テクノポリス21c

テクノポリス21c

TVシリーズ企画を母体とし、スタジオぬえが設定・デザインに全面協力した作品。元々はTVスペシャルとして制作されたが劇場公開された。未来都市セントラルシティを舞台に、ハイテク犯罪に立ち向かう壬生恭介達特捜刑事達の戦いを描いたSFメカアクション。

正式名称
テクノポリス21c
ふりがな
てくのぽりす とぅえんてぃわんせんちゅりー
制作
東宝映像
公開日
ジャンル
ロボット
 
その他SF・ファンタジー
関連商品
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概要

2001年(制作当時からは未来)、未来都市セントラルシティで頻発するハイテク犯罪に対処するため、警察組織内に特捜マシン隊、通称テクノポリスが設立された。隊長の鳴海吾郎以下、壬生恭介を初めとする刑事達が選抜され、テクロイドと呼ばれる捜査用ロボットと共に捜査に当たる。

そんな時、某国に雇われた犯罪者達によって、新鋭戦車MBT-99Aテムジンが乗っ取られた。壬生恭介達特捜刑事とテクロイドは暴走する戦車に立ち向かう。

登場人物・キャラクター

壬生 恭介 (みぶ きょうすけ)

年齢は25歳。地方警察の警官だったが、未来都市セントラルシティのハイテク犯罪捜査隊であるテクノポリスに抜擢される。軽妙洒脱な性格で、メカやハイテクは苦手だが、車の運転技術はレーサー並の行動派。 現場では、捜査用車輌であるロードレンジャーを運転し、捜査用ロボットテクロイドのブレーダーとコンビを組む。犯罪者に乗っ取られた新鋭戦車MBT-99Aテムジンを追う。

マリオネラ 綾部 (まりおねら あやべ)

未来都市セントラルシティのハイテク犯罪捜査隊であるテクノポリスの部長鳴海吾郎の女性秘書。年齢は27歳。冷静沈着な美女。本部で通信も担当する。

ブレーダー

『テクノポリス21C』に登場するロボット。壬生恭介とコンビを組む、水素燃料で稼動する汎用型の捜査用ロボットテクロイド。会話機能、捜査録画用ビデオカメラ、赤外線探知装置、手足にワッパガンと呼ばれる射出型の手錠を装備。 組立式大型ライフルで狙撃も行う。バックパックの装備により、飛行も可能。完全自律能力は無いが、人命救助時のみは自らの判断で行動する。

香坂 かおる (こうさか かおる)

地方警察から未来都市セントラルシティのハイテク犯罪捜査隊であるテクノポリスに抜擢された。身長2メートルを超える大男だが、繊細な性格で園芸とシャンソン鑑賞が趣味。捜査用ロボットテクロイドのビゴラスとコンビを組む。

鳴海 吾郎 (なるみ ごろう)

未来都市セントラルシティのハイテク犯罪捜査隊であるテクノポリスの部長。年齢は45歳。頻発するメカを悪用した犯罪に対処するためにテクノポリスを設立した。中央捜査局出身の厳格な指揮官。

風吹 エレナ (かざぶき えれな)

年齢は20歳。未来都市セントラルシティの中央捜査局からハイテク犯罪捜査隊であるテクノポリスに抜擢されたエリート。メカやハイテクに精通し、捜査用ロボットテクロイドのスキャニーとコンビを組む。 暴走する新鋭戦車MBT-99Aテムジンの内部で調査中、無人戦闘システムコマンドⅡシステムが発動し、内部に閉じ込められた。

ビゴラス

『テクノポリス21C』に登場するロボット。香坂 かおる とコンビを組む近接戦闘型の捜査用ロボットテクロイド。会話機能は無く、重装甲で水中行動も可能。内蔵するコンピューターの容量が少ないため、他のテクロイドよりも判断能力に劣る。

スクラッチ

髭がトレードマークの無骨な元戦車兵。某国に雇われ、相棒のクライムと共に新鋭戦車MBT-99Aテムジンをジャックする。

テクロイド

『テクノポリス21C』に登場するロボット。未来都市セントラルシティのハイテク犯罪捜査隊であるテクノポリスが使用する捜査用ロボット。汎用型のブレーダー、情報分析型のスキャニー、近接戦闘型のビゴラスの三台が配備されている。 完全な自律能力はないので、壬生恭介達刑事の指示が必要になる。重大な損傷を受けた場合は、頭部と胴体が分離して離脱する。

クライム

コンピューター端末を使いこなす頭脳派の犯罪者。元戦車兵の相棒スクラッチと共に、新鋭戦車MBT-99Aテムジンをジャックする。

特捜マシン隊 (くそうましんたい)

『テクノポリス21C』に登場する組織。未来都市セントラルシティで頻発するメカを悪用した犯罪に対処するため、中央捜査局の鳴海吾郎によって設立された専門捜査隊。通称はテクノポリス。各機関から抜擢された壬生恭介、風吹エレナ、香坂 かおるが捜査官として在籍。 テクロイドと呼ばれる、捜査用ロボットとコンビを組んで、事件に対処する。本部は、幹線道路上に設置され、出動の際には交通止めの表示を出して、捜査用車輌のロードレンジャーが出動する。

スキャニー

『テクノポリス21C』に登場するロボット。風吹エレナ とコンビを組む情報分析型の捜査用ロボットテクロイド。会話機能、頭部のマルチアイ、10メートル伸縮する探査用の万能ブロープなど装備している。

場所

セントラルシティ

『テクノポリス21C』に登場する街。ハイテク技術が集積している未来都市。メカを悪用した犯罪が頻発し、中央捜査局の鳴海吾郎によって、専門捜査隊テクノポリスが設立された。

その他キーワード

ロードレンジャー

『テクノポリス21C』に登場する乗り物。未来都市セントラルシティのハイテク犯罪捜査隊であるテクノポリスが使用する捜査用車輌。六輪のオープンカーであり、三台の捜査用ロボットテクロイドを事件現場に搬送する。 動力はガスタービンエンジン。装甲車並の防御力とレーザー、ミサイル等の武装も搭載している。事件の際には幹線道路の通行を止めて、テクノポリス本部から出動し、運転は壬生恭介が行う。

MBT-99Aテムジン (えむびーてぃーきゅうじゅうきゅうえーてむじん)

『テクノポリス21C』に登場する乗り物。未来都市セントラルシティが属する国の空軍の次期主力戦車として開発された空挺用戦車。カスタービンエンジン、150ミリ砲、防御ミサイルや対空用レーザー銃などを装備する。 乗員は二名だが、自律型コンピューターを内臓し、その死亡時には無人戦闘システムであるコマンドⅡシステムが発動する。某国に雇われた犯罪者スクラッチとクライムによってジャックされ、セントラルシティ市内を暴走した。 二人がテクノポリスに逮捕されると、コマンドⅡシステムが発動し、内部で調査中の風吹エレナを乗せたまま再び暴走を始める。

MBT-90マズルカ (えむびーてぃーきゅうじゅうまずるか)

『テクノポリス21C』に登場する乗り物。『テクノポリス21C』に登場する乗り物。未来都市セントラルシティが属する国の空軍の主力戦車。無人戦闘システムであるコマンドⅡシステムが発動し、暴走する新鋭戦車MBT-99Aテムジンを鎮圧するために軍が出動させた。 155ミリ砲、ミサイルなど搭載し、幹線道路上で三輌がMBT-99Aテムジンと交戦し撃破される。

コマンドⅡシステム (こまんどつーしすてむ)

『テクノポリス21C』に登場するシステム。未来都市セントラルシティが属する国の空軍の次期主力戦車MBT-99Aテムジンに装備されている自律式戦闘システム。MBT-99Aテムジンをジャックした犯罪者スクラッチとクライムがテクノポリスに逮捕されると発動した。

クレジット

原案

鈴木敏充

総監督

松本正志

脚本

松崎健一 , , 山本優 , 松本正志

作画監督

平山則雄 , 大川こうぎ

音楽

久石譲

アニメーション制作

東宝映像

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