ウラカタ!!

ウラカタ!!

大学を舞台に、弱気でネガティブ思考な性格の栗栖蘭丸が、手先の器用さを買われ七石大学映像系サークル専門美術班の一員となり、活躍するコメディタッチの学園ドラマ。

正式名称
ウラカタ!!
ふりがな
うらかた
作者
ジャンル
ギャグ・コメディ
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概要・あらすじ

栗栖蘭丸は高校時代、クラスメイトとうまくいかなかったことから、東京の七石大学に進学した。ここで映画の撮影に鉢合わせし、トラブルに巻き込まれた蘭丸は、七石大学映像系サークル専門美術班のメンバーと知り合う。部長の郷田流司に手先の器用さを買われ、強引に入部を迫られた蘭丸だが、映画製作のものづくりに関わるうち、楽しさを覚え、癖のある部員たちとも交流を深めてゆく。

登場人物・キャラクター

栗栖 蘭丸 (くりす らんまる)

『ウラカタ!!』の主人公の男性。七石大学文理学部1年。引っ込み思案で目立つことや人と関わることが苦手。ネガティブ思考で、相手の言葉や態度を悪い方へと考え過ぎてしまう。高校で同級生とうまくいかなかったこともあり、田舎を離れ、東京にある七石大学へ進学。おばの家から大学へ通っている。非力だが手先が器用でものづくりが好き。 頼まれると嫌とは言えず、なんでも引き受けてしまうこともあり、郷田流司の強引な勧誘から七石大学映像系サークル専門美術班に入部する。実家は漁師をしており、長男だが船酔いがひどく跡継ぎになるのは難しいと考えている。姉がひとりいる。

郷田 流司 (ごうだ りゅうじ)

七石大学映像系サークル専門美術班の部長を務める男性。経済学部3年。得意分野は造形全般で、主に大道具、小道具などを担当するが、オールマイティになんでもこなす。こだわりが強く、プランを実現するためには手段を問わないため、「美班のジャイアン」とも呼ばれる。熟考したいときや怒りを鎮めたいときは細かい作業をする。 酒に弱く、一口飲んだだけでも倒れるほど。樋田宇一郎とは幼馴染の関係。

円城 瑠佳 (えんじょう るか)

七石大学映像系サークル専門美術班の副部長を務める女性。経済学部3年。主にメイクと衣装を担当する。ミシンを踏むのが好き。明るくおおらかな性格で、郷田流司からは大雑把女と言われることも。体に似合わずかなりの大食漢で、好物はからあげ。人当たりが良く、心配りもできるためスタッフ受けが良く、「美術部の良心」とも呼ばれている。 5歳年下の弟がいる。

六武 真麻 (ろくぶ まあさ)

七石大学映像系サークル専門美術班所属。主に特殊メイクや造形を担当する商学部2年生の女性。特殊効果担当。本来は内向的な性格だが、サークル活動と恋愛を両立させてこそ青春と思い込んでいることから、合コンには積極的に参加している。ゾンビが好きで、強いこだわりを持っている。

天馬 吐夢 (てんば とむ)

七石大学映像系サークル専門美術班で雑用をこなす文理学部1年の男性。手先が不器用なため、道具製作などにはあまり関わらないが、材料集めや力仕事などを担当している。アクションが大好きで、体力には自身がある。父が経営している天馬自動車という修理工場の、使用していなかったガレージを美班の第二作業場として提供している。

沙村 一澄 (さむら いずみ)

七石大学映像系サークル専門美術班に所属する、経済学部3年の男性。イラストやデッサンを得意とし、主にデザインなどを担当している。美形で人当たりが良いため非常にモテるが、とらえどころのない性格で会話がうまく成り立たないことから、ふられることも多い。「美班のスナフキン」の通称を持つ。美術サークルを掛け持ちしている。

小洞 蒼 (こぼら そう)

栗栖蘭丸が下宿をしている叔母の家の娘。蘭丸のいとこにあたる。鵠冬女子高校3年、17歳の女子高生。小洞陸の姉。生徒会副会長を務め、文武両道、才色兼備で、女子校内でも屈指の人気を誇るが、無理をしてイメージを保っている部分もある。

樋田 宇一郎 (ひだ ういちろう)

七石大学映画研究会で監督を務める文理学部3年の男性。クライム映画を専門とする。「温泉ソムリエ殺人事件〜犯行は湯けむりと共に〜」を撮影するため、美班にセットや衣装を依頼。ナルシストで常に女性をはべらせている。女性には優しい。郷田流司とは幼馴染の関係。

甲斐 利一 (かい りいち)

七石大学映画研究会で監督を務める商学部3年の男性。見た目、言葉遣い共にやや女性的。円城瑠佳に告白し、断られたことがある。

久枝 良千乃 (くえだ らちの)

七石大学映画研究会役者班の新人女優。文理学部の女性。映画のセットに配置されていたフィギュアを揶揄し、郷田流司にたしなめられたグループにいた。その後郷田に彼氏のふりをしてストーカーから守ってくれるよう依頼してくる。可愛らしい雰囲気の女性。

宇藤田 (うとうだ)

現代シネマ研究会の会長を務める男性。大正ロマン風の衣装を好み、大学内でも書生風の袴姿で丸眼鏡をかけている。

天馬・ヴィトー・コルレオーネ (てんばゔぃとーこるれおーね)

『ウラカタ!!』に登場する犬。シベリアン・ハスキーのオス。1歳。異常に人懐っこいため、七石大学映像系サークル専門美術班のマスコット的な存在として可愛がられている。

小洞 陸 (こぼら りく)

栗栖蘭丸が下宿をしている叔母の家の息子。小洞蒼の弟。蘭丸のいとこにあたる。トゲ蔵というハリネズミを飼っており、かわいがっている。怒った姉が怖い。

場所

七石大学映像系サークル専門美術班 (しちこくだいがくけいぞうけいさーくるせんもんびじゅつはん)

七石大学にある4つの映像系サークル、映画研究会、特撮映画同好会、現代シネマ研究会、SF映画研究会から専門に美術・衣装全般を一手に引き受ける、大学唯一の裏方系サークル。通称・美班。大道具、小道具、衣装、メイクスタッフで結成されたチームを作り、各映画の裏方として参加する。 部長・郷田流司、副部長・円城瑠佳。栗栖蘭丸は小さなトラブルからこのサークルの存在を知り、郷田流司の強引な勧誘で入部することになる。

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