カードキャプターさくら(第3期)

カードキャプターさくら(第3期)

CLAMPの同名漫画をNHKが製作元となりマッドハウスが制作した長編アニメ。全3期構成で、第1期と第2期は「クロウカード編」、第3期を「さくらカード編」と称する。浅香守生はテレビ放送作品での監督はこれが初。またスタッフに原作メンバー自らが加わり、シリーズ構成で大川七瀬、衣装とカードのデザインにもこなあぱぱがクレジットされている。2006年には文化庁による「日本のメディア芸術100選」のアニメーション部門に本作が選出された。

正式名称
カードキャプターさくら(第3期)
ふりがな
かーどきゃぷたーさくら
原作者
制作
マッドハウス
監督
浅香 守生
放送期間
1999年9月7日 〜 2000年3月21日
放送局
NHK
話数
24話
ジャンル
バトル
 
ファンタジー
 
魔法使い・魔法少女
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概要・あらすじ

小学5年生の木之本桜は、災いを起こす魔法のカードクロウカードをすべて捕獲し、最後の試練を乗り越えて無事に2学期を迎えていた。しかし謎の少年・柊沢エリオルが転入してきたのと前後して、町には再び魔法に関わる災難が起こり始める。

クロウカードを自分自身のさくらカードへと生まれ変わらせたさくらは、カードキャプターとしての新たな戦いへ挑んでいく。

登場人物・キャラクター

木之本 桜 (きのもと さくら)

小学5年生の少女。クロウカードを解放した責任から引き受けたカードキャプターの役目を果たし、2学期を迎えた。大道寺知世は親友。これまで使っていた魔法はクロウ・リードの遺した力を借りる形で「闇」の属性だったが、試練を越えて自分の属性として「星」を司るようになり、魔法の杖の形状にもそれが反映されている。

クロウ・リード (くろうりーど)

偉大な魔術師。物語開始時点ですでに故人。東洋と西洋の魔術をあわせた魔法を研究していた。その成果の1つとして創った魔法のカード集クロウカードが後世に遺り、さくらが見舞われる様々な事件の原因となった。

李小狼 (りしゃおらん)

香港からきた転入生。東洋魔術をベースにした魔法を操る一族の出身で、クロウ・リードの遠い親戚にあたる。クロウカードを巡って競う立場だったが、最終的には良き仲間となり、さくらへの好意が募りだしている。 そのためエリオルがさくらと仲良くなるのは面白くなさそうなそぶりをみせる。姉が4人いる。

ケルベロス

クロウカードの封印を見守っていた守護者。クロウ・リードによって創造された霊的な獣。小さなぬいぐるみのような格好は仮のもので、真の姿は翼をもつ金毛の大きなライオン。さくらのカードキャプターとしての活動を支える良き相棒。 口調は関西弁。たこ焼きが大好物。

観月 歌帆 (みづき かほ)

さくらたちのクラスの担任になった女性教師。友枝町にある神社の巫女でもある。クロウリードに縁のある血筋で、強い霊感をもっている。クロウ・リードの目的に巻き込まれたさくらを見守る。 桃矢とは過去に親密な仲だった。

月城 雪兎 (つきしろ ゆきと)

桃矢の親友で、さくらの憧れの人で、小狼からもほのかな好意を抱かれる。色白で線の細い容貌からは意外なほどの大食漢。その素性にはクロウ・リードやクロウカードと深く関わる事情が潜んでいる。 体調不良と睡魔が続いて危うい状態になるが、桃矢に救われることになる。

(ゆえ)

ケルベロスと対をなすクロウカードの守護者。カードの持ち主を見極め選ぶケルべロスに対して、月はその人間に試練を課す審判者の役割を担う。新たな主としてさくらを認めたが、創造主であるクロウへの思いはいまだ強く、態度はややそっけない。 背に大きな翼を生やした銀髪の美青年の姿をしている。

柊沢 エリオル (ひいらぎざわ えりおる)

非常に大人びた物腰の少年で、小学5年生の2学期にさくらたちのクラスへ転入してきた。イギリス出身。友枝町で新たな魔法の災いが起こり始めた矢先に現れ、さくらたちと親しくなる一方、クロウ・リードやクロウカードと関係深い様子で暗躍する。

木之本 桃矢 (きのもと とうや)

さくらの兄。7つ年上の高校2生。いつもさくらをからかって怒らせているが、家族への愛情は深く、顔を合わせない時には妹への気遣いや心配を絶やさない。親友の雪兎を大事にしており、彼の存在をこの世につなぎとめるために1つの選択をする。

大道寺 知世 (だいどうじ ともよ)

さくらへ深い愛情を寄せる大親友で、同級生。物腰はおっとりしているが聡明な少女。学校ではコーラス部に所属。大金持ちのお嬢様で、さくらの活動を様々な面からサポートする。趣味はさくらが魔法少女として活躍する姿をビデオ撮影する事。 さくらが戦闘時に着るための衣装を作っては着せ替えを楽しむ。

場所

友枝町 (ともえだちょう)

東京都内の郊外にある住宅地で、さくらたちの通う小学校や神社がある。

その他キーワード

クロウカード

1枚1枚に異なる魔法の力が宿っている。地水火風といった自然の要素のほか、跳躍や飛翔、迷いといった動きや概念を司るものまで多種多様。カードたちは人格や感情を備えており、人間に対して特別な気持ちを抱く場合もある。 主を失い暴走したカードを回収して、新たな所有者となるのがカードキャプターの務めだった。

さくらカード

試練を受けたさくらが自分の魔力でクロウカードを上書きすることでクロウ・リードからの借りものではなく自分自身の魔法としてカードの力をあつかえるようになったもの。カードの色や図柄が変わったほか、カードを収納する本に書かれた所有者の名も「THE CROW」から「SAKURA」に変化した。 さくらカードという呼び名は知世がつけた。

カードキャプター

『カードキャプターさくら』に登場する肩書き。封印を解かれてこの世に災難をもたらすクロウカードを、魔法の力によって捕獲し、もう一度封印する者の呼び名。カードの守護者であるケルベロスによって見込まれたさくらが該当する。

クレジット

原作

監督

シリーズ構成

大川七瀬

作画監督

北尾勝

音楽

根岸貴幸

アニメーション制作

マッドハウス

原作

カードキャプターさくら

父の書斎で遊んでいた木之本 桜(通称さくら)は、本棚にある古い本が気になり手に取ってしまう。その瞬間本が激しく光りだし、表紙から何かがいきなり飛び出してきた。それはケルベロスと名乗るかわいいぬいぐるみ... 関連ページ:カードキャプターさくら

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