ドキドキ!プリキュア

ドキドキ!プリキュア

少女向けTVアニメで最長寿と言われるプリキュアシリーズの第10作。普通の少女が主人公であったこれまでの作品と違い、本作は、カリスマ性を持つ少女が主人公となった。不思議なプリキュアの登場や、主人公が敵である少女と友情を結ぶなど、ドラマチックな展開が特徴の作品。

正式名称
ドキドキ!プリキュア
ふりがな
どきどきぷりきゅあ
原作者
制作
東映アニメーション
放送期間
2013年2月3日 〜 2014年1月26日
放送局
テレビ朝日
話数
49話
ジャンル
アクション
 
ファンタジー
関連商品
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概要・あらすじ

人望厚い生徒会長である相田マナは、社会科見学で怪物ジコチューと遭遇してしまう。困った人を助けずにはいられない相田マナジコチューに立ち向かう。そこにトランプ王国の精霊シャルルが現われ、相田マナはプリキュアに変身する。

相田マナをリーダーとするプリキュアたちと世界征服を企むジコチューたちの戦いが始まる。

登場人物・キャラクター

相田 マナ (あいだ まな)

キュアハートに変身する。大貝第一中学校の生徒会長で人望あつい少女。明るく元気、スポーツ万能。考える前に体が動くタイプである上に、友人知人に過剰な愛情をふりまく癖があり、いつも誰かのために駆けずり回っている。 そのため菱川六花には、オスカーワイルドの小説になぞられて「しあわせの王子」と呼ばれる。

セバスチャン

『ドキドキ!プリキュア』の登場人物の一人。四葉ありすに仕える執事。細身で白い髭がトレードマークの老人。プリキュアたちの正体を知っている数少ない人間の一人であり、彼女たちをサポートする。執事としての仕事だけではなく、格闘技や技術開発まで何でもこなす人物。

四葉財閥 (よつばざいばつ)

『ドキドキ!プリキュア』に登場する財閥。絶大な財力を持つ。四葉ありすセバスチャンは、この財力を動かすことによって、プリキュアの活動をバックアップしている。

ジョー 岡田 (じょー おかだ)

『ドキドキ!プリキュア』の登場人物の一人。本名はジョナサン・クロンダイク。アンティーク・アクセサリー店を営む謎の青年。その正体は、マリー・アンジュ王女の婚約者であるトランプ王国の騎士であった。 プリキュアたちのサポートをする。

相田 宗吉 (あいだ そうきち)

『ドキドキ!プリキュア』の登場人物の一人。相田マナの祖父でぶたのしっぽ亭の先代シェフ。頑固な老人だが、性格そのものは優しく、孫たちに目をかけている。

円 亜久里 (まどか あぐり)

『ドキドキ!プリキュア』の登場人物の一人。キュアエースに変身する。強力な戦士であるが、5分間しか変身できないという弱点を持つ。小学生だが、相田マナたちより早くからプリキュアとして活動していたため、彼女たちの導き役として振る舞う。 くそまじめで大人びた喋り方をするがやや無理をして背伸びをしているところがある。また、甘いものの誘惑に弱い。実は、マリー・アンジュ王女のプシュケーの片割れから生まれた少女であり、レジーナとは光と影の関係であることが判明する。

早乙女 純 (さおとめ じゅん)

『ドキドキ!プリキュア』の登場人物の一人。大貝第一中学の一年生。背が低く気が弱いことがコンプレックス。相田マナに憧れ、彼女に弟子入りする。その後、園芸の才能に目覚める。

菱川 亮子 (ひしかわ りょうこ)

『ドキドキ!プリキュア』の登場人物の一人。菱川六花の母。小児科医。仕事が忙しくなかなか家に帰ることができない。菱川六花が医者志望であるのは、彼女の影響。

相田 あゆみ (あいだ あゆみ)

『ドキドキ!プリキュア』の登場人物の一人。相田マナの母。ぶたのしっぽ亭で働く。相田マナたちを優しく見守る。両親が家に居ることが少ない、菱川六花四葉ありすの母親代わりをしている面もあるようである。

二階堂 (にかいどう)

『ドキドキ!プリキュア』の登場人物の一人。大貝第一中学の二年生。相田マナ菱川六花とは小学生の時からのつきあい。番長を気取り、子分二人を連れ、肩で風を切りながら歩いているが、相田マナには弱い。

ラケル

『ドキドキ!プリキュア』の登場人物の一人。菱川六花の相棒の精霊。精神年齢は小学生ぐらい。シャルルの弟、ランスの兄。しっかりものの男の子だが、惚れやすいところもある。

レジーナ

『ドキドキ!プリキュア』の登場人物の一人。キングジコチューの娘でわがままな性格。相田マナのことが気に入り、強引に彼女の友だちになる。だが、相田マナの影響を受けることで少しずつ心情に変化が生じ、人を愛するということを知るようになる。 そのため、相田マナとキングジコチューの板ばさみになって苦しむことになる。後にマリー・アンジュ王女のプシュケーの片割れから生まれた少女であり、円亜久里とは光と影の関係にあることが判明する。

菱川 六花 (ひしかわ りっか)

『ドキドキ!プリキュア』の登場人物の一人。キュアダイアモンドに変身する。相田マナの幼なじみで彼女の参謀役を務める頭脳明晰な少女。「しあわせの王子」である相田マナに対し自分を「ツバメ」と自認するほど彼女のことが好き。 そのため、剣崎真琴に嫉妬の念を持ったことも。医師である母親菱川亮子の影響を受け、自分も医師を目指している。記憶喪失になったイーラを手当てしたことから、彼女とイーラの間には微妙な関係が発生することになった。

ダビィ

『ドキドキ!プリキュア』の登場人物の一人。剣崎ありすの相棒の精霊。大人の精霊でしっかりもの。人間に変身する能力を持ち、剣崎真琴のマネージャーも勤める。

アイちゃん

『ドキドキ!プリキュア』の登場人物の一人。卵から生まれた謎の赤ちゃん。背中の羽根で空を飛ぶ。円亜久里のパートナーとなる。後にマリー・アンジュ王女が精霊に転生したものであることが判明する。

五星 麗奈 (いつつぼし れいな)

『ドキドキ!プリキュア』の登場人物の一人。四葉財閥に敵対する財閥の娘で、四葉ありすをライバル視して、執拗な嫌がらせをくりかえした。しかし、実は孤独に苦しんでおり、最終的に四葉ありすと友人になる。 その後は、自身の財閥の航空部門の強さをいかしてプリキュアをサポートする。

剣崎 真琴 (けんざき まこと)

『ドキドキ!プリキュア』の登場人物の一人。キュアソードに変身する。優れた歌唱力で知られる国民的アイドルで相田マナも熱狂的ファン。しかし、その正体はトランプ王国を守るプリキュアの生き残り。 トランプ王国を脱出した際にはぐれてしまったマリー・アンジュ王女を探すためにアイドル活動を行うようになった。きまじめで少しクールな性格。マリー・アンジュ王女を姉のように慕う。

ジコチュー

『ドキドキ!プリキュア』に登場する怪物。人はプシュケーと呼ばれるハートに翼の生えたものを持っている。そのプシュケーが自己中心的な思いによって汚染されると、人がジコチューに変身し、自分の欲望のままに暴れまわることになる。 プシュケーが浄化されると、元の人間に戻る。ベールイーラマーモリーヴァグーラはジコチューと呼ばれるが、上記のジコチューとは違う存在らしい。詳細は作品中で紹介されなかった。

マーモ

『ドキドキ!プリキュア』の登場人物の一人。ジコチューの一人。ベールイーラとあわせてジコチュートリオと呼ばれるが仲が良いわけではない。見栄っ張りで我ままな女性でいつも美容グッズを持ち歩いている。 意外と常識人。

四葉 星児 (よつば せいじ)

『ドキドキ!プリキュア』の登場人物の一人。四葉ありすの父。四葉財閥のリーダーで豪快な人物。仕事が忙しくなかなか家に帰ってこられない。四葉ありすが幼い頃は、彼女が病弱だったこともあり、彼女を過剰に管理していたが、今は、相田マナ菱川六花という親友を作った娘を信頼するようになり、彼女の自由な行動を認めるようになった。

ベール

『ドキドキ!プリキュア』の登場人物の一人。ジコチューの一人。イーラマーモとあわせてジコチュートリオと呼ばれるが彼らと中が良いわけではない。卑劣なことを平気で行う冷血漢であり、プリキュアたちを苦しめるが、間が抜けているところもあり、肝心のところで失敗する。

マリー・アンジュ王女 (まりーあんじゅおうじょ)

『ドキドキ!プリキュア』の登場人物の一人。トランプ王国の王女。理想の女性と語れるがおてんばな面も持っている。剣崎真琴と共にトランプ王国から脱出する際に彼女とはぐれ行方不明になった。キングジコチューを封印したが、それは、彼が自分の父であることを知り、そのために彼を倒すことができなかったためであった。 世界の存亡を省みず、肉親の情を優先した自己中心的な精神のためにジコチュー化しかけるが、それを防ぐために自分をプシュケーを二つに分断、片方が円亜久里となり、もう片方がレジーナとなった。

トランプ王国 (とらんぷおうこく)

『ドキドキ!プリキュア』に登場する国。キングジコチューの侵略によって滅びた国。現在は、ジコチューと化した国民たちとキングジコチューたちのみが住む死の国となっている。

シャルル

『ドキドキ!プリキュア』の登場人物の一人。相田マナの相棒の精霊。精神年齢は小学生ぐらい。ラケルランスの姉。前向きながんばり屋。

四葉 ありす (よつば ありす)

『ドキドキ!プリキュア』の登場人物の一人。キュアクローバーに変身する。四葉財閥の一人娘。一見するとおっとりしているようだが、芯はしっかりしており、文武にわたって大財閥の跡取りにふさわしい高い能力を持つ。 幼い頃、体が弱く、孤独な生活をおくっていたのを相田マナに救われたことから、友情には敏感。友だちを侮辱されるとキレるという悪癖もあったが、それは作中で克服される。戦闘では防御を担当する。

大貝第一中学 (おおがいだいいちちゅうがく)

『ドキドキ!プリキュア』に登場する中学校。相田マナたちが通う中学校。木造校舎が特徴の学校。

キングジコチュー

『ドキドキ!プリキュア』の登場人物の一人。ジコチューたちの支配者。マリー・アンジュ王女によってトランプ王国に封印されている。しかし、その封印を解き、世界を滅ぼそうと企んでいる。その正体は、ジコチュー化したトランプ王国の国王。 病気にかかったマリー・アンジュ王女を助けるために、ゴールデンエターナルクラウンによるジコチューの封印を解いたために、キングジコチューになってしまった。

相田 健太郎 (あいだ けんたろう)

『ドキドキ!プリキュア』の登場人物の一人。相田マナの父。ぶたのしっぽ亭の二代目シェフ。得意料理はオムライス。だが、まだ相田宗吉には及ばないらしい。娘たちを可愛がる良いお父さん。

リーヴァ

『ドキドキ!プリキュア』の登場人物の一人。ジコチューの一人。グーラとコンビで行動する。慇懃無礼な男で策略家。プリキュアとの戦いで敗北、逃亡したところをベールに全てのジャネジーを奪い取られて消滅する。

森本 エル (もりもと える)

『ドキドキ!プリキュア』の登場人物の一人。円亜久里の同級生。くせ毛を男子生徒にからかわれていたところを、円亜久里に助けられて以来、いつでも正義を貫く彼女に憧れていた。相田マナの仲介で円亜久里と親しくなる。 生真面目すぎて友だちの少ない円亜久里の数少ない親友。

菱川 悠蔵 (ひしかわ ゆうぞう)

『ドキドキ!プリキュア』の登場人物の一人。菱川六花の父。有名な賞を取ったこともあるカメラマン。海外での仕事が多く、なかなか家に帰ることができないが、娘のことは可愛がっている。

ランス

『ドキドキ!プリキュア』の登場人物の一人。四葉ありすの相棒の精霊。精神年齢は小学生ぐらい。シャルルランスの弟。のんびり屋。

円 茉里 (まどか まり)

『ドキドキ!プリキュア』の登場人物の一人。赤ん坊の円亜久里を竹やぶで拾い、孫として育てる。礼儀正しい老人で茶道の先生をしている。心の強さと他人に対する優しさを両立している人物で円亜久里にも慕われている。

イーラ

『ドキドキ!プリキュア』の登場人物の一人。ジコチューの一人。ベールマーモとあわせてジコチュートリオと呼ばれるが彼らと仲が良いわけではない。わがままで怒りっぽい少年。事故により記憶喪失になったことがあり、その間、菱川六花に看病されたことから、彼女に対して特別な感情を持つようになった。

グーラ

『ドキドキ!プリキュア』の登場人物の一人。ジコチューの一人。リーヴァとコンビで行動する。なんでも食べてしまう意地汚い大男で怪力の持ち主。プリキュアとの戦いで敗北、逃亡したところをベールに全てのジャネジーを奪い取られて消滅する。

場所

大貝町 (おおがいちょう)

『ドキドキ!プリキュア』に登場する町。海沿いにある町で、相田マナらが通う大貝第一中学や相田家が切り盛りしているぶたのしっぽ亭があるほか、世界一高い塔だとされる東京クローバータワーなどが存在する。

ぶたのしっぽ亭 (ぶたのしっぽてい)

『ドキドキ!プリキュア』に登場するレストラン。相田マナの家。オムライスが人気の洋食店だが、洋食以外のものも売っているらしい。

その他キーワード

ジャネジー

『ドキドキ!プリキュア』に登場するエネルギー。ジコチューが出現すると発生し、ジコチューたちはこの力を受けることでさらに強大化する。

エターナルゴールデンクラウン

伝説の三人のプリキュアたちがジコチューを倒すために使ったという三つのアイテムのうちの一つ。持ち主に知恵を与える王冠。トランプ王国でジコチューを封印するために使われていた。円亜久里に彼女とレジーナ、マリー・アンジュ王女キングジコチューの関係を教える。

プシュケー

『ドキドキ!プリキュア』に登場する概念。人はプシュケーと呼ばれる翼を持ったハート型のものを持っている。これが自己中心的な思いによって汚染され、黒化するとジコチューに変身する。普通、人間は自己中心的な思いと同時に良識も持っているので、プシュケーが黒くなるまでに汚染されることはない。 しかし、他のジコチューたちの働きかけを受けるとプシュケーの汚染拡大がとまらなくなり、人はジコチューになってしまう。

クレジット

原作

東堂いずみ

シリーズディレクター

シリーズ構成

作画監督

小松こずえ

音楽

高木洋

アニメーション制作

東映アニメーション

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