おくさまは女子高生

おくさまは女子高生

人妻である女子高生・小野原麻美を主人公に、麻美や周囲の人間の恋愛模様のドタバタを描いたエロティック・ラブ・コメディ。青年誌掲載作品のため、性描写が多い。

正式名称
おくさまは女子高生
ふりがな
おくさまはじょしこうせい
作者
ジャンル
ラブコメ
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概要・あらすじ

主人公の小野原麻美は、女子高生ながら高校の教師・市丸恭介と結婚をしている。しかし、この結婚は周囲には秘密。高校を卒業するまでセックスは禁止という制約を麻美の父と交わしている。そんなふたりに関わる、浮気や心変わり、すれ違いなどの恋愛のドタバタや、周囲の恋愛事情を描いたエロティック・ラブ・コメディ。

登場人物・キャラクター

小野原 麻美 (おのはら あさみ)

高校2年生の女子高生ながら、家庭教師として知り合った市丸恭介と結婚している人妻でもある。魅力的なプロポーションにあどけなさが残る表情の美少女。幼い頃はお父さんっ子で、中学生まで父と一緒にお風呂に入り、父の言いつけはなんでも守っていたほど。高校に入ってからも、性的な知識や思考などにやや幼く頼りない面が見られる。 家事はそれなりにこなすことができる。友達思いだが、おせっかいな一面があり、トラブルのもととなることも。市丸恭介のことが大好きで、ふたりきりのときはダンナ様と呼んでいる。運動オンチで体育祭が嫌い。性格的には真面目なため、授業のノートはしっかりとっている。

市丸 恭介 (いちまる きょうすけ)

小野原麻美の夫で、麻美が通う高校の物理教師を務める。眼鏡をかけた男性。麻美とは、麻美が中学生の頃、家庭教師として出会った。最初は麻美に好かれていなかった。それなりに真面目で誠実ではあるが、欲望には流されがちな普通の男性。

堀口 かすみ (ほりぐち かすみ)

小野原麻美と同じ高校に通う女子高生で、麻美の友人。高校2年生。眼鏡をかけている。勉強に対してはあまり真面目ではない。矢野透のことが好きだったが、映画研究会に入部後は岩崎航平とコンビを組んで行動することが多く、仲間として気さくに付き合っている。眼鏡を外すと美少女で、スタイルも良い。

岩崎先生 (いわさきせんせい)

小野原麻美が通う高校で英語教師を務める若い女性。惚れっぽく、恋愛をすると自分を制御できなくなるため、生徒である天海明と付き合っていたことも。市丸恭介のことが好きになり、小野原麻美と結婚していることを知った後もアタックをする。岩崎航平の姉だが、家を出て一人暮らしをしている。

水ノ咲 サクラ (みずのさき さくら)

小野原麻美と市丸恭介が住む家の隣に引っ越してきた女性。27歳、さそり座。バスト91、ウエスト60、ヒップ88の肉感的な体が魅力的な美女。コギャルクラブ桜子というキャバクラに勤めている。キャバクラでの源氏名はチェリー。息子・水ノ咲サスケがいるが、弟と紹介することもある。 水商売から足を洗うため結婚したいと考えており、麻美と恭介が結婚していると知らず、恭介を酔わせ、身体で落そうとした。下世話で下品なところはあるものの、ふたりの事情を知ったのちは、麻美の相談役となるなど、面倒見が良い一面も見せる。

水ノ咲 サスケ (みずのさき さすけ)

母である水ノ咲サクラと共に小野原麻美と市丸恭介が住む家の隣に引っ越してきた少年。性的に早熟で、麻美の身体が大好き。麻美と市丸が身体的に結ばれることを邪魔しようとする。麻美からは弟のように可愛がられており、共に風呂に入ったり、一緒に眠ったりすることもある。

岩崎 航平 (いわさき こうへい)

小野原麻美と同じ高校に通う男子高校生。高校2年生。いつもビデオカメラを持ち歩いており、女子ばかり撮影しているため、周囲からエロ崎と呼ばれ変態扱いされている。図書館でぶつかったことをきっかけに麻美と知り合い、撮影させてくれと頼んでくる。のちに映画研究会を発足。 部長を務める。実家の1階はキッチンいわさきで、2階に自室がある。英語教師の岩崎の弟。

矢野 透 (やの とおる)

小野原麻美と同じ高校に通う男子高校生。映画研究会に所属し、脚本を担当する。堀口かすみが好きになった相手。口数が少なく、どこか人を寄せ付けないような雰囲気があるが、本来は優しい性格。学校に内緒でバイク通学をしている。矢野真理子の兄。真理子は父の再婚相手の連れ子で血のつながりはない。 真理子のほか、両親の間に生まれた妹が一人いる。真理子のことで父と仲違いしてから、真理子以外の家族とは今ひとつうまくいっておらず、家を出て一人暮らしをしている。

矢野 真理子 (やの まりこ)

女子高生。矢野透の妹だが、透は母の再婚相手の連れ子のため血のつながりはない。母の再婚以降、家族に馴染めずにいたが、気にかけてくれた透とだけは仲が良く、恋心にも似た感情を覚えている。他者のために自分を犠牲にするようなところがある。

桜木 あや (さくらぎ あや)

小野原麻美と同じ高校に通う女子高生。高校2年生。麻美と市丸恭介が公園でキスをしているところを見てしまい、それを麻美に伝えたことから知り合いとなる。幼い頃に両親が離婚しているため、母と一緒に暮らしている。お父さん子だったが、両親の離婚以来、父親とは会っておらず、そのせいか恋愛対象として中年以上の男性を選択してしまうオジサン好き。 妻のいる男性と不倫をし、ふられるということを繰り返している。性格は明るいが、父親の愛情を得たいという欲求がある。

天海 明 (あまみ あきら)

小野原麻美と同じ高校に通う男子高校生。2年生。過去、英語教師である岩崎と付き合っていたことがあり、別れてからも体だけの関係を続けている。成績優秀で運動神経も良く性格も温和、他生徒からの人望も厚いが、本来は根っからの快楽主義者で、楽しいこと以外はしたくない。また、楽しいと感じたことは相手がどう感じようと自分が満足するまではやめないという利己的な人物。 自分になびかない小野原麻美に興味を持ち、自身が生徒会長を務める生徒会に引き込む。

くるみ

水ノ咲サクラと同じキャバクラに勤める女性。おっとりとした喋り方をする美女。キャバクラの寮に住んでいる。諸事情で家を出た小野原麻美が、サクラの口利きでこの寮に住むことになったことで知り合いとなる。この寮は別名をくるみ寮と呼ばれ、彼女に気に入られないと寮に住むことはできないと言われている。 レズビアンで、気に入らない女の子はそばに置かない主義。

園田 (そのだ)

小野原麻美が通う高校の教師。若い男性。市丸恭介と仲が良く、行動を共にすることがある。教師にしては軽薄な性格で、職員室でキャバクラに行こうと市丸を誘うことも。酒には弱い。呪凶子という、ゴスロリ風の格好をしたオカルト趣味の恋人がいる。

麻美の父 (あさみのちち)

小野原麻美の父。有限会社小野原金属をきりもりする恰幅の良い中年男性。麻美のことを大変かわいがっており、ほかの男を遠ざけるよう教育し、中学生までは一緒に風呂に入っていた。市丸恭介との結婚には「絶対学校にバレてはいけない。夫婦でも卒業までHしてはいけない。まして子供なんてもってのほか」と告げ、これを破った時には離婚させるという誓約書を作らせている。 度々ふたりの家を訪れ、麻美の下着などをチェックしている。

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