女帝 薫子

女帝 薫子

舞台は銀座のクラブ「ゴージャス」。自分の肉親を探すため、「薫子」という名を手がかりに、ホステスとなった二人の少女が、互いに競い合いながら成長していくさま描いた作品。原作倉科遼、作画和気一作の『女帝』シリーズ第三作。

正式名称
女帝 薫子
ふりがな
じょてい かおるこ
作画
原作
ジャンル
水商売
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概要・あらすじ

銀座の夜の世界に、二人の少女が飛び込んだ。母親を探す紗也と、父親を探す美樹。互いに自分の肉親に捨てられたという過去を持つ二人は、「薫子」という名前を手がかりに、銀座のクラブ「ゴージャス」で働き出すこととなる。その「ゴージャス」は二人のチイママが争いを繰り広げる、大奥さながらの様相を呈していた。紗也美樹もそれぞれの派閥に分かれ、「薫子」の源氏名をめぐって激しく競い合うのだった。

登場人物・キャラクター

西村 紗也 (にしむら さや)

秋田県能代市出身。地元では有力な資産家であった父と、その愛人の間に生まれた。母は紗也を産むと姿を消し、父は認知はしたものの同居はせず、紗也を自分の両親のもとへ預けた。祖父母に育てられていたが、10歳のころ父を事故で失い、その後祖父に続いて祖母も亡くなり、天涯孤独の身となる。祖母が死の間際に残した「母は生きており、田中薫子という名で銀座のクラブで働いている」という言葉を聞き、夜の銀座で働くことを決意した。 高校卒業後すぐに、美樹と同時に銀座のクラブ「ゴージャス」に入店する。入店後は百合ママの下につくこととなる。誠実な接客で頭角を現し、「ゴージャス」を代表するホステスへと成長していく。美樹と同じく「薫子」という源氏名を希望したため、その名をめぐって競い合うこととなる。

美樹 (みき)

長崎県出身。「薫子」という名の愛人に走り自分を捨てた父親を探すため、夜の銀座で働くことを決意した。高校卒業後すぐに、紗也と同時に銀座のクラブ「ゴージャス」に入店する。入店後は美奈ママの下につくこととなる。控えめな紗也とは逆に上昇志向が強く、客と寝ることも厭わない。 紗也と「薫子」の名をめぐって争い合ううちに頭角を現し、紗也と並んで「ゴージャス」を代表するホステスとなる。

純平 (じゅんぺい)

紗也の幼馴染み。幼いころから、いじめられがちだった紗也を守っていた。高校卒業後、地元の会社に就職したものの、銀座のホステスとなった紗也のことが気にかかり一ヶ月で退社、彼女を追って上京し、銀座のキャバクラ「デザイアー」の黒服となる。

大林 真紀 (おおばやし まき)

クラブ「ゴージャス」のオーナー(大ママ)。銀座の女帝候補の一人と言われている。紗也と美樹に才能を見出し、二人を後継者に育て上げようと考えた。

美奈 (みな)

クラブ「ゴージャス」のチイママ。新人ホステスや黒服に厳しく、手を上げることが少なくない。その気性の激しさから、「ゴージャスの西太后」とあだ名される。百合ママとは「ゴージャス」を二分し、成績争いを繰り広げている。ホステスに枕営業を行わせ上客をつかみ、景気のいい客には派手に大金を使わせる「太く短く」の接客を行っている。

百合 (ゆり)

クラブ「ゴージャス」のチイママ。「ゴージャスの東太后」とあだ名されている。美奈ママと「ゴージャス」を二分し、反目しあっている。美奈ママとは正反対に、客ひとりひとりを大事にする「細く長く」の接客を心がけている。華道や書道を嗜み、穏やかな人柄だが、銀座の女らしいしたたかさを持ち合わせている。

鶴田 (つるた)

クラブ「ゴージャス」常連の代議士。美奈ママに入店初日の紗也をあてがわれたが、彼女に手を出さず家まで送り届け、銀座で働くことの心構えを教えた。

倉本 (くらもと)

クラブ「ゴージャス」常連の小説家。夜の世界を題材にした作品を多く手がけている。美奈ママと百合ママの派閥争いに巻き込まれ、激昂。一時は「ゴージャス」にはしばらく来ないとまで言ったが、自身の作品の愛読者だった紗也を気に入り、発言を撤回した。

内藤さん (ないとうさん)

銀座の「コンシェルジュ」と呼ばれる老人。銀座で50年間街頭に立ち、クラブの客たちの道案内やタクシーの案内をしている。母を探す紗也に「銀座の女は銀座以外で働くことはないから、紗也の母も必ず銀座にいるはず」と語った。

関川 三郎 (せきかわ さぶろう)

70歳。人材派遣会社を起業し、億万長者となった老人。競走馬を多数所有する馬主でもある。美奈ママに美樹を紹介され、ともに一日を過ごした。自身の孤独な胸のうちを見抜いた美樹に、心ある接し方をされ、彼女の客となった。

夏美 (なつみ)

銀座のキャバクラ「デザイアー」のホステス。青森県津軽地方出身。同じく東北出身の純平を気にかけ、彼の初体験の相手となった。

宮沢 潤 (みやざわ じゅん)

世界ライト級チャンピオンのボクサー。所属するジムの会長と後援会の会長に連れられ、クラブ「ゴージャス」を訪れた。赤ん坊のころに自分を捨てた両親を探すため、ボクサーとなり有名になることを目標としていた。網膜剥離を隠しつつ臨んだ初防衛戦で敗退、失明の危機に陥ってしまう。

松嶋 義則 (まつしま よしのり)

経団連の副会長で、亜細亜自動車の社長。宮沢潤の父。25年前、銀座に勤める女性と不倫。その女性は、潤を産んで他界している。紗也から潤が失明の危機に瀕していることを聞き、社長の地位を捨てて潤とともに生きることを選択した。紗也の母「薫子」のことを知っており、彼女を探し出す手助けをすることになる。

雪乃 (ゆきの)

銀座のクラブ「雪乃」の初代ママ。かつて銀座の女帝と言われた人物。現在はある女性に店を譲り、二代目を名乗らせている。ある理由から、紗也を銀座から追放しようとしている。

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