それでも地球は回ってる

それでも地球は回ってる

高校1年生の少女鳥居さかみが、クラスに転入してきた3人の男子とつるむようになり、つぎつぎと波乱が起きる物語。作者秋里和国の本作執筆時の名義は秋里和国弐。

正式名称
それでも地球は回ってる
ふりがな
それでもちきゅうはまわってる
作者
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概要・あらすじ

高校1年生の鳥居さかみのクラスに森崎醍士春名志郎乙訓天空が一度に転入してきた。人目を惹く外見の3人はやがて「大天使」と呼ばれ校内の人気者になるが、それぞれ人に言えない秘密を抱えていた。鳥居さかみは自分に対する彼らの態度に腹を立て、その秘密を暴こうとするが、一緒に騒動に巻き込まれるうちに3人に魅かれるようになってしまう。

登場人物・キャラクター

鳥居 さかみ (とりい さかみ)

黒髪の長髪にリボンを巻いた女子。登場時は英徳大学附属英徳高等学校の1年生。いたって単純な思考の持ち主。転入してきた森崎醍士、春名志郎、春名志郎の態度に腹を立て、秘密を暴こうと決意してから一緒に過ごすことが多くなり、翻弄され続ける。

森崎 醍士 (もりさき だいじ)

背が低く軽いノリの男子。登場時は高校1年生。身長は鳥居さかみとさして変わらない程度だが器械体操経験者でスポーツ万能。鳥居さかみと出会ってからしばらくは彼女を「さかうらみちゃん」と呼んでいた。 乙訓天空、春名志郎とともに英徳大学附属英徳高等学校に転校し、揃って鳥居さかみと同じクラスに入る。 鳥居さかみからビンタを受けて以来、彼女に心をときめかせてしまう。

春名 志郎 (はるな しろう)

金髪を後ろで結び、眼鏡をかけた男子。日本生まれのフランス育ち。森崎醍士、乙訓天空とともに英徳大学附属英徳高等学校に転校し、揃って鳥居さかみと同じクラスに入る。日仏ハーフだが、髪の色は本来黒で、金色に染めている。元は名うての不良で、時折武闘派の顔を覗かせる。 亡くなった母親に対する思慕の念が強く、父親の ファッションデザイナー・春名無雲とは折り合いが悪い。

乙訓 天空 (おとくに てんくう)

黒髪のボブヘアーで、右目を前髪で隠した男子。登場時は高校1年生。鳥居さかみ曰く「日本的美形」。森崎醍士、春名志郎とともに英徳大学附属英徳高等学校に転校し、揃って鳥居さかみと同じクラスに入る。基本的に恋愛に興味はないと言い切る。鏡を見ることを極度に恐れている。 実家は寺で住職の父は異様に逞しい身体をしている。

鳥居 ゆかり (とりい ゆかり)

鳥居さかみの母。テレビ番組の司会者の仕事をしている。高校の後輩だった鳥居龍悟と結婚した。旧姓は緑野。仕事中は清楚な雰囲気だが、家では一転強気で乱暴な口調になる。

鳥居 龍悟 (とりい りゅうご)

鳥居さかみの父。女っぽい仕草と口調で家事全般を嬉々としてこなす。18歳から専業主夫をしている。

森崎 るり子 (もりさき るりこ)

長い黒髪の女性。森崎醍士の母。産婦人科医。森崎醍士を跡継ぎとして鍛えようと、幼い頃から殴ってしごいている。

石川 (いしかわ)

口髭を生やした男性。英徳大学附属英徳高等学校の教員で鳥居さかみ達のクラスの担任。ノリが良く、生徒達のイベントの司会もする。

服部 (はっとり)

口髭を生やした中年の紳士。英徳大学附属英徳高等学校の5人の理事の1人。校内にある樹木の生い茂った敷地から、生徒を遠ざけようとしている。

春名 無雲 (はるな むーん)

口髭を生やした男性。春名志郎の父親。ニューヨーク・ミラノ・パリを拠点とする世界的なファッションデザイナーで、多忙のため年に1度程度しか帰国しない。「普通の日本人」をモデルにしたファッションショーを企画して、鳥居さかみ達を出演させる。

田部 由紀 (たべ ゆき)

ショートヘアーの女子。鳥居さかみの中学時代の友人。森崎醍士、春名志郎、乙訓天空が以前在学していた美しヶ浜高校に通っている。

安西 広子 (あんざい ひろし)

常に大きなマスクをしている男子。登場時は英徳大学附属英徳高等学校の3年生。唯一の卓球部員で部長。存亡の危機に瀕した卓球部存続のため森崎醍士、春名志郎、乙訓天空を入部させる。家は歯科医院。

神山 蛍子 (かみやま ほたるこ)

ボブヘアーで、一部長く伸ばした後ろ髪を三つ編みにしている女子。鳥居さかみと同じクラス。一緒にいることが多い鳥居さかみ、森崎醍士、春名志郎、乙訓天空の間に強引に入り込んでくる。母親はハワイにおり、フラダンス衣装を着た女性のお手伝いと一緒に暮らしている。

花木 秀 (はなき しゅう)

登場時は英徳大学附属英徳高等学校の3年生。鳥居さかみにアプローチする。妹は美しヶ浜高校に在学している。

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