優&魅衣

優&魅衣

田舎から都会に引っ越してきた相夢優を中心に、同居人となる幽霊の魅衣をはじめ奇妙な住人ばかりが住む下宿「矢荷成荘」での日常を描いたギャグマンガ。着替えや入浴シーンなどのお色気カットや、テレビアニメなどを元ネタとしたパロディー的要素も多い。

正式名称
優&魅衣
ふりがな
ゆうあんどみい
作者
ジャンル
ギャグ・コメディ
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概要・あらすじ

引っ越してきた下宿「矢荷成荘」で幽霊の女の子・魅衣と同居することになった相夢優。下宿の住人たちはいつも甲冑姿の大家一家をはじめ、どこか人間ばなれしたところを持った変人ばかり。奇妙な住人たちによって、下宿のみならず学校や町内を舞台にドタバタ騒動が巻き起こっていく。

登場人物・キャラクター

相夢 優 (あいむ ゆう)

雪国の田舎から都会にある寸鯉学園へ転校して、下宿「矢荷成荘」の201号室に住むこととなり、そこにいた幽霊・魅衣と同居することになった高校生。横分けの髪型にメガネをかけた外見通りの真面目な性格だが、メガネを外すと筋肉隆々の大男に化して暴れ回るという特異体質を持つ。メガネは度が入ってない伊達メガネで、外れている間の記憶はない。

魅衣 (みい)

相夢優が引っ越してきた矢荷成荘の部屋に以前からいた女性の幽霊。明るいあっけらかんとした性格でイタズラ好き、いつもラフな服装をしている。通常は誰にでもその姿が見えるが、姿を消して行動することもできる。矢荷成荘の住人たちには幽霊として認知されており友達づきあいしている。実体化もできるが、常態では人が触ろうとしても取り抜けてしまう。 空を飛んだり、体を自在に分解できる上、他人の体やマネキンなどに憑依する能力も持つ。

大矢 藍 (おおや あい)

矢荷成荘の大家の娘で相夢優のクラスメイト。第1回ミス寸鯉学園に選ばれるほどの美少女だが、怪力の持ち主。矢荷成荘では常に西洋風の甲冑を身につけており、ミサイルランチャーなども装備したロボット風の戦闘用甲冑も持っている。相夢優とは互いに相手を意識しあっているが、すれ違いが多い。 両親も常に西洋風甲冑を身につけた姿で登場する。

日向 輝明 (ひなた てるあき)

矢荷成荘の住人のひとりで、引っ越してきた相夢優が最初に遭遇した人物。ひどく痩せており、頬がこけ目が落ち窪んでいるため、顔が頭蓋骨のように見える。常人には理解できな謎の行動を取ることが多く、普段から暗い性格だが落ち込むと地球の自転から外れてしまい、うずくまって止まったままの状態で地球が時点するため高速で移動しているように見える。

小倉 杏 (おぐら あん)

『優&魅衣』の登場人物で、矢荷成荘の住人のひとり。角刈りのヘアスタイルに筋肉質のイイ体格を持ち、いつも詰襟の学生服を着ているが職業は売れっ子の少女マンガ家。宴会好きで住人たちを巻き込んで騒ぎを起こすことが多く、妖術や忍術を使うことができたり、マンガを描く際に女装するなど奇行も目立つ。

剛田 業 (ごうだ かるま)

『優&魅衣』の登場人物で、矢荷成荘の住人のひとり。一流中学受験を8浪中の20歳で、入学できたら切ろうと考えていた髪やヒゲが顔どころか体全体を覆い隠すほど伸びて毛玉のようになっている。机アレルギーで10分以上机の前にいると爆発したり、毛の中から長い手足を出すことができるなど人間とは思えない特徴を持つ。

無頼出真理 (ぶらいでまり)

『優&魅衣』の登場人物で、矢荷成荘の住人のひとり。元女子プロレスラーで、現在はキャリアウーマンとしてデパートに勤めている女性。プロレスラー時代人気があったため、素性を隠すため覆面レスラー風のマスクを着用している。「ブラディー真理」はレスラー時代のリングネーム。ゴングの音を聞くと、今でも無意識のうちにプロレスを始めてしまう。

長老 (ちょうろう)

『優&魅衣』の登場人物で、矢荷成荘の住人のひとり。下宿人歴300年になる謎の老人で、本名は不明。女性の下着を頭に被っていることが多く、なにかにつけて怪しげな品物を相夢優に売りつけようとする。

綾町 迷子 (あやまち まいこ)

『優&魅衣』の登場人物で寸鯉学園1年生の女の子。頭の後ろで結んだリボンが立っていて兎の耳のように見えるのが特徴。第1回ミス寸鯉学園で大矢藍と同率1位に選ばれている。不良に絡まれていたところを相夢優が助けており、それ以来優に恋している。綾町財閥の令嬢だが父親は地球外から来た兎男で、満月の夜になると兎娘に変身する特異体質を持つ。 相夢優たちのことを知った祖父の計らいにより、矢荷成荘の住人となる。

池内 朱人芽丸 (いけうち あとめまる)

『優&魅衣』の登場人物で、シリーズ中盤から矢荷成荘の住人となる財閥の御曹司。政略結婚の相手として綾町迷子を調べさせたが魅衣を迷子だと勘違いして気に入り、引っ越してきた。頭にちょんまげを結い、執事から「若」と呼ばれており、他人を見下し尊大な態度を取ることが多い。

相夢 由和 (あいむ ゆわ)

『優&魅衣』の登場人物で、相夢優の姉。女性警察官風の格好をし、優と同じようにメガネをかけている頑固で規律に厳しい女性。

屋色 さかえ (やしき さかえ)

相夢優の幼なじみで、女好きの山乃神狗郎、大食いの「ポン田」こと本田抜作とともに矢荷成荘までやってきた。実は妖怪の座敷童子で、福をもたらす力を持っている。山乃神狗郎はカラス天狗で、ポン田は化けだぬきが化けて人間の姿をとっていた。

集団・組織

寸鯉学園 (すんごいがくえん)

『優&魅衣』の舞台のひとつとなる都会の高校。物語中の騒動によって倒壊することも多いが、校長の趣味によって変形合体、飛行等の能力が付加された新校舎に建て直されている。

場所

矢荷成荘 (やになりそう)

『優&魅衣』の舞台として、相夢優が越してくる下宿。「理由アリ」であることが想像できるくらい家賃が安い木造の2階建てアパートで、相夢優の部屋には幽霊の魅衣が住み着いていた。西洋の甲冑姿の大家一家が腕ずくで家賃を取り立てにくる物騒な面下宿だが、厳しい取り立てを逃れ年を越せば前年分の家賃が帳消しになるという制度がある。

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