『馬の耳に風』シリーズ

『馬の耳に風』シリーズ

江戸時代を舞台に、三人の若者の呑気な姿を通じて、江戸の人々の日常と心情を浮き彫りにする時代劇漫画の短編連作シリーズ。

正式名称
『馬の耳に風』シリーズ
ふりがな
うまのみみにかぜしりーず
作者
ジャンル
時代劇
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概要・あらすじ

短編集『ニッポニア・ニッポン』に収録。江戸時代を舞台に、呑気に学者をやっている馬風、旗本の次男坊で幼時より女姿のおかつ、三味線の名手で旗本の嫡男・の三人が、ちょっとした事件と関わり合う時代劇漫画の三部作。

登場人物・キャラクター

馬風 (ばふう)

馬風庵に住まいする32歳の学者。総髪を後で束ね、不精髭が目立つむさ苦しい風体の知恵者。どうやって生活しているのかは謎。第一作のタイトル及び、馬風と馬風庵は「上方いろはかるた」の「馬の耳に風」(「馬耳東風」「馬の耳に念仏」と同義)を踏まえている。

野火止 勝四郎 (のびどめ かつしろう)

馬風の遊び仲間。与力・野火止彦十郎の双子の弟。双子を忌む風習があったためか幼時より女装をさせられていた。下帯は着けず、男姿でも湯文字を使う。女性的ではあるが、女性として見た場合はかなり乱暴で、おきゃんな江戸娘風。21歳で遊び仲間三人組の中では最も若い。 (第一作では姓を「火火止」と表記しているが、第二作月夜の宴の扉では作者の手書きで野火止と表記されているので、そちらに従う)。

守屋 弓弦 (もりや ゆづる)

馬風の遊び仲間。千五百石の旗本の若様で三味線の名手という風流人。26歳。第二作で鼓の音の正体を暴くのを、自分で依頼しておきながら不粋だと感じているらしい。繊細な粋人でもある。

関連

馬の耳に風 (うまのみみにかぜ)

短編集『ニッポニア・ニッポン』に収録された短編三部作馬の耳に風の第一作。江戸時代をのんびりと生きる、若い学者・馬風とその友人である女姿のおかつ、三味線の名人で旗本の嫡男・若の三人が心中騒動に巻き込まれ... 関連ページ:馬の耳に風

月夜の宴 (つきよのうたげ)

短編集『ニッポニア・ニッポン』に収録された短編三部作馬の耳に風の第二作。江戸時代をのんびりと生きる、旗本の嫡男、若の三味線の音色に合わせて打たれる鼓の音の秘密を探ろうと、学者の馬風とおかつが興味半分で... 関連ページ:月夜の宴

冥府の花嫁 (めいふのはなよめ)

短編集『ニッポニア・ニッポン』に収録された短編三部作馬の耳に風の第三作。馬風、おかつ、若がのんびり釣りをしているところに、前橋先生の未亡人・千枝が通りかかり、夫の形見分けとして馬風に『解體新書』を託し... 関連ページ:冥府の花嫁

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