動物がお医者さん!?

動物がお医者さん!?

人や動物のストレスの音を聴き取れる能力を持ったアニマルセラピスト・船導渚が、心に傷を負った人々をアニマルセラピーによって治療していく物語。

正式名称
動物がお医者さん!?
ふりがな
どうぶつがおいしゃさん
作者
ジャンル
医療
関連商品
Amazon 楽天

概要・あらすじ

12歳の時、両親と生まれてくるはずだった妹を交通事故で失い、ショックで急性ストレス障害に陥った船導渚は、人や動物が発するストレスの音が聴こえるという能力を身に付ける。そして、を心配した叔父の船導風太に連れられて行った沖縄で、は瀕死のイルカを助けることに成功。その体験からストレス障害を克服したは、アニマルセラピーの存在を知り、アニマルセラピストを目指すこととなった。

登場人物・キャラクター

船導 渚 (せんどう なぎさ)

O大心理学部臨床心理学専攻。アニマルセラピー研究室所属。12歳の時、交通事故により、両親と生まれる予定だった妹を同時に失う。事故の後遺症で急性ストレス障害に罹るが、その時に、ストレスを抱えた人間や動物の発する音を聴くことができるようになる。ストレス障害の治療で連れて行かれた沖縄で、網にかかったイルカを助けたことから、ストレス障害を克服。 同時に、傷ついた人の心を癒す仕事に就くことを決意した。20歳になった時、叔父の船導風太の誘いで、風太の属する沖縄のO大に編入した。

船導 風太 (せんどう ふうた)

渚の叔父。優秀なセラピストで精神科医。O大学心理学部アニマルセラピー研究室の教授。両親を事故で亡くしてストレス障害となった渚を、治療のために沖縄に連れて行った。放浪癖があり、大学は不在であることが多い。

織島 更紗 (おりしま さらさ)

動物行動学者。O大学環境研究所所長でO大学名誉教授。少女と見間違えるほど、若々しい外見をしているが、実は風太よりも年上。かつて父を血管内皮肉腫という難病で亡くしている。

織島 星乃 (おりしま ほしの)

更紗の養女。ドッグトレーナー。かつてひとりぼっちだったところを更紗に救われ、養子となる。渚を頼りないと思っていたが、実はいろいろと考えていることを知り見直す。同時に、強く意識し始める。琉球空手初段の腕前。

小石川 多浪 (こいしかわ たろう)

O大学心理学部臨床心理学専攻。3年生だが、2浪しているため22歳。発達心理、犯罪心理、社会心理のいずれにも入れず、アニマルセラピー研究室に流れてきた。失敗すると誰に対してもすぐに土下座をして謝る。

天野 美空 (あまの みそら)

動物病院の助手。15歳の時に渚と知り合う。天野幸平の娘で、父が交通刑務所に入ってからは、毎日、面会に行っていた。父の心の傷が、アニマルセラピーによって癒されたことに興味を持ち、後に渚のセラピーチームに入るため沖縄にやってきた。

遠藤 誠二 (えんどう せいじ)

心因性の失声症の小学生。渚と星乃が一番最初にセラピーをした患者。保健室登校をしていたが、声が出ずに捨て犬となったセラピー犬・ハナとの出会いにより、声を取り戻す。のちにハナの里親となる。

内木 夕香 (うちき ゆか)

O大学生物学部2年。飼い犬のココロをセラピー犬の試験に連れてきた。幼い頃、日光に当たってはいけない病気だったために、サングラスとマスクで顔を隠している。実は病気自体はすでに良くなっていたのだが、人の目を見るのが怖くて、大人になってからもサングラスを外せないでいる。

天野 幸平 (あまの こうへい)

過去にトラックを運転中に、居眠り運転で渚たちの乗る車と衝突。死傷事故を起こして交通刑務所に服役していた。激しい自責の念に駆られており、出所後に自殺しようと考えていたが、渚にそのことを見抜かれる。その後、飼い猫・もちこの世話を通じてあらためて命の大切さを知り、自殺を思いとどまる。

海王 嵐一郎 (かいおう らんいちろう)

O大学理事長で、大手ペットショップ「KOアニマルズ」を経営している。更紗の父親と同級生。アニマルセラピー研究室の存続を巡り、渚たちに、ある難病患者のターミナルケアを行うことを課題として出す。

SHARE
EC
Amazon
logo