りびんぐでっど!

りびんぐでっど!

高校生の少年青山圭太の元に、元同級生の灰田もなこがゾンビになってやってきて、様々なトラブルを起こしていく。2010年51号から2011年2・3合併号に短期集中連載、その後2011年24号から32号まで再度短期集中連載され、2011年34号から本格連載された。

正式名称
りびんぐでっど!
ふりがな
りびんぐでっど
作者
ジャンル
ラブコメ
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概要・あらすじ

青山圭太は、明るく元気な灰田もなこに恋をしていた。ところが、彼女は階段から落ちて死んでしまった。自分の思いをしたためた手紙を棺に入れてお葬式を終えたところ、窓の外に死んだはずのもなこがいたことに気づく。彼女はゾンビ化しており、棺に入っていたラブレターを見て圭太の家に住まわせてもらおうと画策。楽観的なもなこは自分の境遇を全く不思議に思っておらず、ゾンビであることをエンジョイしていた。

ただしお腹を空かせると肉を猛烈に欲するため、人を襲う可能性を恐れた圭太は彼女と一緒に住むことになる。

登場人物・キャラクター

青山 圭太 (あおやま けいた)

高校生。同級生の灰田もなこに恋をしていたが、内気な性格で彼女と接することができなかった。もなこが死んだ後、自分の思いをしたためたラブレターを棺に入れる。ところがもなこはゾンビになって蘇り、その手紙を読んで彼の元にやってきた。居場所がなく、空腹になると人を襲ってしまうもなこのことが気になり、彼女を居候させる決意をする。 心配性で、もなこが焼肉屋でバイトをはじめたときはこっそり見に行くほどに過保護。

灰田 もなこ (はいだ もなこ)

底抜けに明るいツインテールの16歳の女子高生。青山圭太の同級生。親友は水森アンリ。楽天家で、何が起きても気にしない。父親は海外に仕事に行っており、母親は物心ついてからいなかったため、元は1人暮らしをしていた。階段から滑って落ちて死んだ後、ゾンビ化して蘇り、圭太の元で居候することになる。 死体なので体は全体的に血色が悪い。体は非常にもろく、ちょっとしたことで簡単にバラバラになるが、組み合わせて木工用ボンドでくっつけると元に戻る。空腹になると理性を失って人に襲いかかるが、肉で代用できるため、圭太が彼女が暴れないように常に肉の準備をしている。青山家でお世話になってからは、焼肉屋でバイトを始めている。 ざっくりとしたしゃべり方で、自分の体をいつも雑に扱う。常識はないが気は優しく、青山家夫妻をはじめ、人には礼儀をつくそうと考えている。圭太に対して好意を少しずつ抱き始めており、水森アンリと仲良くしていると嫉妬感情がわくことがある。転落死したため、階段が怖い。

水森 アンリ (みずもり あんり)

青山圭太の同級生。灰田もなこの親友。オカルトマニアで、退魔用の服を持っていたり、魔法陣が書けたりするが、実際の霊能力はない。後半では水晶球で圭太の家を覗いたり、惚れ薬を作ったりできるようになった。オカルト話になると饒舌になる。悩みごとがある時は、こっくりさんに相談をしている。 もなこの生前、彼女とささいな喧嘩をしたことを後悔していた。ゾンビである彼女を見て、悪霊だと感じて除霊しようとしたことがある。後に和解し、再び仲良くなった。圭太に恋をしており、彼との会話のきっかけができたことを喜んでいる。もなこのことは大好きだが、圭太と同棲状態なことに嫉妬をしている。

圭太ママ (けいたまま)

いつも笑顔で、おおらかで無邪気な性格の女性。青山圭太が灰田もなこを連れてきた時、楽観的な性格であっさり受け入れた。彼女が「学校に行けない病」だと勘違いしている。もなことはとても仲が良く、溺愛している。息子がもなこを好きなのをからかっている。もなこが学校に行きたいと言い出した時、彼女を自分の娘として通わせるように力を尽くした。 太り気味なのを気にしている。

圭太パパ (けいたぱぱ)

メガネをかけた男性。明るく優しい性格で、青山圭太が灰田もなこを連れてきた時、何も気にすることなく青山家に受け入れた。自ら息子やもなこに対して「過保護」であることを認めている。クリスマスには家族でプレゼント交換をしており、圭太よりも良いプレゼントを渡すことに全力をかけている。

黒川 満子 (くろかわ みつこ)

青山圭太のクラスの担任教師。アラサーの独身。やる気0のダメ教師だったが、灰田もなこが死んでからは心配性の熱血教師になった。道の小石を見ても、死ぬ可能性があると生徒たちに説教をする。オバケが苦手で、ゾンビ化したもなこを見た時泣きながら、水森アンリに退治を頼んだ。生徒からいじられることが多く、文化祭ではバニーガールの衣装を着させられた。

緑川 翔人 (みどりかわ しょうと)

灰田もなこが働き始めた焼肉屋「うしかく」の同僚。16歳。普段からゾンビであることを隠そうとする彼女を、悩みごとがあり体が悪い、と勘違いして、心配する。彼女に好意を持っており、時折行き過ぎてストーカーになる。青山圭太を、自分のことを好きな同性愛者だと思い込んでいる。

白井 玉美 (しらい たまみ)

灰田もなこを診察した医師。もなこが、肉体的には死んでいるのに動いていることに気づき、非常に興味を持っている。心理学の勉強をしており、ゾンビであることを隠そうとした青山圭太の嘘を看破した。

赤城 卍

大学でロボット研究に勤しんでいる、ロボットオタクの青年。メガネをかけており、あまり身だしなみに気を使わず、ボサボサの髪の毛をしている。普段から人間型のロボットを作るために苦心しているも、うまくいかない。灰田もなこの首が取れているのを見た時、青山圭太が「企業秘密」と言ったため、彼女が人型ロボットだと勘違いし、拉致した。 彼女を解放した後は、圭太がロボットの権威だ思い込んで、つきまとうようになる。本名は4巻あとがきで初めて明かされた。

ズッコケ3人組 (ずっこけさんにんぐみ)

帽子の少年、メガネの少年、小太りの少年の3人組。テレビの特撮番組「バラバラ戦隊トレルンジャー」が好きで、体がバラバラになる灰田もなこを見て、その一員だと勘違いをする。青山圭太を灰田もなこのカレシだと思っている。

紺野 (こんの)

灰田もなこの働く焼肉屋「うしかく」の同僚の女の子。言葉遣いが荒いため、灰田もなこにはきつい性格だと思われていたが、すぐ親しくなる。店長のことが好きで、もなこと青山圭太に相談を持ちかけた。

ジョージ

灰田もなこが偶然見つけたイヌ。外国に行っていて帰ってこない自分の父親の顔に似ているため、「お父さん」と呼んでいる。度々灰田もなこの体をバラして持ち帰ってしまう。

かなこちゃん

ロボットオタクの大学生が作った、メイド型の人型ロボット。最初は腕しか動かなかったが、ロボットオタクの熱意で一人前の人間のように動けるようになった。ただし連続稼働すると暴走してしまう。顔はあまり人間に似ていない。

店長 (てんちょう)

灰田もなこが働いている焼肉屋「うしかく」の店長。髭面でいかつい顔をしている。仕事に関しては厳しいが、従業員がケガをしないように気を使うなど、気遣いのできる人物。

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