宇宙戦艦ヤマト

宇宙戦艦ヤマト

アニメーション『宇宙戦艦ヤマト』の松本零士によるコミカライズ。シリーズ第1作と第2作(未完)、そして第1作のサイドストーリー『永遠のジュラ編』が発表されている。

正式名称
宇宙戦艦ヤマト
ふりがな
うちゅうせんかんやまと
漫画
ジャンル
その他SF・ファンタジー
 
アドベンチャー
レーベル
KADOKAWA
巻数
既刊2巻
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概要・あらすじ

西暦2199年。謎の侵略者ガミラスの攻撃により、地球は放射能によって汚染され、人類は約1年で滅亡する運命にあった。そんな人類に遙か14万8千光年の彼方にある惑星イスカンダルから救いの手が差し伸べられる。放射能除去装置コスモクリーナーDを受け取ることを指示するメッセージと光速突破を可能とする波動エンジンの設計図が届けられたのだ。

波動エンジンを搭載した宇宙戦艦ヤマトと乗組員は前人未踏の宇宙の旅へと出発する。

登場人物・キャラクター

古代 進 (こだい すすむ)

宇宙戦艦ヤマトの戦闘リーダー(後に艦長代理)を務める。兄である古代守を侵略者ガミラスとの戦いで失い、復讐に燃える。訓練途上の学生としてヤマトに乗り込むが、ガミラスとの激戦の中、次第に宇宙戦士として成長していく。

沖田 十三 (おきた じゅうぞう)

宇宙戦艦ヤマトの艦長。地球艦隊提督として侵略者ガミラスに大敗し、自身も傷を負うが、地球を救うため遙かなる惑星イスカンダルへの旅路に挑む。沈着冷静かつ大胆不敵な戦術で、ヤマト1隻にも関わらず、強大なガミラス軍に対して互角以上の戦いを展開する。

森 雪 (もり ゆき)

宇宙戦艦ヤマトの生活班班長。元は佐渡酒造の助手。艦橋内ではレーダー手を務める。イスカンダルからの使者サーシャの死に涙したり、オリオン座のベーター星に願をかけるなど心優しい性格。

島 大介 (しま だいすけ)

宇宙戦艦ヤマトの運行リーダー。ヤマトの主操縦士であり、往復29万6千光年の航行管理までもこなす。古代進とは訓練学校時代からの親友である。博学でヤマトが陥った異空間を異次元空洞と見抜く。

真田 志郎 (さなだ しろう)

宇宙戦艦ヤマト内では、分析調査などを担当している。波動砲による攻撃で浮遊大陸ごと破壊してしまった際には沖田艦長に対して異議を唱えている。イスカンダルから譲渡されたコスモクリーナーDの組み立ての責任者でもある。

徳川 彦左衛門 (とくがわ ひこざえもん)

宇宙戦艦ヤマトの老機関長。イスカンダルから技術供与を受けて建造された波動エンジンのコントロールを受け持つ。艦首波動砲やワープ航法なども徳川機関長無くしては運用できない。古代進や島大介など若い戦士達の相談相手も務める。

佐渡 酒造 (さど さけぞう)

宇宙戦艦ヤマトの船医。元は獣医だが、人間も扱い、沖田艦長の体調を気遣っている。下駄履きで所構わず艦内をうろつく豪放磊落な中年。無類の酒好きで常に一升瓶を持ち歩いている。

アナライザー

『宇宙戦艦ヤマト』に登場するロボット。情報分析を得意とし、人間の感情までも理解する万能ロボット。2199年製の最新型だが、製作者がロボットらしさを求めたため古くさい外見をしている。佐渡先生のお酌をしているが、酒をかけられて酔っ払うこともある。

古代 守 (こだい まもる)

古代進の兄で第107駆逐艦ゆきかぜの艦長。沖田十三提督率いる地球艦隊に所属し、冥王星軌道内で侵略者ガミラス艦隊との決戦に臨む。ガミラスの圧倒的な戦力に苦戦を強いられるが、撤退命令に背き、ガミラス艦に体当たりを敢行し行方不明となる。

キャプテンハーロック

ドクロの紋章を付けた漆黒の宇宙戦艦を操る謎の人物。異次元空洞でドメル将軍の攻撃に苦戦するヤマトを誘導し、脱出させた。黒い覆面とマントで全身を覆い、その外見をうかがい知ることは出来ない。アナライザーの分析では、ハーロックの部下は全員アンドロイドで、ハーロック自身も体のほとんどを機械化しているという。

集団・組織

サイレン

『宇宙戦艦ヤマト-永遠のジュラ編』に登場する一族。住民は母親メラと娘のジュラのみ。彼女達は、他人の感情や記憶を読み取り、それに合わせた幻覚を送り込むもこともできる。実はデスラー総統の妻子だが、その能力ゆえ辺境の惑星に追いやられている。

場所

ガミラス

『宇宙戦艦ヤマト』に登場する惑星。デスラー総統率いる強力な独裁国家で、強大な艦隊と遊星爆弾によって地球人類を壊滅寸前へ追い込んでいる。宇宙戦艦ヤマトの思わぬ反撃に手を焼き、ガミラス艦隊司令官ドメル将軍が出撃することとなる。

イスカンダル

『宇宙戦艦ヤマト』に登場する惑星。大マゼラン星雲の太陽系サンザーの第一惑星。惑星の女王スターシャは、ガミラスによって滅亡に瀕した地球を救うべく、波動エンジンの設計図とイスカンダルまでの航路を妹のサーシャに託す。地球人に万難を排してイスカンダルを訪れ、放射能除去装置コスモクリーナーDを受け取ることを指示する。

その他キーワード

宇宙戦艦ヤマト (うちゅうせんかんやまと)

『宇宙戦艦ヤマト』に登場する宇宙船。イスカンダルからの技術供与で製作された波動エンジンを搭載した超ド級宇宙戦艦。ワープ航法によって光速を突破し、はるか14万8千光年にあるイスカンダルを目指す。通常は主砲である衝撃砲(ショックガン)で戦うが、危急の際には艦首にある究極兵器波動砲によって血路を開く。

メディアミックス

宇宙戦艦ヤマト (うちゅうせんかんやまと)

ガミラスという宇宙人から侵略攻撃を受けて破滅寸前の地球。その地球を救うために人類が作った宇宙戦艦ヤマトは放射能除去装置を受け取る為にイスカンダル星に向かい出発する。1974年10月にスタートしたSFア... 関連ページ:宇宙戦艦ヤマト

書誌情報

宇宙戦艦ヤマト 2巻 KADOKAWA

第1巻

(2009-11-21発行、 978-4840129329)

第2巻

(2009-12-07発行、 978-4840129497)

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