吾妻鏡 マンガ日本の古典

吾妻鏡 マンガ日本の古典

平家打倒を目的とする源頼朝の挙兵から、鎌倉幕府が成立して、武家政権が確立するまでを、鎌倉幕府の公用記録書である『吾妻鏡』を原作として描く。

正式名称
吾妻鏡 マンガ日本の古典
ふりがな
あずまかがみ まんがにほんのこてん
作者
ジャンル
その他歴史・時代
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概要・あらすじ

源頼朝の挙兵によって本格化した打倒平家の流れは、木曽義仲の興亡を間に挟み、実現する。壇ノ浦の戦いで平家を滅ぼした頼朝は、鎌倉幕府を樹立した。以後、さまざまな騒動を経て、武家政権は確固たるものになっていく。

登場人物・キャラクター

源 頼朝 (みなもと の よりとも)

鎌倉幕府の初代征夷大将軍。配流先の伊豆で、平家打倒の兵を挙げる。曲折を経て平家を滅ぼし、鎌倉に武家による幕府を開いた。実在した源頼朝がモデル。

北条 政子 (ほうじょう まさこ)

伊豆の豪族北条氏の娘。伊豆に配流された源頼朝の正室となる。頼朝のパートナーとして、鎌倉幕府の初期を支えた。頼朝の死後は落飾して、尼御台と呼ばれる。非常に気が強く、女性の役割を堂々と主張した。実在した北条政子がモデル。

源 九郎 義経 (みなもと の くろう よしつね)

源頼朝の弟。戦の腕は抜群だが、政治能力は無く、後白河法皇に利用される。平家滅亡後、頼朝に疎まれ、養い親のいる奥州に戻る。だが、頼朝の奥州征伐に追い詰められ自害した。実在した源義経がモデル。

木曽 義仲 (きそ よしなか)

源頼朝の従兄弟。平家打倒の兵を挙げ、頼朝に先駆けて入京した。しかし都で失策が相次ぎ、人心が離れる。源頼朝が送った鎌倉軍との戦いに破れ、討たれた。実在した木曽義仲がモデル。

梶原 平三 景時 (かじわらの へいざ かげとき)

最初の挙兵に失敗して逃亡中の源頼朝を見逃したことから、後に、頼朝に仕えることになる。謀臣として、汚い仕事も引き受け、鎌倉幕府の初期を支えた。頼朝の死後に追放され、一族もろとも滅ぼされる。実在した梶原景時がモデル。

源 頼家 (みなもと の よりいえ)

鎌倉幕府の第二代征夷大将軍。政治的能力に乏しい。北条氏と比企家の争いを経て、将軍職を剥奪され落飾するも、その後、暗殺された。実在した源頼家がモデル。

源 実朝 (みなもと の さねとも)

鎌倉幕府の第三代征夷大将軍。源頼家の落飾により、若くして将軍の座に就いた。しかし責任の重さに苦しんでいる。鶴岡八幡宮の拝賀中に、頼家の息子の源公暁によって暗殺される。実在した源実朝がモデル。

場所

(きょう)

『吾妻鏡』の舞台のひとつ。代々の天皇が暮らす、日本の中心地。木曽義仲と源頼朝の入京により、さまざまな戦と騒動が起きた。

鎌倉 (かまくら)

源頼朝が鎌倉幕府を開いた場所。日本の武家政権は、ここから始まった。鶴岡八幡宮で源実朝が暗殺されるなど、血腥い事件や騒動も数々起きた。

その他キーワード

吾妻鏡 (あずまかがみ)

鎌倉幕府の公用記録書。治承四年四月から文永三年七月までの、鎌倉幕府の事跡が綴られている。『吾妻鏡』は、この記録書に基づいた作品である。

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