九太郎がやってきた!

九太郎がやってきた!

忍者の末裔犬丸九太郎は生まれ育った山を離れ、手塚山学園中学に転校することになり、津和野基と出会い恋をしながら成長する。犬丸九太郎が幼い頃のエピソードと、後日談を描いた短編の番外編が2編ある。

正式名称
九太郎がやってきた!
ふりがな
きゅうたろうがやってきた
作者
ジャンル
ラブコメ
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概要・あらすじ

忍者の末裔犬丸九太郎は生まれ育った山を離れ、手塚山学園中学に転校することに。さらに、学園長の息子・津和野基の家に居候することにもなり、学校でも家でも犬丸九太郎が大暴れ。そんな毎日を送る中、忍者の戦いに巻き込まれていく。

登場人物・キャラクター

犬丸 九太郎

犬魔流忍者の末裔の女の子。長年暮らしてきた遠吠山の山奥から出てきて、手塚山学園中学に転入、津和野基の家に引き取られることになった。九太郎の名前は、兄ばかりの兄弟の末っ子・九番目の子供ということから由来。学校に通ったことはなかったが、祖父から勉強を習い、12か国語がペラペラ、微分積分も解けるが、文字は犬魔流の忍び文字しかかけない。 津和野基と一緒に行動をしているうちに、お互いに気になる存在になっていく。

津和野 基

犬山九太郎と一緒に暮らすことになる。世が世ならば、津和野を治める手塚城の若君で、犬丸九太郎は城主を守る忍者だった。父親は手塚山学園中学の学園長で、津和野基も1年鳥組委員長務める優等生。1年生ながら剣道部の男子部主将。クールで硬派だが、頭脳明晰で周囲の人望も厚く、運動神経も忍者の犬丸九太郎と対等に張り合うくらい抜群。 宮内百合加とは親が決めた許嫁同士だが、恋愛感情は持っていない。

フランケン

犬丸九太郎の愛犬で、忍者の心得を持っている。幼いころから一緒に育ってきた犬丸九太郎にしかなつかないが、なぜか初めて会った津和野基になつく。

宮内 百合加

1年鳥組副委員長。津和野基とは親同士が決めた許嫁だが、一方的に恋心を抱いている。そのため、津和野基と一緒に暮らす犬丸九太郎には嫉妬のあまり、いじわるをしていたが、ピンチを助けてくれてからは和解。見た目や言葉遣いはおしとやかな大和撫子だが、剣術に優れており、剣道部の女子部部長を務めるほどの腕前である。

猫目タマ (たまさん)

津和野家のお手伝いさん。いつも着物で、丸眼鏡に大きな口が特徴。津和野家にやってきた野生児で言うことを聞かない犬丸九太郎をお風呂に入れることができたほどのバカ力。実は猫目一族の末裔で、猫目薫とは叔母甥の関係。くのいちとして、幼い頃の猫目薫の面倒をみていた。

猫目 薫

かつて犬魔一族と敵対していた猫目一族の末裔。一族の恨みを晴らすため、犬丸九太郎を狙って、手塚山学園中学の1年あやめ組に転入する。長い黒髪が特徴。意識を混沌とさせる春花の術を得意とする。叔母であるタマさんの説得により誤解が解け和解。性格は素直でまっすぐで、勉強もスポーツも万能。 女性にモテるが興味はないと言いつつも、犬丸九太郎が気になっている。

明希

手塚山学園中学の1年生。ショートカットで気が強いスケバン風。いつも4人の仲間と一緒に行動している。入学当初は剣道部に所属していたが、家柄・学力・剣術の実力に追いつけず、脱落。落ちこぼれとして、同じ境遇の友人と一緒につるんでいた。犬丸九太郎と出会い、再度、剣道部に入部。 友達になる。

佐野 泉 (さの いずみ)

手塚山学園中学の1年生。津和野基を加えた4人グループでいつも一緒に行動し、同じ剣道部。大きな黒縁のメガネに、大きな目に長いまつげが特徴の美男子。津和野基に厳しい言葉をかけられて落ち込む犬丸九太郎を励ます優しい男の子。

日高 乱秀

火鷹一族の末裔で、犬魔一族と敵対する革命派のリーダーでもある。日高麻理とは兄妹。長髪に切れ長の目が特徴。目的のためには手段を選ばない。犬魔流皆伝書を狙い、手塚山学園中学を精神を操る夢火の術で支配してしまう。

日高 麻理

犬丸九太郎が2年生に進級した時に、忍術剣道部に入部してきた新入生。1年鹿組に所属。ボブカットで勝気な瞳が特徴。猫目薫に好意を持っているようでいつもベッタリ。実は火鷹一族の末裔であり、日高乱秀の妹。精神支配の術・夢火の術をかけ、猫目薫を操り、犬丸九太郎を倒そうとする。

集団・組織

手塚山学園中学

手塚市にある手塚城跡に建っており、津和野家の当主である津和野基の父親が学園長を務める。生徒全員が部活に所属しており、活動がさかん。特に剣道部は学園のエリートが集まっており、剣術のみならず学力・家柄も優れている。犬丸九太郎が入部してからは、剣術忍術部と名を変え、剣道だけではなく忍法も行うことになった。

犬魔一族

『九太郎がやってきた!』に登場する忍者の一族。手塚城の城主・津和野家に代々仕えていたが、歴史の中から突然姿を消し、家の存続は不明とされてきた。犬丸九太郎はその末裔。両親と8人の兄は幼い頃亡くなったと聞かされ、忍びの里遠吠山に祖父と一緒に暮らしていた。様々な忍術に精通し、四星手裏剣を使う。10年以上前に起こった忍びの世界の戦いでは、正道派としてこれまで通り陰で人の世を守っていこうと革命派と戦った。 忍びの最古最強の名高い犬魔流会で書を所持していると言われている。

猫目一族

『九太郎がやってきた!』に登場する忍者の一族。犬魔一族と同じく、手塚城がある地方の大名に仕えた忍びの一族で、四爪手裏剣を使う。戦国時代から代々、犬魔一族と敵対し、争ってきた。その時の状勢によって主を変え、金で雇われてきた。猫目薫とタマさんがこの一族の末裔となる。なぜか代々しいたけが苦手で最大の弱点。

火鷹一族

『九太郎がやってきた!』に登場する忍者の一族。10年以上前に起こった忍びの世界の戦いでは、忍術を持って人々を制し、社会を支配しようとする革命派であった。400年以上前に犬魔一族と対立し、忍界を追われた恨みを抱え、陰で忍びを動かし、犬魔一族を滅ぼそうと画策する。末裔の日高乱秀と日高麻理は犬魔流皆伝書を狙い、犬丸九太郎を襲う。

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