強殖装甲ガイバー

強殖装甲ガイバー

異星人が地球に残した謎の物体と接触し殖装体ガイバーへと変身する力を経た深町晶と、人間を獣化兵(ゾアノイド)に改造していき世界征服を企む悪の組織クロノスとの戦いを描く。原作高屋良樹。

正式名称
強殖装甲ガイバー
ふりがな
きょうしょくそうこうがいばー
作者
ジャンル
その他SF・ファンタジー
 
アクション
レーベル
カドカワコミックス・エース(KADOKAWA)
巻数
既刊15巻
関連商品
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概要・あらすじ

ある日、高校生の深町晶は異星人の残したユニットと呼ばれる謎の物体を偶然手に入れ、殖装体ガイバーへと変身する殖装者となってしまう。殖装者となったことで悪の組織クロノスから追われる身となった深町晶は、組織の追っ手との戦いを余儀なくされるうちに、人間の尊厳を守る戦いへと身を投じていく。

登場人物・キャラクター

深町 晶 (ふかまち しょう)

平凡な高校生だったがある日見つけたユニットと呼ばれる物体に体を浸食され、強い戦闘能力を持つガイバーへと変身できるようになってしまう。はからずも秘密結社クロノスの中でもずば抜けて強力な生体兵器であるユニットを奪ってしまった深町晶は、周囲の人間共々クロノスに命を狙われるようになる。 過酷な命運に立たされているが優しい性格故に非情になりきれず、戦いに対して疑問を抱くことも多い。

瀬川 哲郎 (せがわ てつろう)

恰幅のある体格で眼鏡をかけている。深町晶にとっては兄の様な存在であり、彼のよき相談相手。ある日下校の際に裏道を通って帰ろうと晶を誘ったことが、結果として彼をガイバーとして戦う道に引き込んだということを悔やんでおり、晶のサポートをできる限りしようとする。秘密結社クロノスに顔が割れているので戦いによく巻き込まれる。

瀬川 瑞樹 (せがわ みずき)

深町晶の幼馴染で高校では生徒会の役員をやっていた。晶のことは恋愛対象として見ることが出来ず、生徒会長である巻島顎人に想いを寄せていたが、戦いに巻き込まれ晶に何度も命を救われるうちに彼の戦いにも理解を示し、次第に彼に惹かれていくようになる。

巻島 顎人 (まきしま あぎと)

クロノス日本支部長である巻島玄蔵の養子で高校では生徒会長をやっていた。実の親と自分の人生を巻島玄蔵の野心のために捻じ曲げられ、巻島玄蔵とクロノスに対し憎しみを抱いている。クロノス打倒の為に強大な力を欲しており、自らも世界の覇者となる野心を持っている。天才的な戦闘センスとカリスマ性を持ち、ガイバーとなって戦う。 目的の為ならば手段を問わないが、利用価値がある為、深町晶達と行動を共にする。

オズワルド・A・リスカー

クロノス日本支部に本部から派遣された監察官。三つあるユニットと呼ばれるガイバーに変身できるようになる生体兵器の内、一つが意図せず体に取り付き、ガイバーとして戦うことになる。戦闘能力の差で深町晶をあと一歩のところまで追いつめたが、頭部にあるガイバーの制御装置が破損しており、暴走した隙に深町晶の変身したガイバーの必殺技であるメガスマッシャーによって消し飛ばされる。

巻島 玄蔵 (まきしま げんぞう)

巻島顎人の養父。製薬会社の社長というのは表の顔で、その正体は秘密結社クロノスの日本支部支部長であった。ユニットと呼ばれるガイバーに変身できるようになる生体兵器を巡って度重なる失敗の責任を問われ、獣化兵(ゾアノイド)として調整されてしまい自らガイバーと戦うことになる。

リヒャルト・ギュオー

獣化兵(ゾアノイド)を統率する獣神将(ゾアロード)のうちの一人であり、失脚した巻島玄蔵に代わってクロノス日本支部の統括者として現れた。自ら世界の支配者になる野心があり、獣神将のトップに君臨するアルカンフェルに謀反を企てるが、失敗に終わりアルカンフェルの手によって葬られる。 重力を操る能力を持ち、疑似的なブラックホールを生み出すことが出来る。

村上 征樹 (むらかみ まさき)

元はジャーナリストで、ニューギニアの奥地を取材中にクロノスに拉致され、リヒャルト・ギュオーの為の試作獣神将(ゾアロード)として調整される。その為不完全で消耗も大きいが、獣神将に近い能力を持つ。クロノスから脱走し、クロノス打倒の為深町晶たちと接触する。

アルカンフェル

十二人いる獣神将(ゾアロード)の長であり、クロノスの創設者にして総帥。異星人の手によって直接調整された最初の獣神将であり、ブラックホールから生きて帰るなど他の獣神将とは次元の違う戦闘能力を持つ。

アプトム

獣化兵(ゾアノイド)への調整の過程で生殖能力を喪失した一代限り損傷実験体(ロスト・ナンバーズ)の内の一体。当初は他の獣化兵に擬態する能力しか持たず、戦闘能力も擬態した獣化兵に一歩劣るものだったが、再調整によって強化され、他のあらゆる生命体を融合捕食し、その遺伝的形質を取り込んで能力を得ることが出来るようになった。 再調整の過程で獣神将の精神的支配を受け付けなくなり、クロノスから抜け出して独自に行動するようになる。

集団・組織

クロノス

『強殖装甲ガイバー』に登場する組織。当初は秘密結社として存在しており、世界征服を目指して暗躍していた。獣化兵(ゾアノイド)を統率する能力を持つ獣神将(ゾアロード)の下、人間を獣化兵に調整することで通常の軍では太刀打ちできない戦力を有する。構成員は世界各地のあらゆるところに入り込んでおり、獣化兵に調整されたことにすら気づいていない市民もいる。

その他キーワード

ガイバー

『強殖装甲ガイバー』に登場する兵器。ガイバーとは異星人の言葉で規格外品という意味であり、作中では人類が異星人によって作られたユニットと呼ばれる特殊な物体によって変身した姿を指す。圧倒的な戦闘能力を持ち、腕部の高周波ブレードや胸部のメガスマッシャーで戦う。異星人の精神支配を受けず制御できない為、人類は失敗作として星ごと異星人に見捨てられた。

獣化兵 (ぞあのいど)

『強殖装甲ガイバー』に登場する生物。調整と呼ばれる遺伝子操作によって化物に変身が可能になった人間を指す。人間は元々太古の昔から異星人によって兵士となるために進化をさせられてきた素体であり、ここから調整をすることで各々の特殊能力を持った獣化兵へと変身することが出来るようになる。

獣神将 (ぞあろーど)

『強殖装甲ガイバー』に登場する生物。通常の獣化兵(ゾアノイド)とは異なる方法で調整された人間で、12人程度しかおらず、その戦闘能力はガイバーをもしのぐ。また各々獣化兵を本能的に従わせる能力を持っている。普段は普通の人間の姿をしているが、戦闘時には姿を変えて戦う。

アニメ

強殖装甲ガイバー

主人公の深町晶は先輩の瀬川哲郎と帰宅中、偶然にも「ユニット」と呼ばれる物体を拾い、強大な戦闘力を持つ「ガイバー」となってしまう。それは秘密結社 クロノスの最高機密であったため、深町晶は追われ続けること... 関連ページ:強殖装甲ガイバー

書誌情報

強殖装甲ガイバー 15巻 KADOKAWA〈カドカワコミックス・エース〉

第1巻

(1998-10-28発行、 978-4047132399)

第2巻

(1998-10-28発行、 978-4047132405)

第3巻

(1998-11-26発行、 978-4047132412)

第4巻

(1998-11-26発行、 978-4047132429)

第5巻

(1999-01-06発行、 978-4047132436)

第6巻

(1999-01-06発行、 978-4047132443)

第7巻

(1999-01-27発行、 978-4047132450)

第8巻

(1999-01-27発行、 978-4047132467)

第9巻

(1999-02-24発行、 978-4047132474)

第10巻

(1999-02-24発行、 978-4047132481)

第11巻

(1999-04-05発行、 978-4047132498)

第12巻

(1999-04-05発行、 978-4047132504)

第13巻

(1999-04-30発行、 978-4047132511)

第14巻

(1999-04-30発行、 978-4047132528)

第15巻

(1999-05-26発行、 978-4047132535)

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