君ニ送ル11通ノ手紙

君ニ送ル11通ノ手紙

戦争、原発事故などを題材にした赤石路代の短編集。表題作の『君ニ送ル11通ノ手紙』(「増刊フラワーズ」14年春号)を始め、『窓ノムコウノ夏』(「月刊フラワーズ」16年1月号)、『花ハココニ咲イテル』(「増刊フラワーズ」15年春号)、『ソノ音ガ聞コエルカ』(「増刊フラワーズ」17年春号)の4作品は、近未来の日本を舞台に、情報を操作され、真実を隠された少年少女たちの奮闘を描く。その他、コミックスには『ワタシノカワイイ家』(「増刊フラワーズ」17年秋号)も収録。

正式名称
君ニ送ル11通ノ手紙
ふりがな
きみにおくるじゅういっつうのてがみ
作者
ジャンル
戦争
 
ヒューマンドラマ
レーベル
フラワーコミックス α(小学館)
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あらすじ

君ニ送ル11通ノ手紙

兵役についた恋人・海とメールのやり取りをしていたラノベ作家の奈々緒。彼から送られてくる手紙で、メールを操作されていることを知り、自ら行動を起こし始める。

窓ノムコウノ夏

夏休み。ゲーム三昧の合宿で今日もドローンを操作するハヤテ。ゲームの才能があるハヤテは次々にミッションをクリアしていく。中ボスを倒した時、そばにいた姫の悲鳴があまりにリアルで、ハヤテの目からはなぜか涙がこぼれ、しばらくその悲鳴が耳に残ってしまう。

花ハココニ咲イテル

偶然知り合った毬に誘われ、初めてアイドルのライブに行くお嬢様の鹿島埜々花。埜々花はアイドル花園拓未の声に魅了されるが、彼が反戦歌を歌い始めるとすぐにマイクの音が切られてしまう。

ソノ音ガ聞コエルカ

平和な住宅街に鳴り響く、地鳴りのような音。咲良はその音について両親に聞いてみたが、そんな音は聞こえないという。子供たちにしか聞こえない、その音の正体をつきとめるため、咲良の兄・純也と幼なじみの翔太、少し足の悪い司の三人は冒険に出かけるが、そのまま行方不明になってしまう。

ワタシノカワイイ家

執事の正太郎と共に庭の手入れをしながら平和に暮らしていたありす。ある日、大きな地震が起きて、避難命令が出たため、近所に誰もいなくなった。それでも頑なに家に残って生活を続けるありすは、町の異変に気づき始める。

書誌情報

君ニ送ル11通ノ手紙 小学館〈フラワーコミックス α〉

(2017-11-10発行、 978-4091397898)

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