君といた永遠

君といた永遠

恋愛に興味のなかった女子高生・楠本沙夏は、友人の勧めで会った男子高校生・吉野夏希に運命的なものを感じ、惹かれあっていく。二人の恋の行方を描いたラブストーリー。

正式名称
君といた永遠
ふりがな
きみといたえいえん
作者
ジャンル
恋愛
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概要・あらすじ

主人公の女子高生・楠本沙夏は、友人の勧めで会った男子高校生・吉野夏希に運命的なものを感じ、惹かれあっ ていく。しかし、沙夏の母はふたりの交際を強く禁じる。誕生日も血液型も同じふたりには出生の秘密があった。高校生ふたりの恋の 行方を描いたラブストーリー。

登場人物・キャラクター

楠本 沙夏 (くすもと さな)

K女学院に通う女子高生。高校2年生。恋愛に興味がなく、どこか冷めてとっつきにくいところがあると思われていたが、友人に紹介された男子高校生・吉野夏希と出会ってからは明るい雰囲気となる。誕生日は夏希と同じ8月12日。血液型はAB型で、これも夏希と同じ。両親は沙夏が生まれてすぐに離婚しており、母親とともに暮らしているが、母は仕事に忙しく不在がちなため、寂しさを感じている。

吉野 夏希 (よしの なつき)

M高に通う男子高校生。友人の史也の紹介で楠本沙夏と出会い、惹かれていく。沙夏と同じく、両親は夏希が生まれてすぐ離婚しており、父とともに暮らしていたが、小学校4年生の時、父がガンで他界。以降は叔母に引き取られ、世話になっていた。しかし、現在はアルバイトをして自活、アパートで一人暮らし。 M高は、奨学生として通学しており、将来は医者を目指している。誕生日は沙夏と同じ8月12日。血液型はAB型でこれも沙夏と同じ。

加藤 志乃 (かとう しの)

初老の女性。出奔した楠本沙奈と吉野夏希が瀬戸内の小さな島に身を寄せたところ、海岸で倒れていた志乃を助け、知り合いとなる。ホスピス・潮騒の里の入院患者で、末期の肝臓ガンのため、医師からは余命数ヶ月と言われている。沙夏と夏希の身元引受人となり、夏希はホスピスの看護助手として、沙夏は志乃の付添人として働けるよう取り仕切ってくれた。 若いころ夫と死別しており、家族がいないため、沙夏を孫娘のように思っている。

沙夏の母 (さなのはは)

楠本沙夏の母親。沙夏が生まれてすぐに離婚。以降は女手ひとつで沙夏を育てている。小さなデザイン会社に勤め、多忙な日々を過ごしている。沙夏と吉野夏希が交際することを強く禁じた。

百合 (ゆり)

楠本沙夏と同じK女学院に通う女子高生。沙夏の中学の頃からの親友。沙夏が男性に興味を示さないことを気にして、自分の恋人である史也を通じ、吉野夏希を沙夏に紹介した。友だち思いで、沙夏が悲しい思いをした時には泣いたり、急場に駆けつけたりしている。

史也 (ふみや)

吉野夏希と同じM高に通う男子高校生。楠本沙夏の親友である百合の恋人。夏希とは友人関係で、百合を通し、沙夏と夏希の間を取り持った。

沙由美 (さゆみ)

楠本沙夏が成長したのち産んだ娘。白血病を患っており、沙夏や沙夏の夫とはHLAが合わず骨髄移植が叶わなかったが、骨髄バンクから適合者が見つかり、手術が成功する。

大家さん (おおやさん)

楠本沙夏と吉野夏希が出奔していた時に暮らしていたアパートの大家の女性。恰幅が良く明るい中年女性で、夫が獲ってきた魚を沙夏に持ってきてくれた。

村田 (むらた)

吉野夏希のアルバイト先である中山建設に勤める男性。夏希が事故にあった際、夏希が持っていたメモに楠本沙夏の名前と電話番号があったことから、沙夏に電話をかけてきた。

集団・組織

K女学院 (けーじょがくいん)

『君といた永遠』に登場する学校。楠本沙夏や友人の百合が通う女子高校。制服はブレザーにチェックのスカート、リボンタイ。

M高 (えむこう)

『君といた永遠』に登場する学校。吉野夏希や友人の史也が通う高校。男子の制服は濃色のブレザーに明るい色合いのスラックス。

中山建設 (なかやまけんせつ)

『君といた永遠』に登場する企業。吉野夏希がアルバイトをしていた建設会社。道路工事などを請け負う。

場所

医療法人 潮騒の里 (いりょうほうじん しおさいのさと)

末期のガン患者など、死期が近い患者に終末医療を行うホスピス。瀬戸内の小島にある。加藤志乃が入院しており、彼女を助けた縁から吉野夏希が看護助手として働く。

北川大学付属病院 (きたがわだいがくふぞくびょういん)

『君といた永遠』に登場する病院。楠本沙夏の娘、沙由美の治療を行っている。

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