最低。

最低。

紗倉まなの小説『最低。』のコミカライズ作品。スカウトされてアダルトビデオ業界に入った彩乃は、出演を重ねるごとに芽生えるプロ意識とともに複雑な感情を抱きながら、カラダ一つを武器にアダルトビデオの世界で成功を収める。現役AV女優の日常や心情、家族にバレた時の苦悩などを描いたヒューマンドラマ。「毒りんごcomic」Vol.16からVol.21にかけて掲載された作品。2017年11月に実写映画化。

正式名称
最低。
ふりがな
さいてい
原作者
紗倉 まな
漫画
ジャンル
ヒューマンドラマ
関連商品
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あらすじ

高校卒業後、美容師の専門学校に通うために北海道から上京してきた彩乃は、ある日、SNSで知り合った洋平からアダルトビデオ(AV)女優にならないかとスカウトされる。現状を変えたいと思っていた彩乃は洋平の話に興味を示し、AVプロダクションの社長・石村と面会してAV出演を決める。AVデビュー後、グラビア撮影やTVタレントなどさまざまな仕事をこなしていくうちに人気が上昇し、彩乃はAV女優としてのプロ意識が芽生えていく。しかし、メディア露出が増えたことで家族にAVに出演したことがバレてしまい、東京にやって来た母親と姉に詰問されるのだった。

関連作品

小説

本作『最低。』は、紗倉まなの小説『最低。』を原作としている。原作小説版はKADOKAWAから刊行されている。4人の女性を主人公にした連作短編集で、それぞれアダルトビデオや風俗産業にまつわるエピソードが描かれている。

メディアミックス

実写映画

2017年11月に本作『最低。』の原作小説『最低。』の実写映画版『最低。』が公開された。監督は瀬々敬久が務めている。原作小説の短編4本のうち3本を再構成した内容で上映された。キャストは、彩乃を佐々木心音、日比野至を森岡龍が演じている。

登場人物・キャラクター

彩乃 (あやの)

アダルトビデオ(AV)女優として活動している女性。年齢は19歳。高校卒業後に北海道から上京して美容師の専門学校に通っていたが、家族からの疎外感や日常生活の居心地の悪さを感じる中で、洋平からスカウトされてAV女優となる。最初はなんとなくでAVに出演していたが、出演作品が増えて人気が上昇するにしたがってプロ意識が芽生え、真剣にAV撮影に取り組むようになる。家族にAV出演がバレて詰問されると、家族に対するコンプレックスが爆発して絶縁することを決意する。

洋平 (ようへい)

アダルトビデオ(AV)プロダクション「ビースター」で、スカウト兼マネージャーを務める男性。また、時折AV男優としても出演している。お調子者で口がうまく、フランクな性格をしている。SNSで知り合った彩乃の魅力に気づいてAVにスカウトする。

石村 (いしむら)

アダルトビデオ(AV)プロダクション「ビースター」の社長を務めている男性。もともとは証券会社に勤めていたが会社が倒産し、傷心旅行中に出会った福渡と共にビースターを立ち上げる。経営方針の違いで決別した福渡に金を持ち逃げされるなど、数多くの困難に直面するものの、その度に乗り越えて現在のビースターを築いた。出演する女優のことを第一に考える実直な性格で、物腰の柔らかい話し方をする。

日比野 至 (ひびの いたる)

オカルト雑誌「ワンダーマガジン」の編集者を務める男性。行きつけのバーで彩乃と出会い、アルコールの勢いもあって彩乃に仕事の愚痴をこぼしてしまう。彩乃と意気投合して、その後も食事したりして交流を重ねている。

クレジット

原作

紗倉 まな

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