際していた見吉香耶が名付けた。 初連載作品である「疑探偵TRAP」の終了後、作品の方向性に迷走するが、ついに自身の集大成といえる作品「PCP」を造りあげることに成功。だが「PCP」はアニメに向かない作品であると現実を突きつけられ、アニメ化をも視野に含んだ作品に着手する。

平丸 一也 (ひらまる かずや)

『バクマン。(第3シリーズ)』に登場する架空のキャラクター。脱サラ漫画家という異色の経歴で、週刊少年ジャックで「ラッコ11号」を連載中。楽をするために漫画家になったのに、じつは激務だったことが判明したため、現在は嫌々漫画を描いている。 逃亡癖があり、仲のよい連載作家の仕事場へたびたび遊びに来るが、すぐ担当編集に連れ戻される。面食いで、作家仲間の青木優梨子に惹かれていく。紆余曲折の末に交際を申し込み、はれてカップルとなる。

吉田 幸司 (よしだ こうじ)

『バクマン。(第3シリーズ)』に登場する架空のキャラクター。週刊少年ジャックの編集者で、平丸一也の担当編集。サボり癖がある平丸一也を飴と鞭で使いこなし、原稿を書かせている。公私ともに平丸一也と仲がよく、なんだかんだ言いながらも最終的には青木優梨子との関係を後押しする。

七峰 透 (ななみね とおる)

『バクマン。(第3シリーズ)』に登場する架空のキャラクター。亜城木夢叶にファンレターを送るほどの大ファンであったが、亜城木夢叶がギャグ漫画の「ひらめきタントくん」を連載したとき、編集部の言いなりになったと思い込んで失望。 後に月例賞に「シンジツの教室」という作品を投稿し、漫画家としての道を歩み始める。だが彼の作品は、責任感がないネットの住人からアイディアを集めるという方法で作り出されており、この作りかたを認めない亜城木夢叶と対立する。

中井 巧朗 (なかい たくろう)

『バクマン。(第3シリーズ)』に登場する架空のキャラクター。新妻エイジのアシスタントとして働いているとき、真城最高と出会う。週刊少年ジャックでの連載終了後、いったん田舎へ引き上げるが、新進気鋭の新人作家七峰透のアシスタントとしてふたたび上京。 その類い希なる画力で七峰透作品のクオリティをアップさせ、亜城木夢叶の前に立ちはだかる。

その他キーワード

週刊少年ジャック (しゅうかんしょうねんじゃっく)

『バクマン。(第3シリーズ)』に登場する架空の雑誌で、実在する集英社の週刊少年ジャンプがモデル。編集部には、佐々木編集長を筆頭に、服部哲、服部雄二郎、港浦吾郎ら編集部員が在籍。この編集者の大半も、実在の編集者がモデルになっている。

クレジット

原作

大場つぐみ ,

監督

, 秋田谷典昭

シリーズ構成

総作画監督

下谷智之 , 小森篤 , 羽田浩二 , 松浦麻衣

音楽

Audio Highs

アニメーション制作

J.C.STAFF

原作

バクマン。 (ばくまん)

高い画力を持つ真城最高が作画を担当し、文才のある優等生高木秋人が原作を担当するコンビでプロの漫画家を目指す物語。実在の漫画雑誌「週刊少年ジャンプ」を舞台に、実際に行われているアンケート主義や専属契約な... 関連ページ:バクマン。

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