墜落JKと廃人教師

墜落JKと廃人教師

失恋のショックで自殺をしようとした女子高生と、やる気のないダメな人間と思われている教師の恋愛を描くラブ・コメディ作品。白泉社「花とゆめ」2017年16号より短期集中連載後、同誌にて2018年6号より本格連載開始。2023年4月テレビドラマ化。

正式名称
墜落JKと廃人教師
ふりがな
ついらくじぇーけーとはいじんきょうし
作者
ジャンル
ラブコメ
レーベル
花とゆめコミックス(白泉社)
巻数
既刊19巻
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概要・あらすじ

成績優秀だがネガティブ思考が強い女子高生・落合扇言は、同級生の男子生徒に告白するがあえなく撃沈。授業中に教室を抜け出し、学校の屋上から飛び降り自殺をしようとする。しかし、そこに物理教師の灰葉仁が通りかかり、自殺の邪魔をし始める。授業を自習にしてまでタバコを吸いに屋上にやってきた灰葉は、「灰仁(廃人)」というあだ名で呼ばれるほど生徒から舐められており、まさに自殺をしようとしていた扇言からすらかわいそうに思われるほどだった。

話込むほどに灰葉のクズ人間ぶりがあらわになり、扇言はあきれたり怒ったりするが、そんな中で突然、扇言は灰葉から「死ぬ前に俺と恋愛しない?」といわれてしまう。それが自殺を思いとどまらせるための噓なのか、それとも本気の告白だったのか、灰葉の態度からは判断がつかずに、混乱した扇言は自殺を思いとどまるのだった。

その後、扇言は灰葉のクズさにあきれ続けながらも、どこか惹かれていくのだった。

テレビドラマ

2023年テレビドラマ化。4月6日よりMBS「ドラマ特区」枠にて放送。落合扇言を高石あかり、灰葉仁を橋本涼が演じる。

登場人物・キャラクター

落合 扇言 (おちあい みこと)

成績優秀な高校二年生女子。大人びた雰囲気だが、そのせいでクラスメートからは「暗い性格」だと思われている。実際にネガティブ思考が強い一面もあり、初恋に落ちた同級生に告白するがあえなく玉砕。すぐに学校の屋上から飛び降り自殺をしようと考えたほど。その時に、物理教師の灰葉仁から「死ぬ前に俺と恋愛しない?」と告白めいた発言をされ、あまりのことに自殺を思いとどまる。 それ以降、なにかと灰葉と会う機会が多くなる。灰葉のことは、周囲の評価通りクズな人間だと思っており、あきれたり怒ったりすることも多いが、同時に灰葉に惹かれ始めてもいる。灰葉からはふだん「JK」と呼ばれている。

灰葉 仁 (はいば じん)

落合扇言の通う学校の若い物理教師で、扇言のクラスの副担任を務める男性。基本的にやる気がなさそうで、ニコチンが切れると幻覚を見たり、学校にエロ本を持ってきたり、パチンコに行っているところを生徒に目撃されるなど、なにかとクズな人間。そのため、生徒からは「灰仁(廃人)」とあだ名されて舐められている。過去に親しかった人を飛び降り自殺で亡くしており、また自らも睡眠薬で自殺をはかった経験があるらしい。 扇言の自殺を邪魔してから、なにかと彼女に親しく接するようになる。また、扇言に近づきそうな男子生徒を遠ざけようとしたり、扇言に抜け目のないアプローチを行ったりもするものの、同時にクズな部分も見せたりセクハラめいた発言を繰り替えすため、扇言をあきれさせている。

風間 (かざま)

落合扇言と同じ学校に通う男子高校生。いつも扇言に会うと笑顔で挨拶をしていたため、扇言から好意を抱かれ、告白されるが断っている。それ以降、扇言からは「冷たい視線を向けられるようになった」と一方的に思われているが、周囲からはさして変化があるようには見えない。

茶原 (さはら)

落合扇言と同じ学校に通う男子高校生。灰葉仁からは「自分と同じクズっぽい臭いがする」と思われている。扇言のことを気に入り、扇言がヒロイン役を演じる文化祭での演劇で相手役を務めることで、扇言にアプローチしようとする。しかし、それを察した灰葉からさり気なく邪魔され、扇言に彼氏がいると思いこんでアプローチすることを諦める。

高峰 一馬 (たかみね かずま)

落合扇言と同じ高校に通う男子高校生。一年生であり、扇言の後輩に当たる。ルックスがよく、ほかの生徒たちからは「孤高のアイドル」と呼ばれているが、非常に口が悪い毒舌家で友達がいない。また、そのことを気に病んでいる。マラソン大会中に扇言と灰葉仁がふたりきりでいるところに出くわしたことがきっかけで、扇言と話すようになる。

書誌情報

墜落JKと廃人教師 19巻 白泉社〈花とゆめコミックス〉

第1巻

(2018-02-20発行、 978-4592216520)

第2巻

(2018-07-20発行、 978-4592216537)

第3巻

(2018-12-19発行、 978-4592216544)

第4巻

(2019-04-19発行、 978-4592216551)

第5巻

(2019-07-19発行、 978-4592216568)

第6巻

(2019-11-20発行、 978-4592216575)

第7巻

(2020-03-18発行、 978-4592216582)

第8巻

(2020-07-20発行、 978-4592216599)

第9巻

(2020-11-20発行、 978-4592216605)

第10巻

(2021-03-19発行、 978-4592223801)

第11巻

(2021-07-20発行、 978-4592223818)

第12巻

(2021-11-19発行、 978-4592223825)

第13巻

(2022-04-20発行、 978-4592223832)

第14巻

(2022-08-19発行、 978-4592223849)

第15巻

(2022-12-20発行、 978-4592223856)

第16巻

(2023-04-20発行、 978-4592223863)

第17巻

(2023-08-18発行、 978-4592223870)

第18巻

(2023-12-20発行、 978-4592223887)

第19巻

(2024-04-19発行、 978-4592223900)

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