海景酒店 HOTEL HARBOUR-VIEW

海景酒店 HOTEL HARBOUR-VIEW

1980年代の香港を舞台に、何かを待ち続ける日本人の中年男性と中国人娼婦の淡い交流を通して、生と死、繁栄と没落を象徴的に描いたハードボイルド短編。原作:関川夏央。

正式名称
海景酒店 HOTEL HARBOUR-VIEW
ふりがな
かいけいしゅてん ほてる はーばー びゅー
作画
原作
ジャンル
殺し屋
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概要・あらすじ

舞台は1980年代の香港。とある海辺のホテルに長期滞在している日本人の中年男がいた。彼は毎日酒浸りの中、何かを待ち続けている。娼婦を抱く以外何もしない男は、彼女に、自分を殺しに来る殺し屋を待ち続けているのだと打ち明ける。

登場人物・キャラクター

(おとこ)

日本人の中年男性。作中に名前は出てこない。香港のホテルに長期滞在し毎日無為に過ごし、何かを待ち続けている。通産省の役人だったが、癌に侵されていることが判明した。昔の映画に出てくる粋なギャングのように香港のホテルバーで撃たれて死にたいと考え、仕事を辞めて香港へ渡り、自分を殺してくれる殺し屋を自ら雇った。 ガンマニアであり、銃の抜き打ちの速さだけは最後に競いたいと殺し屋には告げている。

ツーイン

香港に暮らす高級娼婦の中国人女性。主人公の男に毎日のように買われ、顔なじみとなっている。自分を殺しに殺し屋が来るという男の話から、彼のことをおそらく日本のギャングだろうと考えている。

(おんな)

作中に名前は出てこない。若く美しい白人女性。主人公の男の要望を叶えるため、カリフォルニア州サン・ホセから香港へやって来た。男の希望通り香港のホテルバーにて銃の抜き打ちを競い、彼を射殺した。

バーテン

作中に名前は出てこない。主人公の男が滞在しているホテルのバーに勤めている初老の男性。白人たちが集っていた過去の香港をなつかしがっており、最近幅をきかせている日本人のことは毛嫌いしている。

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