ウザ姉!!

ウザ姉!!

弟の事が大好きな、天真爛漫で巨乳の姉に振り回されるハプニングコメディ。中学3年生の男子が、実の姉、親戚のお姉ちゃん、美術部の同級生の三人から熱いアプローチを受ける。4コマのコマ割りをベースとしたページが多い。「ミラクルジャンプ」2015年5月号から2017年3月号にかけて掲載された。

正式名称
ウザ姉!!
ふりがな
うざねえ
作者
ジャンル
ラブコメ
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あらすじ

第1巻

漫画家志望の中学生、宇佐見健二には、高校生の姉、宇佐見ミミがいる。弟が大好きなミミはひどいかまってちゃんで、健二の部屋に居座り続けるわ、いっしょにゲームしてくれとせがむわで、とにかくうっとうしい。さらには巨乳を押し付けてきたり、漫画のためにデッサンモデルになると言って脱ぎ始めたりと、健二をいつも振り回すのだった。(第1話「お姉ちゃんと遊ぼう!」)

中3の健二と高2のミミは、同じ中高一貫校に通っているため、通学時も健二にべったり。健二は、友達の高倉と住岡に、姉のウザさを力説するが、二人は巨乳でかわいい姉を持つ健二を羨むばかりだった。校庭でバドミントンをしていたミミは、水道から吹き出した水を浴びて体操着がビショ濡れになり、下着が透けてしまう。そんな姿を高校の男子生徒に見せたくない健二は、自分の上着をミミに着せようとするが、ミミは体操着を脱いで下着姿になる。そこを男子生徒に見られ、あらぬ誤解を受けてしまうのだった。(第2話「お姉ちゃんと学校生活」)

健二は、同じ美術部仲間の三枝由菜と家電ショップへ買い物へ出かける。しかし、街で偶然出会ったミミが、二人の買い物に無理やりついて来る。健二が席を外しているスキに、ミミは由菜が健二に恋している事を突き止め、二人をくっつけようと張り切る。健二はエッチな服が好きだとミミから教えられた由菜は、後日ミミとミミの友達が選んでくれたセクシーな服装で健二の家を訪れる。由菜にペイントソフトの使い方を教えてもらいながら、健二は目のやり場に困るのだった。(第3話「お姉ちゃんと三枝さん」)

友達と海に出かけるためビキニを新調したミミが、健二に見せびらかしにやって来る。しかし、友達が行けなくなったため、仕方なく健二はミミとプールへ向かう。ミミのビキニが流されてしまい、健二は上半身裸の姉をおんぶしてその場をやり過ごす。なんとかビキニは見つかったものの、つまずいたミミが、プールに来ていた由菜の水着を摑んで倒れ、由菜は大好きな健二におっぱいを見られてしまうのだった。(第4話「お姉ちゃんとビキニ」)

親の転勤で海外へ行っていた親戚のお姉ちゃん、宮迫ナコが帰って来た。意地悪な性格のナコは、昔からミミをイジってはオモチャにしていたので、ミミにとっては天敵であった。すっかり大人のお姉さんになって帰って来たナコは、健二の事も色仕掛けでからかいだす。こうして健二はミミとナコの二人の姉に悩まされる事になる。(第5話「お姉ちゃんと親戚のお姉ちゃん」)

中高そろっての林間学校が開始された。由菜は、ミミら先輩の応援を受けつつ、なんとかこの林間学校中に健二に思いを伝えようとするが、恥ずかしくて告白できない。その晩、由菜といっしょに温泉に入っていたミミは、それなら自分が代わりに告白してあげると言い出し、となりの温泉にいる健二に由菜の気持ちを伝えようとする。それを止めようとした由菜は、男湯と女湯の仕切りの垣根を壊してしまい、健二に裸を見られてしまう。(第6話「グッちゃんと林間学校」)

ハロウィンを迎えてはしゃぐミミは、カップルで仮装して商店街に行くともらえる特製お菓子詰め合わせセット欲しさに、健二を誘う。ハロウィンの仮想をして商店街のハロウィン祭りに参加する二人。商店街では、実家が洋菓子店を営む由菜も、客引きのために露出度の高い仮装で参加していた。祭りを終えて帰宅すると、健二達の母親、宇佐見ネネが年甲斐もなくセクシーな仮装をして、健二たちのパパとイチャイチャしているのを見せつけられる事となる。(第7話「お姉ちゃんとハロウィン」)

健二とミミはナコに勉強を見てもらうが、勉強が苦手なミミは、そのスパルタ指導の前に意気消沈。一方、健二はナコに胸を押し付けられたりしてからかわれていた。次の模擬テストで点数が上がったら、おっぱいを触らせてあげるというナコだったが、ここでそんな事をしようものなら、それをネタにイジられ続けるのは間違いない。健二は欲望を抑えて、あえて0点を取る。頑なに拒まれたナコは、健二に無理やり胸を触らせようとするが、その時ナコが苦手な虫が胸に入り込み、パニックになったナコはおっぱいを出して、健二に虫を取ってくれと頼む。そこに母親が姿を現す。(第8話「ナコ姉とお勉強」)

友達のくみが旅行に行くあいだ、飼い犬の世話を頼まれたミミ。3匹の犬を預かったミミは、本当の家族のように楽しく過ごす。犬達との別れが辛くなったミミだったが、旅行から帰って来たくみとの再会を喜ぶ犬達の姿を見て、気持ちよくお別れする。(第9話「お姉ちゃんとワンちゃん」)

ミミは友達のくみ、るいと自宅でクリスマスパーティーを開催。健二と由菜も招かれ、さらにナコも乱入する。由菜が健二を好きな事を知ったナコは、なにかと二人のあいだに入り込んで来る。そんな中、王様ゲームを開始。ナコと由菜は王様ゲームを利用して健二とキスしようと考えるが、ミミに先を越されてしまう。(第10話「お姉ちゃんとクリスマスパーティー」)

初詣へ出かけた由菜は、そこで健二を見掛けた。だがその日、由菜は健二とキスをする夢を見ていた事もあり、恥ずかしくて話し掛けられない。その後、ナコと会った由菜は、甘酒で酔っぱらったミミに抱きつかれ、絡まれている健二の姿を目撃する。(第11話「グッちゃんと初詣」)

ある冬の寒い日、健二、ミミ、両親の四人でコタツで過ごしていたところ、停電になってしまう。電気ストープがなく、毛布にくるまって寒さをしのぐ健二達だったが、ミミは抱き合ったほうが温かいといって健二に身を寄せて来る。しばらくして電気が復旧すると、母親は顔を赤らめて父親と寝室から出て来る。その後、健二は両親の寝室で、母親の下着や丸められたティッシュが散乱しているのを見る。(第12話「お姉ちゃんとコタツ」)

第2巻

三枝由菜は、思いを寄せる宇佐見健二と美術部で語り合っている時に、一番の幸せを感じていた。そんな様子を見ていた宇佐見ミミは、健二の描く人物の絵の、おっぱいが大きすぎる事に気づく。このままでは健二がおっぱい作家になってしまうと危惧したミミは、胸の小さい由菜に健二のデッサンのヌードモデルになるよう進言する。純粋な由菜はミミの言葉に従って、ヌードモデルになるために健二の部屋を訪れる。(第13話「グッちゃんと美術部」)

健二は美術部では、先輩として後輩部員達から慕われていた。そこに部外者のミミが割り込んで来て、先輩が奢ってあげるからと、みんなをファミレスへ誘う。しかし、ミミの財布はほとんどカラで、健二が払うはめになる。後輩の男子部員は、ミミをエッチな目で見つめ、健二は気が気でない。さらにミミがメロンソーダを吹き出して制服がビショ濡れになり、下着が透けてしまう。健二はそれを後輩男子に見せないために、ミミの胸を隠そうとして鷲づかみにする。(第14話「お姉ちゃんと部活の後輩たち」)

健二が風邪を引き、ミミと宮迫ナコは看病をしていた。そこで二人は、風邪でぐったりと寝ている健二の下半身が、大きくなっている事に気づく。男の子はHな気分になると元気になる、というナコのでまかせを真に受けたミミは、バニーガールの姿になって健二に迫る。ナコも負けじとセクシーな衣装に着替え、健二は鼻血を吹き出して意識を失うのだった。(第15話「お姉ちゃんと看護」)

ミミの友達であるるいには、アレクという弟がいる。アレクは、かつて犬の散歩中に出会ったミミに一目惚れしていた。それを知ったるいの計らいで、ミミと再会したアレクだったが、眼鏡を外したアレクの鋭い目を見たミミは、恐ろしさのあまり逃げ出してしまう。(第16話「るいちゃんと弟」)

いつも明るいミミに元気がなく、るいとくみは心配していた。ミミが妊娠したと勘違いして騒ぎ出す二人だったが、ミミは虫歯なだけだった。それを知ったるいとくみは、ミミを無理矢理歯科医へ連れていく。(第17話「お姉ちゃんと異変」)

夏休みのある日、健二と由菜は、美術部の先輩である曽我部先輩の同人誌制作を手伝わされていた。作業が終わり、健二と由菜は二人で夏祭りへ出かける。今度こそ健二に告白しようと頑張る由菜だったが、ナコが現れて、告白できずに終わってしまう。(第18話「グッちゃんと夏祭り」)

健二は、ナコの母親、宮迫モコに連れられて、ミミ、ナコの四人で海水浴に来ていた。健二はミミとナコをナンパから守ったり、二人から無理矢理泳ぎの特訓を受けたりと、ひと苦労。さらに二人よりもセクシーな水着を着たモコからもちょっかいを出されて、健二はは大いに翻弄される事となる。(第19話「お姉ちゃんたちと海水浴」)

一人で映画館へ出かけた健二は、偶然ミミと出逢い、二人で怪獣映画「オジラ」を観る事となる。しかし、怪獣映画を初めて見るミミは、オジラを本気で怖がり、現実にオジラに襲われる事を怖がって、映画どころではない。健二はオジラが襲って来ても、自分がミミを守ると叫んで安心させるのだった。(第20話「お姉ちゃんと映画デート」)

健二が美術部の後輩女子部員と仲がいい事にあせった由菜は、部室で二人っきりの時に自分をモデルにしてほしいと言って下着姿になる。しかし、後輩が部室に戻って来て、あわてた二人はロッカーに隠れる。なんとかその場はやり過ごしたものの、下着姿の由菜が健二とロッカーから出て来るところを曽我部先輩に目撃されてしまい、部室でセックスしていたと勘違いされてしまう。(第21話「グッちゃんとモヤモヤ」)

健二の学校の学園祭に、ナコが遊びにやって来る。ナコはサイズの小さいミミの制服を無理矢理着ており、胸がはちきれそうで、ヘソ丸出しという目のやり場に困る格好だった。健二はそんなナコに学園祭を案内し、ミミのクラスの出し物であるお化け屋敷、由菜のクラスのメイド喫茶を見てまわる。(第22話「ナコ姉と学園祭」)

美術部の後輩からアダルトDVDを借りた健二は、部屋でこっそりと観ながらイラストを描いていた。そこをミミに見られてしまい、二人でリビングで続きを観る事になる。鑑賞中、健二からガキっぽいと言われたミミは、自分は経験豊富だと主張し、証明してみせると健二に馬乗りになる。そんな姿を買い物から帰って来た母親、宇佐見ネネに見られ、二人はお説教をくらってしまう。(第23話「お姉ちゃんとドキドキ体験」)

るいがアルバイトをしているファミレスに、客としてナコと由菜がやって来る。由菜が健二と仲よく美術部の活動をしている事にくやしがるナコ。絵を描くのが苦手だというナコは、動物の絵を描いて見せるが、あまりの下手さにるいは吹き出してしまう。しかし由菜はナコの下手な絵をバカにしたりはせず、絵の練習にナコを誘う。だが、由菜、ナコ、健二の三人で集まっても、ナコは健二にちょっかいを出すばかりで、まったく絵が上達しない。(第24話「グッちゃんVSナコ姉」)

母親と叔母が話していた「血がつながっていない」という言葉を聞いた健二とミミは、二人の血がつながっていないと考えてあわてる。健二は、姉の無防備な姿にこれまで以上に平静を保てなくなり、ミミは健二と姉弟じゃなくなるなんて嫌だと泣き出す始末。しかし、血がつながっていないというのは、健二達ではなく、由菜達の事であった。(第25話「お姉ちゃんと健二」)

登場人物・キャラクター

宇佐見 健二 (うさみ けんじ)

中学3年生の男の子。姉の宇佐見ミミ、母親の宇佐見ネネ、健二たちのパパの四人で暮らしている。漫画家志望で、学校では美術部に所属しており、帰宅後は部屋で液晶タブレットでイラストを描いたりしている。エロ絵を描くのも好きで、特に大きなおっぱいが好き。超かまってちゃんの姉、ミミをうっとうしく感じているが、無防備な姿でべたべたしてくる姉にドギマギする事も多い。 従姉の宮迫ナコからもよくイジられる。同じ美術部の三枝由菜から好意を寄せられているが、気づいていない。身長175センチ。

宇佐見 ミミ (うさみ みみ)

高校2年生の巨乳の女の子。宇佐見健二の姉。超ド級のかまってちゃんのうえ、弟の健二の事が大好きで、いつも健二にべったりとしている。とはいえ、健二を好きな三枝由菜の事を応援しており、二人の仲を取り持とうとしている。明るく天真爛漫な性格で、いつも元気いっぱい。勉強は苦手で、家事もできない。

宇佐見 ネネ (うさみ ねね)

宇佐見健二と宇佐見ミミの母親。眼鏡をかけた美人。おバカなミミに手を焼いている。ミミと健二に対しては横柄な態度を取る事が多く、口調も乱暴だが、夫の健二たちのパパにだけは弱く、健二達の前でイチャイチャする事も珍しくない。

健二たちのパパ (けんじたちのぱぱ)

宇佐見健二と宇佐見ミミの父親。気さくで爽やかなお父さんで、ミミの性格はこの父親ゆずり。妻の宇佐見ネネとはいまだラブラブで、子供達の目をはばからずイチャイチャしだす。顔ははっきりと描かれていない。

宮迫 ナコ (みやさこ なこ)

宇佐見健二のいとこのお姉さん。高校3年生。宇佐見ネネの姉である宮迫モコの娘。父親の転勤で海外で暮らしていたが、日本へ戻って来た。意地悪な性格で、幼い頃から宇佐見ミミと健二をイジって遊んでいた。そのため、ミミは特に宮迫ナコの事を苦手としている。健二からは「ナコ姉」と呼ばれ、大人っぽいセクシーなお姉さんとして、健二をからかって楽しんでいる。 虫が大の苦手。

宮迫 モコ (みやさこ もこ)

宮迫ナコの母親で、宇佐見ネネの姉。年齢は40代。宇佐見健二、宇佐見ミミにとっては叔母にあたるが、年齢を気にしているのか「モコおばさん」ではなく「モコお姉さん」と呼ぶようにと言い聞かせている。ポーカーフェイスで、心が読みづらい。みんなで海水浴へ行った際は、過激なセクシー水着を披露した。

三枝 由菜 (さえぐさ ゆな)

中学3年生の女の子。宇佐見健二と同じ美術部に所属する。健二の事が好きなのだが、奥手で恥ずかしがり屋のため、告白できずにいる。デッサン力は高く、絵に集中しすぎて時間を忘れる事もある。宇佐見ミミとミミの友達からは、健二へのアタックを後押しされているのだが、トラブルに見舞われる事が多く、健二に裸を見られてしまう事もたびたび。ミミからは「グッちゃん」と呼ばれている。

三枝 広樹 (さえぐさ ひろき)

三枝由菜の弟で、中学1年生。由菜の事は「姉さん」と呼ぶ。姉が宇佐見健二に気がある事を知っており、人付き合いの苦手な姉が、健二にひどい目に遭わされないかと心配している。

三枝 もなか (さえぐさ もなか)

三枝由菜と三枝広樹の妹。小学5年生のおませな女の子で、姉の由菜の恋路を応援している。「でちゅわ」と舌足らずなお嬢様言葉で話す。実家のケーキ屋の看板娘。実は由菜、広樹とは血がつながっていない事が判明する。

くみ

高校2年生の女の子。宇佐見ミミの親友で、同じ学校に通う。眼鏡をかけており、友達のミミやるいに対しても「ッスよ」と付けた敬語でしゃべる。皮肉屋で悪ノリが好きな性格をしている。タロウ、ジョニー・デップ、トム・クルーズと名付けた犬を3匹飼っている。

るい

高校2年生の女の子。宇佐見ミミの親友で、同じ学校に通う。気さくな性格で、ノリがいい。ファミレスでアルバイトをしている。本名は「ルイス」で、父親が外国人のハーフ。ミミ、くみとは中学時代からの付き合い。

アレク

るいの弟で、中学3年生。体が大きく、坊主頭で、目つきの悪さを隠すためのサングラスをかけているため、怖い系の人にしか見えない。本当は飼い犬をかわいがっている、心の優しい男の子。犬の散歩中に出会った宇佐見ミミに一目惚れする。

曽我部 (そがべ)

美術部の部長を務めている女性。宇佐見健二と三枝由菜の先輩。ポニーテールの髪型をしている。同人誌の漫画を描いており、部室を漫画執筆の作業場としたり、健二と由菜にアシスタントを頼む事もある。寝不足になると、部員をモデルにしようとしたり暴走する。そんな曽我部先輩を、毛布の入った段ボールに収納しておとなしくさせるのが、健二の役目となっている。

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