換身

換身

お互いの魂と肉体が入れ替わってしまうという「換身」をテーマとした作品。マッドサイエンティストの発明により、若いカップルに降りかかった災難を、コミカルなタッチで描く。「SFマガジン」1972年臨時増刊9月号に掲載された作品で、『藤子・F・不二雄異色短編集2 気楽に殺ろうよ』に収録されている。

正式名称
換身
ふりがな
かんしん
作者
ジャンル
その他SF・ファンタジー
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概要・あらすじ

婚約者の森山みどりとの待ち合わせのために公園を訪れた海野五郎は、突然2人組のチンピラに拉致されてしまう。連れて行かれた先は、マッドサイエンティストの魔土災炎の住む薄気味悪い屋敷だった。そして魔土の発明した魂と肉体を分離する薬の力によって、五郎は強制的に暴力団の組長と体を交換させられてしまう。

登場人物・キャラクター

海野 五郎 (うみの ごろう)

森山みどりと婚約中の若者。商事会社に入社して半年目。柔道は初段の腕前。ごく平凡な若者で、組長の指示で拉致された時には動転していた。しかし、みどりを守るためには勇気を奮って悪人に立ち向かう、男らしい一面も見せる。

森山 みどり (もりやま みどり)

海野五郎の婚約者の女性。ショートカットの髪型で、スタイルが良い。五郎の体に乗り移った組長と街をデートするが、人が変わったように野卑になった彼の姿を見て、気味悪く感じている。

組長 (くみちょう)

落ち目となった暴力団の組長。肥満気味のスキンヘッドの中年男性。暴力ばかりの毎日に飽きてしまい、穏やかな暮らしを望むようになった。そこで、魔土災炎の力を借り、若く未来のある海野五郎の体を奪い、自分の魂を乗り移らせることを画策した。

魔土 災炎 (まど さいえん)

不気味な洋館に住む科学者の男性。やせ細った白髪頭の老人で、気味の悪い笑い方をする典型的なマッドサイエンティスト。学会からは奇人、ペテン師扱いされている。魂と肉体を分離させる薬を発明し、組長のためにそれを使って見せる。

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