僕が妹を殺すまで

僕が妹を殺すまで

両親を亡くした兄妹の周囲で起こる数々の事件を描いたサイコサスペンス作品。妹は兄に対して異常な愛情を向ける、いわゆる「ヤンデレ」キャラクターであり、いずれ兄によって殺害されてしまうことが作中では示唆されている。小学館「夜サンデー」2019年2月8日より配信開始。

正式名称
僕が妹を殺すまで
ふりがな
ぼくがいもうとをころすまで
作者
ジャンル
兄弟・姉妹・双子
 
サスペンス
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概要・あらすじ

藤咲真秀藤咲美琴の兄妹は、両親を亡くし、母親の姉に引き取られている。藤咲本家は筝曲家の家元であったが、幼い頃に負った手のケガで真秀は演奏ができなくなっていた。また、周囲の人が不幸になる出来事が頻発していたせいで、真秀は親戚や同級生たちから疎まれており、あまり他人と交流せずに過ごしていた。跡取りとして周囲から期待されているのは真秀ではなく妹の美琴だったが、兄妹仲はよく、真秀は美琴のことを唯一の肉親と思っているのだった。しかしそんな中、あることがきっかけで、美琴が叔父の藤咲康弘を自室の窓から崖下に突き落としてしまう。唯一の目撃者であった真秀は、救急車と警察を呼ぼうとするが、美琴はそれに反発。自殺を匂わせて兄に黙っていることを要求するのだった。結局康弘は死亡するが、警察からは酔っ払った末の事故と判断されてしまう。「妹を守りたい」という気持ちと、叔父を死なせてしまった罪悪感でゆれる真秀だったが、その後も彼の周囲ではさらに事件が起こるのだった。

登場人物・キャラクター

藤咲 真秀 (ふじさき まほ)

華奢な体格で、眼鏡をかけた男子高校生。数年前に両親を亡くしたことで、妹の藤咲美琴と共に、母親の姉夫婦の家である藤咲本家に引き取られて生活している。かかわった人が次々と不幸になる事件が相次ぎ、同級生や藤咲本家に出入りする人々からは避けられている。さらに、かつて手にケガを負ったことがきっかけで、箏の演奏ができなくなっており、箏の副家元である伯母からは疎まれている。妹の美琴のことだけを唯一の家族だと思っている。

藤咲 美琴 (ふじさき みこと)

藤咲真秀の妹で、おかっぱ頭の少女。箏の演奏で優れた才能を持ち、周囲から期待されている。兄の真秀に対して、異常なまでの愛情を抱いている。ある日、叔父の藤咲康弘が、真秀に肉体関係をせまった現場を目撃。そのまま叔父を窓から崖下に突き落として殺害している。

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