下北GLORY DAYS

下北GLORY DAYS

恋人の田嶋みのりと同じ大学に入るために上京した浪人生・大野優太が、住人が全員女性というシェアハウス・ぬーとぴあに入居し、様々な体験をしていくお色気要素多めの青春ラブコメ漫画。優太の浪人一年目がシーズン1であり、彼がぬーとぴあの管理人となった浪人二年目がシーズン2となっている。

正式名称
下北GLORY DAYS
ふりがな
しもきたぐろーりー でいず
作者
ジャンル
ラブコメ
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概要・あらすじ

東京の六教大学に入学した恋人の田嶋みのりと同じ大学に通うために長野から上京した浪人生・大野優太は、住居を確保するべく歩き回った末に下北沢にあるシェアハウス・ぬーとぴあに行き着く。先住者が全員女性で美人揃いという環境だったが、優太はボディガード兼、家事のほとんどをこなす代わりに家賃一万円という条件で入居することに。

ぬーとぴあのシェアメイト達はクセの強い人ばかりだが、人のいい優太はシェアメイト達の抱える問題に一緒に立ち向かい、信頼や好意を抱かれていく。次第に大胆になっていくシェアメイト達に満更でもない優太だったが、ある日自分の置かれた状況がみのりにバレてしまう。あくまでみのりのことが好きな優太だが、ぬーとぴあからも離れ難いために次第にみのりとのすれ違いが多くなってしまい、ついには振られてしまう。

しかし、優太はシェアメイト・上原真央の励ましを受けてもう一度みのりと向き合うことを決意。再び六教大学を目指して勉強しはじめるのだった。

登場人物・キャラクター

大野 優太 (おおの ゆうた)

恋人・田嶋みのりと同じ六教大学に入るために長野から上京してきた浪人生。料亭を営む父親からは後を次ぐことを望まれており、ほぼ家出同然で上京したために折り合いが悪い。様々なシェアハウスで断られ続けた後にぬーとぴあに行き着く。家賃は一万円という破格の値段だが、家事全般を引き受ける上に部屋も狭い物置しか与えられていない。 シェアメイトは全員女性であるが、害は無さそうと思われている。正義感が強く困っている人を放っておけない性格であり、シェアメイトたちの問題にも一緒になって立ち向かうため、徐々に彼女らから信頼されるようになり、また好意も抱かれるようになっていく。しかし、そのせいでみのりとの関係が崩れていってしまう。 春の時点での偏差値は35という低さであり、合格はほぼ絶望的と周囲からは指摘されている。高校では野球部に所属していたが補欠。

田嶋 みのり (たじま みのり)

大野優太の高校時代からの恋人。現在は六教大学文学部一年生で、チアリーディング部所属している。優太の心優しいところに惚れており、将来は彼との同居を考えている。優太のことは信じているものの、彼に対して馴れ馴れしいぬーとぴあの住民たちには嫌悪感を抱いており、優太の上京以来、彼との関係は悪化しつつある。

上原 真央 (うえはら まお)

ぬーとぴあの住民。国立医大を目指す浪人二年目の女性。美人で気が強く、さばけた性格の持ち主。特技はかかと落とし。学費を稼ぐためにキャバクラでバイトをしている。ぬーとぴあの常識人であり、田嶋みのりからの信頼もある。当初は大野優太のことを馬鹿な人間だと見下していたが、彼の素直な優しさを目の当たりにしてからは考えを改めるようになり、いつしか彼に仄かな恋心を覚えるようになっていく。

室井 千帆 (むろい ちほ)

ぬーとぴあのオーナー。気っ風が良く頼りがいのある美人で、ぬーとぴあのシェアメイトからはお姐と呼ばれている。垣根の無い人間関係を作ることが目的であり、屋号のぬーとぴあにもその願いを込めている。昼間は大手衣料品メーカーの服飾デザイナーをしており、平社員ながら周囲を動かすほど有能。 酒好きな上に酒癖が悪く、酔うと人の布団に潜り込むクセがある。

小森 三葉 (こもり みは)

ぬーとぴあの住民。女子大の文学部に通いながら、芥川賞を狙う文学少女。人並み外れた巨乳を持つメガネっ子でもある。頭が良く、勉強や執筆の傍ら大野優太の勉強も見ている。シェアメイトからはお嬢と呼ばれているが、実際に極道の娘。そのため、普段はおとなしいが凄んだ時には迫力がある。 実家を嫌っており、家を飛び出してぬーとぴあに住んでいる。当初、ぬーとぴあに男性を入れることには反対しており、優太自身にも様々な経緯から反感をもっていた。しかし、とある事件で彼の勇気や優しさに気がつくと優太に強い好意を抱き、積極的にアプローチをかけるようになる。

仁科 なつめ (にしな なつめ)

ぬーとぴあの住民。アルバイトで生計を立てる傍ら、劇団に所属する女優の卵。私生児であり、親からの愛情を知らずに育ったため、一時期荒れていたことがある。大野優太が入居した当初から彼に男を感じないと下着姿を平気で見せていたが、夏のキャンプで優太が命がけで自分を助けに来てくれたことに感謝しており、それ以降、彼を振り向かせようとしている。

冨田 桃子 (とみた ももこ)

大野優太の予備校での同期。後にぬーとぴあに入居することになる。偏差値は優太と同程度であり、将来も学校のアイドルになるという漠然とした夢しか抱いていない。意見がコロコロ変わる上に勢いででまかせを言ってしまうことも多いトラブルメーカー。優太のことが気になりつつも、他にいい男を見つけると気持ちがすぐに変わってしまう。 プロポーションの良いぬーとぴあの住民たちに比べて、起伏の乏しい自分の体がコンプレックス。

岡崎 カオル (おかざき かおる)

ぬーとぴあで最古参の住人。職業は美容師。ハキハキとしたしっかりものの美人で、ぬーとぴあの良心。昔様々なシェアハウスを転々としてきた時期があり、その時に嫌なことも多く経験してきたことからぬーとぴあではマナーに非常に厳しい。実は7歳になる娘がいる。

集団・組織

六教大学 (ろっきょうだいがく)

『下北GLORY DAYS』に登場する学校。大野優太の恋人・田嶋みのりが通う大学であり、優太の志望校。偏差値60を越す難関大学。名前や校舎の様子から立教大学をモデルとしていると思われる。

場所

ぬーとぴあ

大野優太らが暮らす下北沢にあるシェアハウス。2階建ての一軒家。ジョン・レノンのアルバム・『ヌートピア宣言』から名前が取られており、オーナー・室井千帆の垣根の無い人間関係を作りたいという気持ちが込められている。

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