ドラネコロック

ドラネコロック

暴走族ワイルドキャットの副番長・泉屋しげるが、仲間やおやじと一緒に巻き起こす騒動を描くギャグ漫画。

正式名称
ドラネコロック
ふりがな
どらねころっく
作者
ジャンル
ギャグ・コメディ
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概要・あらすじ

暴走族ワイルドキャットの副番長・泉屋しげるは高校生。学校はいつもさぼり、暴走族の仲間とバカをやって楽しんでいる。実家はパンや煙草・雑貨を売る泉屋商店だが、泉屋しげるの父親・泉屋おやじはほとんど働かず、息子と張り合うかのように騒動を巻き起こす。

登場人物・キャラクター

泉屋 しげる (いずみや しげる)

暴走族ワイルドキャットのメンバーで副番長。つっぱり高校生。丸いサングラスを常に着用。リーゼントヘアの先端にチリチリのパーマがあたっており、右の側頭部には10円玉大のハゲがある。学校の授業はさぼっていることが多く、ワイルドキャットのメンバーと過ごすことが何よりの楽しみ。バイクに乗って暴走行為を行うが、喧嘩などの暴力行為は基本行わない。 「カカカ」と笑い、カタカナ言葉をところどころに混ぜる話し方が特徴。楽天的で何事も深く考えないお調子もの。実家は菓子、パン、煙草、雑貨を販売する泉屋商店を営んでいる。

泉屋 おやじ (いずみや おやじ)

泉屋しげるの父親。禿頭でチョビひげを生やしている以外、しげると瓜二つの容貌。しげるとは常に口げんかをくり返し、ふたりして騒動を巻き起こすファンキーな性格。年齢不明。元日本陸軍オートバイ兵を自称している。基本働かず、パチンコばかりしている。生活は泉屋商店を営むしげるの母に依存している。 いい歳をしてお年玉をもらったことがある。かつて「バスの運転手」、「小荷物の配達運転手」、「タクシー運転手」などの職についたことがあるが、自由すぎる勤務態度によりどれも続かなかった。「ハイウェイのイナズマ」と異名をとる無敵の街道レーサーでもある。

しげるの母 (しげるのはは)

泉屋しげるの母親。泉屋おやじの妻。泉屋商店を営み、家族を養うしっかり者。やさしく包容力のある美人だが、しげるの素行に憤り、お灸をすえるため、トイレに逆さづりにしたことがある。

泉屋 めぐみ (いずみや めぐみ)

泉屋しげるの妹。三つ編みリボンの黒目の大きな小学生。12歳。口癖は「ちょめっ」。

井上 光二 (いのうえ こうじ)

泉屋しげるの友人。暴走族ワイルドキャットのリーダー。リーゼントできめたハンサムガイ。暴走族のリーダーだが、凶悪な雰囲気はなく、気楽な感じでチームをまとめている。泉屋しげると同じ高校に通っている。

ジョン万次郎 (じょんまんじろう)

暴走族ワイルドキャットのメンバー。頭頂部を卍の形にカットしており、いつもサングラスをかけている。帽子をかぶることが多い。泉屋しげると同じ高校に通っている。

八幡平 国彦 (はちまんだいら くにひこ)

暴走族ワイルドキャットのメンバー。ウェーブがかかった髪にたれ目で鼻の大きな男。ハナをたらしていることが多く、ほとんどしゃべらない。泉屋しげると同じ高校に通っている。

良介 (りょうすけ)

暴走族ワイルドキャットのメンバー。ウェーブがかかったボリュームのある長髪にサングラスの容貌。ワイルドキャットが暴走行為をした時、通報されないよう電話ボックスを占拠した。泉屋しげると同じ高校に通っている。初期の回に登場しただけで出てこなくなったキャラクター。

(なぎさ)

泉屋しげるの幼馴染み。しげるのことが好きで、その気持ちを隠さず行動する女の子。しかし、しげるはその気持ちに応える気がない。左目の下に泣きぼくろがある。豪華な別荘をもっていたり、グランドピアノが家にあったりするなど、家はお金持ちのようである。しげると同じ高校に通っている。

泉 洋子 (いずみ ようこ)

泉屋しげるが一目惚れしてアタックをかけている女の子。右目の下に泣きぼくろがある黒髪の美少女。しげるは彼女をことをルイジアナと呼ぶ。一方、泉洋子は初めて合った時、しげるが鳥の巣箱に入っていたことから、しげるのことを「スバコちゃん」と呼ぶ。テニスを趣味としている。

華子 (はなこ)

泉屋しげるが一目惚れした泉洋子の親戚で友人。ゴリラに似た容貌と体格のメガネ女子。泉屋しげると泉洋子が会う時にやたらと同席してくる。しげるに一目惚れしており、次第に積極的に迫ってくるようになった。その凶暴性はどんどん増大し、しまいにはサメを一撃で葬るほどにパワーアップ。 後にスカウトされ、『ジャワ原人逆襲』という映画でジャワ原人として主役を張ったことがある。泉屋しげるは華子のことを『超人バロム1』の「ドルゲ魔人」になぞらえて「ブタゲルゲ」と呼ぶ。

ウルフ

泉屋しげるが属するワイルドキャットを取り締まるサングラスの警官コンビのひとり。相棒はジョー。最初に取り調べを行った時、しげるが「チルチルミチル」と名乗ったことから、彼のことをずっと「チルチルミチル」と呼ぶようになった。母子家庭でハングリーに育ち、クリスマスにトラウマ的な思い出がある。

ジョー

泉屋しげるが属するワイルドキャットを取り締まるサングラスの警官コンビのひとり。相棒はウルフ。いつもヘルメットをかぶっている。回が進むにつれ、ウルフとともに、取り締まるというよりは一緒に騒動を起こすキャラクターとなった。最初に取り調べを行った時、しげるが「チルチルミチル」と名乗ったことから、彼のことをずっと「チルチルミチル」と呼ぶようになった。

集団・組織

ワイルドキャット

『ドラネコロック』に登場する暴走族のチーム名。泉屋しげるはメンバーのひとりで、「副番長」と呼ばれるサブリーダーである。リーダーは井上光二。当初はかなりの人数がいた模様だが、回が進むにつれ、井上光二、泉屋しげる、ジョン万次郎、八幡平国彦の4人に固定されていった。暴走族だが喧嘩などは行わない。しげるの家にもよく遊びに来るが、その時は皆礼儀正しい。

場所

泉屋商店 (いずみやしょうてん)

『ドラネコロック』に登場する店の名前。泉屋しげるの実家が営む商店。菓子、パン、煙草、雑貨などを販売しており、しげるの母が切り盛りしている。扱っているパンのメーカーは「カベムラ」。「カベムラのパン」は、当時の週刊チャンピオン編集長・壁村耐三にちなんだネーミングと思われる。

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