私はゲゲゲ 神秘家 水木しげる伝

私はゲゲゲ 神秘家 水木しげる伝

鳥取県境港で育ち、戦争で片腕をなくすも、その後、紙芝居制作、貸本、マンガ誌で妖怪漫画を描き活躍する水木しげるの半生を描いた自伝マンガ。

正式名称
私はゲゲゲ 神秘家 水木しげる伝
ふりがな
わたしはげげげ しんぴか みずきしげるでん
作者
ジャンル
自伝・伝記
レーベル
角川文庫(KADOKAWA)
関連商品
Amazon 楽天

概要・あらすじ

鳥取県境港で育ち、世の中の不思議に惹かれていく幼少時代から、戦争で片腕をなくし、紙芝居制作、貸本マンガと貧困の生活を送り、マンガ誌で妖怪漫画を描き大ヒットさせた水木しげるの半生が描かれる。

登場人物・キャラクター

武良 茂 (むら しげる)

武良茂は水木しげるの本名。水木というペンネームは、神戸で買ったアパートの水木荘から。これはアパートが兵庫区の水木通りにあったことからついた。鳥取県境港で育つ。幼少の頃より不思議なものに惹かれて空想の世界に浸っていた。どこまでもマイペースで学校も2時限目から登校。 絵を描くことが大好きで、絵描きを目指していた。徴兵され、ラバウル戦線で片腕を失う。現地人のトライ族と仲良くなりパウロと呼ばれていた。紙芝居、貸本マンガなどの原稿を描くも、貧乏暮らしを強いられていたが、月刊マンガ誌で『テレビくん』を描き次々と仕事が殺到。貧乏神は小さな福の神が追っぱらってくれた。 妖怪や妖精に会う旅、かつて片腕を失ったラバウル再訪など、精力的に活動。鳥取県境港には水木ロード水木記念館が完成、Oh!大水木しげる展は全国12ヵ所を巡り好評を得た。

のんのんばあ

水木しげるの家にお手伝いに来ていた老婆で、妖怪や地獄・極楽の話をしてくれた。この幼少期の話が水木しげるに大きな影響を与えた。

場所

境港 (さかいみなと)

水木しげるが幼少より育った。のんのんばあにより、この世の不思議、妖怪、地獄・極楽などを教えてもらい、実際にいろいろな不思議な出来事に出会う。高等小学校ではガキ大将として、多くの手下を従えており、ケンカも多かった。その後境港を出て、大阪桃谷の精華美術学校へと通うことになる。 境港には現在水木ロード水木しげる記念館がある。

ラバウル

徴兵された水木しげるは、地元の鳥取連隊に入り、その後、ラバウル戦線へと出征。空襲で片腕をやられる。現地人の少年トペトロと仲良くなり、現地人からはパウロと呼ばれていた。戦後にもラバウルへ赴き、トペトロの葬儀も行った。その後、ラバウルの火山が爆発し、トペトロのトライ族も灰によって壊滅した。

書誌情報

私はゲゲゲ 神秘家水木しげる伝 KADOKAWA〈角川文庫〉

(2010-03-25発行、 978-4041929285)

SHARE
EC
Amazon
logo