おいピータン!!

おいピータン!!

食べることが大好きな太ったサラリーマン大森利夫。彼を中心に会社の同僚やご近所さんが、食や恋をテーマにドラマを織りなすオムニバスコメディ漫画。平成17年度講談社漫画賞・少女部門受賞作品。

正式名称
おいピータン!!
ふりがな
おいぴーたん
作者
ジャンル
ギャグ・コメディ
 
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概要・あらすじ

大森利夫は恰幅のいいサラリーマン。彼は食べることが大好きであり、常日頃から日々の食事について頭を巡らせている。今日もまた、恋人の渡辺、飼い猫のクロ、同僚たち、果てはご近所さんたちとの笑い溢れる食生活が展開していく。

登場人物・キャラクター

大森 利夫 (おおもり としお)

太ったサラリーマン。外見は少々暑苦しいが、男らしく頼りがいがある性格。食べ物に様々なこだわりがある。台湾料理屋瑞鳳でいつもピータン豆腐を頼むことから、店の常連カップルから密かに「ピータン」と呼ばれている。食の好みが似通っていることから、同じ部署の渡辺さんと付き合うようになった。 黒猫クロの飼い主。

クロ

目つきは悪いが、可愛げのある黒猫。左目だけ二重。捨て猫だったが、大森利夫に拾われ、ペットとなった。初恋の相手は黒犬。スピンオフ漫画の『おいクロタン!!』では主人公をつとめる。

渡辺 (わたなべ)

大森利夫の交際相手。長い髪をきっちり結ったメガネ女子。何事にもきちんとしているような印象をもたれがち。大森とは同じ会社に勤める同僚。食の好みが似通っていることから大森とつきあうようになった。5秒だけ美人になれる特技がある。

松田 陽子 (まつだ ようこ)

大森利夫が昔つきあっていた女性。28歳。「男は見た目」主義で、大森を振った過去がある。引っ越した先で大森と再会した。食べ物の趣味趣向は大森と合う。様々な経験を積んだ末、大森の良さが改めてわかってきている。

マユ

実家暮らしのOL。父母と暮らしている。母親に世話されることに慣れきった生活をしているが、たまにひとり暮らしすることを思いつく。料理は、餃子だけが得意。なんだかんだで愛されて育った一人娘。しかし、習い事はいっさいしていない。後にタカシという恋人ができる。

マユの母 (まゆのはは)

マユの母親。日常生活で変な柄のTシャツを着ていることが多い。あらゆるものをお日様の光にあてて干すのが好き。マユが「ごはん半分」と要求しても、ぜったいに半分によそわないというこだわりを持つ。マユの父とは雨宿りの際、声をかけられたことがきっかけで付き合い始め、結婚した。ハンサムな店員のいる店にはまって、買い物を続ける癖がある。

マユの父 (まゆのちち)

マユの父親。入院するたびに大切なことを告白する癖がある。コーヒーはブラックが好きだが、長年それをマユの母に隠していた。にわか雨にふられ、理髪店の軒先で雨宿りした際、声をかけて電話番号を聞いたことが、マユの母とのなれそめである。ちなみにマユの母はとっさに1ケタまちがった番号を伝えたのだが、間違ってかかってきて電話がつながった。

大森利夫の母 (おおもりとしおのはは)

大森利夫の母親。利夫にそっくりな外見をしている。お茶にこだわりを持つが、あまり高級すぎる茶は受け付けない。利夫を含めた3人の息子の母親。長男の嫁忍を面白い嫁と認定して可愛がっている。

大森 忍

大森利夫の長兄の嫁。旦那の実家で気の利く嫁と認められるよう、帰省の度にがんばっていたが、風呂場で和菓子を隠れ食いしたことから、面白い嫁として認定される。もらった野菜は、必ず料理して食べる片付け魔。中学時代はバレー部だった。

おでん屋のマスター (おでんやのますたー)

大森利夫と松田陽子が立ち寄るおでん屋のマスター。タコそのものの外観をしている。付き合っている男に殴られた陽子をふびんに思い、はんぺんをオマケした。陽子の大森に対する気持ちに気づいている。

山田玲子 (やまだれいこ)

大森利夫と同じ職場で働く女性。便秘がちで、大森から下剤をもらったことがある。職場でお土産を出すタイミングがへた。生ビールが大好きだが、ひとりで飲みに行くことに恥じらいを感じている。

谷村 (たにむら)

大森利夫と渡辺の職場の元先輩。転職した後、10歳年下の奥さんをもらう。家に遊びに来た大森と渡辺にその甘い新婚生活をからかわれた。後、妊娠した奥さんがつわりで寝込んだことで、料理に目覚めた。

ヨッシー

高校生の男の子だが、大森利夫に似た外観をしている。クラスでも地味な存在で静かに暮らしている。大森がメンチカツを食べに「サイトウコロッケ」に現れる度に、容姿が似ていることを指摘され、クラスの「派手グループ」にからかわれていた。しかし、大森がちょとハデだけどきれいなお姉さん(松田陽子)と仲良くしていたり、落ち着いた大人の女性の彼女(渡辺)がいることが判明し、なぜかヨッシーも「派手グループ」から少しだけ認められるようになる。

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