干物妹!うまるちゃん

干物妹!うまるちゃん

外では才色兼備の完璧な美人女子高生だが、自宅ではぐうたらな「干物妹(ひもうと)」に変身する少女うまると、その兄や友人らのドタバタした日常を描き出すほのぼのコメディ。集英社「週刊ヤングジャンプ」2013年15号から2017年50号まで連載。

正式名称
干物妹!うまるちゃん
ふりがな
ひもうと うまるちゃん
作者
ジャンル
ギャグ・コメディ
関連商品
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あらすじ

第1巻

美人で評判の土間埋は優しくて頭もよく、あらゆる才能に恵まれている非の打ちどころのない女子高校生だと、周囲から認知されていた。しかし、そんな埋の顔はうわべだけのもので、家の中の彼女はぐーたらとゲームをしたり漫画を読んでばかり。いつもわがままを言っては、いっしょに住んでいる兄・土間大平を困らせていた。そんな中、埋は今日が月曜日と知って、大平にジャンプーを買って来てほしいとねだる。しかし大平は、これ以上埋のわがままを聞いてやっては彼女が駄目人間になってしまうと断ろうとするが、埋は泣きながら駄々をこねる。そんな埋の態度に大平は折れてしまい、彼女のためにジャンプーを買って来るのだった。

第2巻

土間埋の家に突然、怖いと評判のクラスメイトの本場切絵がやって来る。埋は家ではだらだらと過ごしている事がバレてしまったと慌てるが、切絵はあまりのギャップに、埋を埋の妹だと勘違いしていた。それに気づいた埋は、妹の「こまる」だと名乗り、切絵の相手をする。そんな切絵を部屋に上げた埋は、彼女に家まで来た目的を尋ねる。すると、切絵は埋の落とした学生証を家まで届けに来たのだと、告げた。それにより埋は切絵が周囲から怖がられているだけで、根は優しい性格なのだと確信する。一方、切絵はこまるの笑顔を見てそのかわいらしさのあまり、こまるを「師匠」と呼んでいいかと尋ねる。切絵はその後、埋の家に足繁く通うようになる。

第3巻

いつものようにパソコンを見ながらダラダラと過ごしていた土間埋は、飲みかけのコーラのペットボトルを倒して、インターネットのルーターを故障させてしまう。慌てた埋はその対処法を調べようとするが、インターネットにつながっていないため調べる事ができない。一旦落ち着いてゲームをしようとするが、当然ゲームもプレイできない。そんな中、土間大平と共に本場猛がやって来る。猛はインターネットができずに落ち込んでいる埋を励まそうと、トランプで遊ぶ事にする。その後、埋はインターネットがつながるまでのあいだ、代わりに漫画喫茶に通っていたが、どこか物足りなさを感じていた。それが大平の存在だと気づいた埋は、急いで帰宅する。

第4巻

土間埋は格闘ゲーム「スペ4」の全国大会に出場するため、「U・M・R」に変装をしてゲームセンターを訪れる。すると、予選を勝ち上がって来た選手の中に、クラスメイトの橘・シルフィンフォードがいる事に気づく。自分の正体がばれる事を怖れる埋だったが、シルフィンフォードはU・M・Rの顔を見ても埋だと気づく事はなかった。埋とシルフィンフォードは順調に勝ち上がり、決勝で対決する事となった。シルフィンフォードは埋の想像以上の腕前で、埋のコンボの隙をつき徐々に埋を追いつめていく。そんな中、シルフィンフォードは観客の中に兄の橘・アレックスがいる事に気づき、格闘ゲーム大会に出場している姿を見られた恥ずかしさから、対戦中にもかかわらずその場から去ってしまう。その結果、埋は優勝者に決定し、埋はシルフィンフォードと決勝で争った事により、彼女に対して興味を持つようになる。

第5巻

クリスマス。土間大平は去年と同じクリスマスケーキを買うのかと、土間埋に尋ねる。すると、埋は今年は友人達と過ごすため、クリスマスケーキは要らないと答える。しかし、大平が寂しがっている様子を察した埋は、後日食べる事にしてクリスマスケーキを買う事を大平に提案する。クリスマス当日に大平からその話を聞いた本場猛は、埋が家にいないのなら外に出掛けようと大平を誘う。一方、埋は友人達と外に出かける中、橘・シルフィンフォードがこれから家に来ないかとみんなを誘う。そして、シルフィンフォードはみんなのほかにも、大切な友人である「U・M・R」を誘っていると口にする。そこで埋はパーティーが終わったあとに「U・M・R」に変装して、再び彼女の家に向かう。

第6巻

ある日、土間大平が神妙な顔つきで土間埋に大切な話があると切り出す。大平は出張で、しばらく家には帰らないと埋に説明する。どのくらいの出張なのかと尋ねると、大平は2週間の出張である事を明かす。1か月は帰って来ないものだと考えていた埋は拍子抜けして、そのくらいなら問題ないと大平を送り出す。そんな中、埋は大平が浜松に出張に行く事を知り、自分もウナギを食べに行きたいと言い出す。そして埋は出張に向かう大平に黙ってついて来てしまう。大平がどうしようかと悩んでいると、上司のミスによって突然朝から時間が空いてしまう。そこで大平はその時間を利用して、埋と浜松の観光をする事になる。その後、大平は予定通り出張先の視察で、浜松のレストランに向かう。大平はその浜松のレストランで行方不明になっていた海老名菜々の兄らしき人物と出会う。

第7巻

明日から夏休みを迎える事になった土間埋は、夏休みにどこに行こうかと脳内会議を始めていた。そこで埋は自分がいつの間にか「干物妹」っぽくなくなっている事に気づく。そこで埋は兄に甘えるだらだらとした生活を卒業する事を決めて、友人達といっしょにプールに行く事にした。プールでみんなと楽しく遊ぶ中、埋は友人達に対して隠している事を心苦しく思い、みんなに「U・M・R」や「土間こまる」といった別の顔を持っている事を明かそうとする。すると、みんなは埋がつらいと思っているなら言わなくていいと口々に言い始める。そして、埋は「干物妹」を卒業する事を撤回して、再び土間大平に甘える日々に戻るのだった。

第8巻

土間大平を「お兄ちゃん」と呼んで慕う少女・金剛ヒカリは、大平と道で偶然出会い再び土間家にやって来た。ヒカリの存在をいぶかしんでいる土間埋は、彼女に対して家にやって来た目的を尋ねる。一方、大平はヒカリと埋が仲違いしている事を気にかけ、二人がなかよくするきっかけを作るためにいっしょにホットケーキを作ろうと提案する。そこで埋とヒカリは、どちらが大平に対してより美味しいホットケーキを作れるかで勝負を始めた。二人は共にホットケーキ作りに失敗してしまうが、大平は自分に作ってくれたものだからと言って喜んで食べる。一方、埋とヒカリは大平が作ったホットケーキを食べ、あまりの美味しさに驚くのだった。後日、ヒカリはまたも土間家を訪れる。そこで大平はヒカリに自分の姉である金剛叶の了解は得ているのかと尋ねるが、ヒカリはそれを誤魔化そうとする。大平はヒカリが叶には無断で土間家にやって来ている事を察したが、ヒカリには来たい時に来ていいと優しく言うのだった。

第9巻

「土間こまる」を主人公とした絵本を完成させた本場切絵は、土間埋といっしょに出版社に持ち込む事に決めた。切絵の描いた絵本を読んだ編集者・芥川栄子はキャラクターもかわいいし、絵もうまいと作品を褒める一方で、このままでは商業出版する事は難しいと感想を述べた。さらに栄子は絵本には読む子供へのメッセージ性や教育性が必要だと指摘しつつ、なぜ「絵本」という表現方法を選んだのかと尋ねる。切絵がその答えに困る中、埋は彼女をフォローし、また描いたら持って来てほしいという栄子の名刺をもらう事に成功する。後日、切絵は再び「土間こまる」を主人公とした絵本を完成させ、栄子のもとに持ち込む。そこで、栄子から主人公を変える事はできないかと尋ねられた切絵は、あくまでも「土間こまる」を主人公とした話を描きたいと主張するが、次第にどうすればいいかと悩み始めてしまう。

第10巻

金剛叶は、会社の部下であり思いを寄せる土間大平から料理を教えてもらうため、妹の金剛ヒカリに連れられて土間家に行く事になった。土間埋は、そんな叶達を外向きの顔で出迎える。埋は大平の上司である叶が兄の今後の出世にかかわると考えており、叶を接待する事で兄の給料を上げようと企んでいた。叶は食卓に出された桜餅を喉に詰まらせたり、座っていた足が痺れてしまったりと散々な目に遭うが、大平達の前でおかしな態度を見せる事はできないと、外面を保った上で我慢してみせる。大平達にはその事を悟られなかったものの、普段外面のいい埋のみが、叶がいろいろと我慢している事を理解していた。そして埋は、叶のその平静さを保ち続ける態度から、彼女の事を尊敬し始める。

第11巻

橘・シルフィンフォードの家に遊びに来ていた土間埋扮する「U・M・R」は、シルフィンフォードが短大を卒業したあとにゲーム会社に就職したいと考えており、その採用試験の練習の一環としてゲームを考案している事を知る。そんな中、シルフィンフォードはかつて「U・M・R」と格闘ゲーム「スペ4」で戦った時の事を思い出していた。そんな彼女に埋は、まだ兄の橘・アレックスと会話をしていないのかと尋ねる。シルフィンフォードはアレックスと会っていない期間が長かったせいで彼と何を話していいのかわからず、家で顔を合わせた時も会話を避けてしまっていた。そこに偶然、アレックスが部屋の前を通りかかるが、シルフィンフォードはまたも何を話していいかわからず固まってしまう。一方、アレックスはシルフィンフォードがゲーム会社に就職したがっている事を知り、彼女に激励の言葉をかけ、二人はなかよくなる。

第12巻

本場猛が仕事の一環で北海道を訪れる事となり、土間埋達は夏休みを利用して彼の取材について行く事にする。すると、それを聞きつけた橘美希が旅行について来て、北海道を案内してくれる。そんな中、埋は北海道旅行ではしゃぐあまり、家と同じようなテンションになっていた。そんな埋のテンションの高さにみんなは驚いた表情を見せるが、埋のテンションにつられてみんなも次第に盛り上がっていく。一方、金剛叶金剛ヒカリは素直になれずに北海道旅行に行く事を断っていたが、偶然を装って埋達と合流する。その後、埋達は北海道から秋田に移動して、海老名菜々の実家に泊めてもらう。その家で土間大平は菜々に対して、菜々の兄・海老名公一朗と会っていた事を明かし、菜々に公一朗と今でも会いたいかと尋ねた。菜々は会いたいと答えると、公一朗が菜々の前に突如現れ、菜々は再会できた事で感動の涙を流すのだった。

登場人物・キャラクター

土間 埋 (どま うまる)

名門荒矢田高等学校に通う16歳の女子高生。タイヘイの妹。学校では成績トップでスポーツ万能。外では才色兼備で非の打ちどころのない美人女子高生として通っているが、家の中ではさまざまなことを面倒くさがり、適当に済ませてしまう「干物妹」に変身する。家の中では、周囲の人が同一人物であるとは気がつかないほど外見が変わり、頭身まで縮んでしまう。 食べ物はポテイトチップスとコーラを愛好、マンガを読んだりゲームをしながらゴロゴロしてばかりいる。自宅にいる時はハムスターを模したコミカルなフード付きの服を常時着用している。アパートのコーポ吉田で兄のタイヘイと二人暮らし。自宅では彼に無理難題をふっかけたりワガママをいったり、おかしやおこづかいを要求するなどして困らせてばかりいる。 自分勝手に振る舞う反面、兄のことは慕っている。ゲームも凄腕で、ゲームセンターでは「UMR」を名乗り、各種ゲームでハイスコアを叩き出している。シルフィンとは「UMR」として、素顔を晒さないまま友人となった。父親は大手企業「土間コーポレーション」の社長であると噂されている。

土間 大平 (どま たいへい)

ダイヤモンドサービス社につとめる真面目で勤勉なサラリーマン。アパートコーポ吉田の201号室で妹のうまると二人暮らし。家事が得意で主夫的な一面を持っている。家の中ではぐうたらな「干物妹」と化すうまるのわがままに振り回されているが、彼女の健康面に気を遣って料理をするなど、細やかな気配りの持ち主。 地味なルックスだが女子には秘かな人気があり、海老名、叶に好意を持たれている。学生時代から成績優秀で、テストで鬼のように100点を取ることから「鬼のタイヘイ」と呼ばれていた。

海老名 菜々 (えびな なな)

荒矢田高等学校に通う女子高生で、うまるの同級生であり親友。おどおどした控えめな性格だが巨乳の持ち主。実家は秋田で、現在はうまるらと同じアパートコーポ吉田の103号室で一人暮らしをしている。入学前にコーポ吉田に引っ越してきたときにタイヘイと偶然遭遇し、彼の優しさに惹かれ、恋するようになった。 食いしん坊で、自宅には冷蔵庫が2個ある。おいしいものを食べたときは、つい秋田弁が出てしまう。タイヘイの前では恥ずかしいので食いしん坊であることを隠そうとしていた。彼女が7歳のときに家を出て行った兄が働いているレストランを探している。

本場 切絵 (もとば きりえ)

荒矢田高等学校に通う女子高生。目つきが悪いので周囲からは恐れられ、クラスからは浮いているが、実は極度の人見知りで恐がり。うまるが落とした学生証を返すため、彼女のアパートを訪れたときに頭身が縮んだ自宅バージョンのうまるに遭遇。学校でのうまると同一人物だとは気づかないまま、そのかわいらしさに心をつかまれる。 うまるは、きりえが自宅に来た際は、「妹のこまる」として振る舞っている。きりえは「こまる」を「師匠」と呼んで一緒に遊ぶ友達となる。後に学校でもうまると友達となり、うまるを介して海老名、シルフィンらとも行動するようになった。将来は絵本作家になるのが夢。 ぼんばの妹だが、デリカシーのない兄とはよくケンカしている。

橘・シルフィンフォード (たちばな・しるふぃんふぉーど)

荒矢田高等学校に通う女子高生。同じく成績優秀なうまるを一方的にライバル視しており、学業やスポーツなどで何かと張り合おうとする。ゲームも好きで、「T・S・F(たちばな・しるふぃん・ふぉーど)」としてイベントにも出場するほど。ゲームセンターでは正体がうまるだとは知らないまま、彼女の扮装である「UMR」と知り合い、友人となった。 学校でも「UMR」と同一人物でると気づかないままうまると仲良くなり、海老名、きりえらとも行動するようになる。お嬢様でマイペースだが、「UMR」らと友達になれて満面の笑みを浮かべるなど、素直な性格。ハーフのお嬢様だが、日本の古い物や文化に興味を持っている。 日本での家は豪華な和風建築のお屋敷。兄であるアレックスのことが大好き。兄には自分がアニメ・ゲーム好きであることを隠している。

金剛 叶 (こんごう かなう)

タイヘイが勤める会社ダイヤモンド・サービスにおける上司で役職は課長。社長の娘。タイヘイ、ぼんばとは学校は違うが学生時代からの友人。学年はタイヘイらの1年下。タイヘイに秘かに好意を抱いており、クリスマスに誘おうとしたり、出張についてきたりと何かと行動を共にしようとするが、想いが伝わらなくてやきもきしている。

金剛 ヒカリ (こんごう ひかり)

「荒矢田高等学校」に通う女子高校生。特進クラスの成績優秀者として全校表彰を受けた。膝まで届く長い金髪を持つ小柄な少女。

本場 猛 (もとば たけし)

タイヘイとは高校時代に一緒のクラスとなって以来の親友で、現在は同じ会社ダイヤモンド・サービスに勤める同僚。アバウトな性格の持ち主。きりえの兄だが、デリカシーがないため、妹からはぞんざいな扱いを受けている。うまるのことは社会人になるまで知らなかった。自宅バージョンのうまるを「たぬきち」と呼び、外バージョンのうまるが同一人物であることには気づいていない。 タイヘイたちと一緒に海に遊びに行ったときに、巨乳で心優しい海老名のことを気に入った。

本場 元次 (もとば もとつぐ)

ぼんば、きりえの父親。迫力のあるいかつい風貌の持ち主だが、最近娘のきりえがちょくちょく外出することを気にかけており、子煩悩な一面を見せる。きりえに剣道を教えた。

本場 楓 (もとば かえで)

ぼんば、きりえの母親。夫である本場元次とは対照的に、娘のきりえの交際関係については放任。高校生のころは遊んでいたらしい。タイヘイのこともよく知っており、いい男でモテると評価している。

本場 基太郎 (もとば もとたろう)

ぼんば、きりえの祖父。ぼんばの実家で、きりえら家族と同居している。

橘・アレックス (たちばな・あれっくす)

タイヘイが勤める会社「ダイヤモンド・サービス」の後輩。ドイツ出身。オタク趣味の持ち主で、ゲームやアニメが大好き。タイヘイの自宅に遊びに来たときも、同じくゲーム・アニメ好きである自宅バージョンのうまると意気投合する。うまるの家できりえと一緒にゲームをして知り合いになった。 シルフィンの兄。会社には特別採用で入社している。

橘 美希 (たちばな みき)

橘・シルフィンフォードの母親。黒髪のポニーテールで、周囲からはシルフィンフォードの姉だと間違えられるほどに若々しい見た目をしている。若く見られる事を喜んでいる一方で、シルフィンフォードに年齢をバラされそうになった際は怖い顔になる。なんでも一番を目指している上昇志向の強い性格で、全日本着付け選手権で優勝した経験を持つ。趣味も幅広く、カメラや高級車でのドライブ、水泳などにも見識が深い。シルフィンフォードには優しく接しているが、和服の乱れなどを見つけた際は厳しく指摘している。

海老名 公一郎 (えびな こういちろう)

タイヘイらが浜松に出張に出かけた際、顧客データをとるために立ち寄ったレストランの店長。彼の働いている店は、最初は東京にあったが浜松に移転した。タイヘイは海老名が出て行った兄を探していることを聞いており、公一郎が彼女の兄ではないかと推測している。

芥川 五月 (あくたがわ さつき)

高校生の女子。芥川栄子の妹。ショートヘアで、前髪には髪留めを付けている。中学生の頃からゲームばかりに熱中しており、特に超人気ゲーム「ハムスターハンター」シリーズでは「神」の称号を得るほどの上級プレイヤーとして君臨している。プレイヤーネームは「A・K・T」で、その存在を特定される事を避けるために、よく姉は死んでいるとウソを吐く事がある。ゲーム漬けの毎日で青春を無駄にしているとも考えており、引退すべきかを悩んでいた。そんな中、ネットゲームのマルチプレイの場で「H・K・R」「U・M・R」という二人のプレイヤーと出会い、彼女達のプレイスキルの高さに驚愕する。さらに「H・K・R」や「U・M・R」も自分と同様の生活を送っている少女だと知り、彼女達となかよくなる事で引退を考えなくなる。

芥川 栄子 (あくたがわ えいこ)

児童文学の編集者を務めている女性。ショートヘアで、耳にはピアスを付けている。本場切絵が絵本を出版社に持ち込んだ際は、その担当を務めた。彼女の絵のうまさとキャラクターのかわいさを評価する一方で、商業出版には向かないと厳しい指摘をした。その後、切絵の絵本が大好きだという気持ちを認め、彼女の担当編集を務める事になった。さらに切絵と意見を交わしながら作品作りに参加し、彼女の作品を授賞させる事に貢献した。しかし切絵が高校生だという理由で、まだデビューするべきではないとも考えていた。切絵がデビューを望むならばそれを後押しするつもりだったが、まだ時期尚早だと考えた切絵の意見に同意。切絵のデビューに向けて、彼女に発破をかけ続けている。

場所

コーポ吉田 (こーぽよしだ)

『干物妹!うまるちゃん』に登場するアパート。うまるとタイヘイの兄妹が201号室、海老名が103号室に住んでいる。古い建物なので床がいたんでおり、海老名が台所の床板を踏み割ってしまったほど。土間兄妹の住む部屋は1DK。

続編

干物妹!うまるちゃんG (ひもうと うまるちゃんじー)

サンカクヘッドの『干物妹!うまるちゃん』の続編。外では完璧美少女だが、自宅や兄の前では極度なめんどくさがり屋である「干物妹(ひもうと)」になる女子高校生の土間埋の日常を描くほのぼのギャグ漫画。集英社「... 関連ページ:干物妹!うまるちゃんG

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