THE WORLD CUP 1962

THE WORLD CUP 1962

舞台は1962年、キューバ危機により米ソ間の緊張が高まっていたころの日本。小坊主の少年・小林と彼が愛する少女亀子が、偶然にも巨大ロボットに乗ることとなる。黒田硫黄のロボットアクション短編。短編集『大王』に収録。

正式名称
THE WORLD CUP 1962
ふりがな
ざ わーるど かっぷ いちきゅうろくに
作者
ジャンル
その他SF・ファンタジー
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概要・あらすじ

1962年、米ソ冷戦の緊張が核戦争寸前にまで発展しかけていたころの日本。寺の小坊主・小林は、愛する少女亀子を守るため、日夜いじめっ子と戦っていた。そんなある日、小林は育ての親である寺主さまが倒れているところに遭遇、「石井部隊とキャノン機関が極秘裏に開発していた核戦争後の戦略システム」の鍵を託される。

亀子を無理やり連れだし、隠し場所の鍵を開けた小林。そこにあったのはアメリカ陸軍の巨大ロボットであった。時を同じくしてアメリカは核ミサイルを発射、報復により世界は核の炎に包まれてしまう。

登場人物・キャラクター

小林 (こばやし)

育ての親が寺主を務める寺の小坊主の少年。学校には通っていない。寺主からは「野良犬」と呼ばれ厳しく教えを受けている。亀子のことが好きで、彼女にちょっかいをかけるいじめっ子たちに、日々立ち向かっているが、まったく歯がたたないでいる。

亀子 (かめこ)

同級生のいじめっ子たちに目を付けられている少女。何かと顔を突っ込んでくる小林を若干疎ましく感じている。

寺主 (じしゅ)

小林の育ての親。普段は寺の寺主だが、裏の仕事に関わっている様子。

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