悪役令嬢転生おじさん

悪役令嬢転生おじさん

屯田林憲三郎は、ちょっとオタクな中年公務員。ある日トラックにはねられた憲三郎は、気づくと公爵令嬢、グレイス・オーヴェルヌになっていた。乙女ゲーム世界の悪役令嬢に転生してしまった、妻子持ちの52歳男性の姿を描いた、異世界コメディ。2019年11月20日に作者がTwitterに投稿した漫画が好評を博し、少年画報社「月刊YKアワーズGH」2020年5月号にて連載が開始された作品。「次にくるマンガ大賞2020」コミックス部門で4位に選出。

正式名称
悪役令嬢転生おじさん
ふりがな
あくやくれいじょうてんせいおじさん
作者
ジャンル
ギャグ・コメディ
 
転生
レーベル
YKコミックス(少年画報社)
巻数
既刊6巻
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概要・あらすじ

52歳の公務員の屯田林憲三郎は、子供を助けるためにトラックに轢かれ、気がつくと公爵家の令嬢、グレイス・オーヴェルヌの姿になっていた。グレイスは、乙女ゲーム『マジカル学園ラブ&ビースト』に登場する主要キャラクターである。なぜ憲三郎がそんなことを知っているかというと、1か月ほど前、仕事から帰宅した際、リビングで娘がそのゲームをプレイしていたからだった。その時画面に映っていたのがグレイスで、娘の解説によると、主人公の前に立ちはだかって邪魔をしてくる悪役令嬢だった。なぜ、乙女ゲームの世界に転生したのか不明だが、今の自分はグレイス・オーヴェルヌであり、今日から王立魔法学園の生徒になったことは理解した。校門に目をやると、主人公アンナ・ドールが、駆け足でやって来るや否や盛大に転んだ。ゲームだと、ここでグレイスが立ちはだかり、平民出身のアンナを侮辱する場面である。アンナは悔し涙を流し、魔法の勉強で見返す決意を固めるというシナリオだ。それを知っていた憲三郎は、アンナに近づき、自分の役割を果たそうとする。しかし、子供を持つ親の身であるため、つい親目線になってしまい、アンナに優しい言葉をかけてしまう。こうして52歳の公務員である林憲三郎の、悪役令嬢としてのちょっとチグハグな生活が始まった。

登場人物・キャラクター

屯田林 憲三郎 (とんだばやし けんざぶろう)

52歳の公務員で妻子ありの男性。バーコード禿げに黒縁メガネが特徴。ある日、子供を助けるために道路に飛び出し、車にはねられる。気がつくと、乙女ゲーム『マジカル学園ラブ&ビースト』の公爵令嬢、グレイス・オーヴェルヌに転生していた。

グレイス・オーヴェルヌ

乙女ゲーム『マジカル学園ラブ&ビースト』の主要キャラクターの一人。王家に次ぐ権力を持つオーヴェルヌ公爵家の令嬢で、王立魔法学園の女生徒。縦ロールの金髪と手に持った扇が特徴。キツイ性格で、役柄としては、ゲームの主人公であるアンナ・ドールの邪魔をする悪役令嬢である。異世界転生してきた屯田林憲三郎が憑依してからは、親目線で他人を見るなど、優しい性格になる。

アンナ・ドール

乙女ゲーム『マジカル学園ラブ&ビースト』の主人公キャラクター。王立魔法学園の女生徒で、平民の身分でありながら、学園に主席で合格。本来は貴族でなければ入れない学園に入学する。

書誌情報

悪役令嬢転生おじさん 6巻 少年画報社〈YKコミックス〉

第3巻

(2022-04-05発行、 978-4785971144)

第4巻

(2022-12-28発行、 978-4785973087)

第5巻

(2023-06-05発行、 978-4785974060)

第6巻

(2024-01-04発行、 978-4785975784)

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