悪魔のリドル

悪魔のリドル

ターゲットとなる暗殺対象を殺すことを目的に開講されたミョウジョウ学園の「黒組」を舞台に、女子高生の暗殺者が戦いを繰り広げていくアクション漫画。登場人物は一部を除きほとんど女性で、女性同士の同性愛も描かれる。「月刊ニュータイプ」2012年9月号から2016年11月号にかけて連載された作品。原作は高河ゆん。

正式名称
悪魔のリドル
ふりがな
あくまのりどる
原作者
高河 ゆん
作者
ジャンル
アクション
レーベル
角川コミックス・エース(KADOKAWA)
巻数
既刊5巻
関連商品
Amazon 楽天

世界観

舞台は全寮制のマンモス校であるミョウジョウ学園。この学園の「黒組」と呼ばれるクラスでは、各地から暗殺者を集め、指定されたターゲットを殺すことを目的とした教育が行われていた。基本的に暗殺者たちは報酬を手にするために暗殺を行っているが、舞台が学校ということもあり、彼らの友情や愛情などが生まれる過程も描かれている。ちなみに暗殺にはルールがあり、暗殺をする旨を書いた「予告票」を提出後、48時間以内にターゲットを殺害しなければならない。暗殺に失敗した場合はミョウジョウ学園を退学しなくてはならない。

あらすじ

ミョウジョウ学園の「黒組」は、ターゲットを暗殺するために開講されたクラス。その「黒組」には各地から腕利きの暗殺者が集められ、誰が先にターゲットを暗殺できるか競い合っていた。だが、そんな暗殺者の1人である東兎角は、ターゲットの一ノ瀬晴と接しているうちに彼女のひたむきさに惹かれ、他の暗殺者から晴のことを守る守護者になることを誓う。こうして、兎角と晴の波乱に満ちた学園生活が始まるのだった。

タイアップ

悪魔のリドル展

本作『悪魔のリドル』の原画、コンテ、設定資料の展示会が2014年7月23日から8月3日にかけて東京で、2014年8月9日から8月31日にかけては名古屋で行われた。会場内の物販コーナーでは、アニメBDやDVDの購入特典として生動画原本の配布も行われた。名古屋会場では「悪魔のリドルカフェ」も併設された。

『中二病でも恋がしたい!』ラジオVS『悪魔のリドル』ラジオガチンコバトルステージ@ニコニコ超会議3

2014年4月26日に幕張メッセで行われた「ニコニコ超会議3」において、本作『悪魔のリドル』に関連したイベントが開催された。出演者は諏訪彩花、浅倉杏美、大坪由佳、内田真礼、赤﨑千夏、上坂すみれの6人。ステージでは3人ずつの2チームに分かれ、3番勝負を繰り広げる姿が公開された。

メディアミックス

TVアニメ

2014年4月からTBS系列にてTVアニメ版が放送された。監督は草川啓造、キャラクターデザインは井出直美、音楽は藤澤慶昌が担当し、東兎角役を諏訪彩花、一ノ瀬晴役を金元寿子が演じた。全12話でオープニングは一貫して変わらないが、エンディングテーマは1話ごとにその話に関連の強いキャラクターが歌う曲と絵に変わる仕様となっている。

webラジオ

TVアニメが始まった4月に合わせて、インターネットラジオステーション「音泉」にて「「悪魔のリドル」ラジオ~黒組通信~」が隔週水曜日に配信された。パーソナリティは東兎角役の諏訪彩花が務めた。

ソーシャルゲーム

ニジボックスより、ソーシャルゲーム「悪魔のリドルAK」がMobage、GREE、mixiにて2012年11月30日から2015年11月9日にかけて配信された。原作のキャラクターはもちろん、ゲームオリジナルキャラクターも多数登場している。

登場人物・キャラクター

東 兎角 (あずま とかく)

カイバの推薦で、私立17学園からミョウジョウ学園の10年黒組に送り込まれた暗殺者の女子生徒。当初は他の生徒と同様に一ノ瀬晴をターゲットとしていたが、晴に好意を抱いてしまったことで他の暗殺者から晴のことを守る守護者となった。臭いを嗅ぎ分ける能力に長けていて、特に暗殺者の放つ「殺し」の臭いを敏感に感じ取ることができる。 元々実家は暗殺を家業としており、幼少期から暗殺の基礎を叩きこまれていたため能力は高く、暗殺者界隈でもかなりの有名人。得意な武器はナイフ。

一ノ瀬 晴 (いちのせ はる)

ミョウジョウ学園の10年黒組の女子生徒。黒組において、クラスメイトから命を狙われる暗殺のターゲット。自分がターゲットであることは自覚しているものの、怯えたり恐れたりすることはなく、むしろクラスメイトたちとは仲良くしていきたいと考えている。そのため、暗殺者に呼び出されても簡単についていくなど少々不用意な一面もある。 ちなみに命を狙われる理由は、巨大な一族に生まれたため「生きてるだけで困る人間がたくさんいる」から。物心がつく前から幾度となく襲撃を受けており、身体中に多くの傷跡が残っている。

犬飼 伊介 (いぬかい いすけ)

ミョウジョウ学園の10年黒組の女子生徒。クラスメイト全員に対して「様」付けで呼ぶように強制しており、性格は好戦的で挑発的な発言も多い。幼少期に犬飼恵介に母親を殺害されたが、母親からはネグレクトによって殺されかけていたため自身は救われたと感じている。これが理由で恵介を本当の家族のように思っており、強く信頼している。 使用する武器はナックルダスターナイフと拳銃だが、本人は素手による戦闘を好む。騒がしいことや血を見ることが好きではないので、暗殺はできる限りスマートに行いたいと考えている。

走り 鳰 (はしり いにお)

ミョウジョウ学園の10年黒組の女子生徒。黒組ではただ1人、他校からの転入組ではなく、元々ミョウジョウ学園に通っていたため、制服もミョウジョウ学園のものを着用している。人懐っこく、人との距離をうまく詰めることのできるつかみどころのない性格。黒組では一ノ瀬晴の暗殺を取り仕切る立場にあり、理事長とも繋がりのある学園側の人間で、暗殺者たちにさまざまなルールを説明したり、暗殺の報酬を聞く役割を担っている。

番場 真昼 (ばんば まひる)

ミョウジョウ学園の10年黒組の女子生徒。気弱な性格で、人前で自己紹介ができないほどの引っ込み思案。一ノ瀬晴からもらった手作りのストラップを「聖遺物」として大切に保管している。特技は裁縫。過去に、男に監禁され衰弱している様子をカメラで撮られていた際、もう1つの人格である番場真夜が現れるようになった。 以降、夜になると人格が変わるようになっている。

番場 真夜 (ばんば しんや)

番場真昼のもう1つの人格で、夜になると姿を表す。真昼とは異なり凶暴な性格で、言葉遣いも荒々しい。一方で、ターゲットの一ノ瀬晴ともすぐに仲良くなるなど社交的な一面を持つ。真昼のことは大切に思っており、暗殺もすべて真昼の要望に応じて真夜が行っている。使用する武器はスレッジハンマー。力及び体力は真昼の身体に依存するので、限界が来た際には真昼に気を使って休憩をとっている。

寒河江 春紀 (さがえ はるき)

ミョウジョウ学園の10年黒組の女子生徒。借金を抱えた貧乏な家の長女で、下には多くの兄弟がいる。暗殺業に手を染めているのは家族を食べさせていくためで、家族が一生困らずに生きていける金が欲しいと願っている。暗殺対象の一ノ瀬晴には、自分の境遇と通ずるものを感じて少々同情の念を抱いているところもある。身体能力、なかでも特に握力に秀でており、自ら率先して力仕事をすることが多い。 使用する武器はワイヤーで、トラップに利用したり、直接首を絞めるなどの戦い方が得意。ガントレットを所持しており、近接戦闘もそつなくこなせる。

生田目 千足 (なまため ちはる)

ミョウジョウ学園の10年黒組の女子生徒。桐ヶ谷柩とは、彼女がミョウジョウ学園に転入する前に道案内をしたことで面識がある。その後は互いに親密な関係となり、常に手を繋いでいるほど仲が良い。黒組に参加しているなかでは珍しく、ターゲットが暗殺するに値するかをどうかを自分で判断する、対悪人専門の暗殺者。そのため、一ノ瀬晴に対して危害を加える気はない。 黒組に参加した理由は、恩師の娘を殺害した「エンゼルトランペット」と呼ばれている暗殺者を探して殺すこと。使用武器はレイピア。

桐ヶ谷 柩 (きりがや ひつぎ)

ミョウジョウ学園の10年黒組の女子生徒。かなりの方向音痴で、かつてミョウジョウ学園に行けずに困っていたところを生田目千足に助けてもらったことがある。その後は互いに親密な関係となり、常に手を繋いでいるほど仲が良い。使用する武器は毒全般で、持ち歩いているクマのぬいぐるみに隠した毒針を使用する。千足のことは、「嫌われると死んじゃう」と公言するほど心の底から愛している。 実はとある暗殺組織に所属している。

剣持 しえな (けんもち しえな)

ミョウジョウ学園の10年黒組の女子生徒。いじめられっ子だった過去があり、現在は「集団下校」といういじめで悩む人のために復讐を請け負う組織に属している。そのためいじめに対しては過敏で、いじめをする者を決して許さない。基本的には物静かで真面目な性格。舞台が好きで、学園祭においては「ロミオとジュリエット」の演技指導を必要以上に熱心に行うという意外な一面もある。

武智 乙哉 (たけち おとや)

ミョウジョウ学園の10年黒組の女子生徒。ターゲットとなっている一ノ瀬晴の殺害をより円滑に進めるため、あえてフレンドリーに接しており、自分と晴との類似点を挙げて晴の心を開かせるなど狡猾な性格。その正体は地元で「21世紀の切り裂きジャック」と呼ばれている殺人鬼で、人を殺すことでしか性的快楽を得られないシリアルキラー。 そのため、自分が安心して一生殺しを続けられるような「保険」を求めている。使用武器は無数に携えているハサミで、じわじわと相手をいたぶるように殺害する方法を好む。ハサミは投げつけて遠距離攻撃することも可能。身体能力が高く暗殺者としても優れた技量を持つが、簡単に殺害できる状況下でも相手をいたぶるために遊んでしまう傾向があり、決定的な殺害の機会を逃してしまうことがあるのが欠点。 特技は生け花で切り絵の技術も高いが、字は下手。

首藤 涼 (しゅとう すず)

ミョウジョウ学園の10年黒組の女子生徒。趣味は身体を動かすことで、かなりのアウトドア派。しかし、将棋もたしなむなど頭脳派な一面も持ち、黒組の学級新聞では詰将棋のコーナーを担当している。実は肉体がまったく老いない病気を患っており、実年齢は不明だがかなりの高齢。本人はそのことを気に病んでおり、病を治して普通に年を取って死にたいと願っている。 長寿なだけあって性格はかなり落ち着いており、すべてを達観している。

神長 香子 (かみなが こうこ)

ミョウジョウ学園の10年黒組の女子生徒。暗殺養成機関「クローバー・ホーム」出身の暗殺者。過去に自分の失敗から慕っていたイレーナという先輩を死に至らしめたことがあり、「失敗」を極端に恐れている。使用する武器は爆弾で、ワイヤートラップとともに使用することもある。拳銃も使用するが、不用意に無駄撃ちしたりと銃の扱いはそれほど巧みではない。 暗殺者という職業をあまり快く思っておらず、また劣等生ということもあり、暗殺業から足を洗いたいと考えている。

英 純恋子 (はなぶさ すみれこ)

ミョウジョウ学園の10年黒組の女子生徒。「英財閥」の跡取り娘でその権力は学園内においても強く、校長先生が敬語で対応したり、教室には専用の豪華な机と椅子が用意されている。一ノ瀬晴のことは幼少期から知っており、幾度となく命を狙われては生き延び続けているという境遇が晴と類似している。そのため、晴と自分はどちらが強いのかということをはっきりさせたいと思っている。

溝呂木 辺 (みぞろぎ あたる)

ミョウジョウ学園の10年黒組の担任を務める男性教師。教師になって3年目で初めて担任としてクラスを受け持つことになったが、自分の受け持つクラスの大半が暗殺者であることを知らない普通の人間。

百合 目一 (ゆり めいち)

ミョウジョウ学園の女性理事長。黒組の動向を走り鳰とともに見守っている、黒組の主催者。東兎角が守護者として一ノ瀬晴の味方をしていることも想定内であり、今回の黒組がどのような結末を迎えるのかを楽しみにしている。

カイバ

私立17学園の男性教師。ミョウジョウ学園に「学校間留学生」として東兎角を送り出した人物。兎角とは送り出した後も携帯電話で連絡をとっており、その際に送るメールはすべて兎角に問題に答えさせるという不思議な方式となっている。

東 空身 (あずま そらみ)

東兎角の母親で、東真呼の姉。東一族の暗殺家業を継いでおり、暗殺者として活躍していた。しかし、兎角には自分のような人殺しにはなって欲しくないと考えている。

東 真呼 (あずま まこ)

東兎角の伯母で、東空身の妹。東一族の暗殺家業からは足を洗っており、幼少期に暗殺家業を継ぐために訓練に勤しむ兎角を、普通の子供のように育てたいと思っていた。それはなにより空身の意志でもあったため、兎角に家を出て自分と一緒に暮らす提案もしていた。

東兎角の祖母 (あずまとかくのそぼ)

東兎角の祖母。兎角の名付け親でもあり、その由来は「誰もがあり得ないと恐れるほどに強くあれ」という、暗殺者として大成して欲しいという願いが込められている。東一族の暗殺家業に誇りを持っており、その暗殺業から足を洗った東真呼のことはあまり快く思っていない。

寒河江 冬香 (さがえ ふゆか)

寒河江春紀の妹。春紀を除けば兄弟の中では一番の年長者にあたる。そのため、ミョウジョウ学園に通う姉の代わりに兄弟たちの面倒を見ている。春紀には先月分の借金の支払いができないことと、母親の具合が悪くなったことを電話で知らせていた。

犬飼 恵介 (いぬかい えいすけ)

犬飼伊介の義父であり、伊助の名付け親。ネグレクトをしていた伊介の母親を殺害し、伊介が餓死寸前だったところを救った人物。その正体はフリーランスの暗殺者。また、同性愛者で伊介が「パパ」と呼んでいる男性のパートナーがおり、自身は伊助から「ママ」と呼ばれている。

イレーナ

神長香子の所属していた暗殺養成機関「クローバー・ホーム」にいた先輩の暗殺者の女性。優秀な暗殺者だが、その実力を鼻にかけることなく、施設内で劣等生だった香子のことも可愛がっていた。「不器用だけど時間をかければしっかり身につくタイプ」と香子に期待をかけており、自分の跡継ぎにしようと考えていた。しかし、香子の仕組んだ爆弾が誤作動を起こしたことにより、爆死している。

武雄 (たけお)

首藤涼の元恋人の男性で、涼に将棋を教えた。涼と仲睦まじく幸せな日々を過ごしていたが、のちに別の女性と結婚し、既に故人となっている。生前はあまり活動的ではなくインドア派だった。

集団・組織

黒組 (くろぐみ)

ミョウジョウ学園で、特別な時期のみ開講されるクラス。担任は溝呂木辺。このクラスには1人のターゲットの生徒と、その生徒を殺すために複数人の暗殺者が送り込まれている。暗殺が成功した際には、暗殺者には任意の報酬が約束されている。しかし暗殺者にはターゲットの生徒が誰なのかが事前に知らされておらず、まずはターゲットを絞り込むことから始める必要がある。 前回に開講された黒組では、わずか2週間足らずでターゲットの暗殺が完了している。

ダチュラ

毒による暗殺を得意とする殺し屋集団で、「エンゼルトランペット」と呼ばれる者がエースを務めている。生田目千足が復讐を目論む憎き相手の所属先でもある。規模もかなり大きく、暗殺者界隈では影響力の強い組織となっている。

集団下校 (しゅうだんげこう)

剣持しえなが所属する、いじめを受けて悩む人たちを集めた互助会。しかしそれは名目上のもので、実際はいじめに悩む子供たちに代わって復讐殺人を請け負う組織となっている。復讐を依頼した者は、誰かの代わりに復讐殺人をしなければならないというルールが存在している。しえなにとっては友人や仲間がいる自分の大切な居場所。

場所

ミョウジョウ学園 (みょうじょうがくえん)

小・中・高・大一貫教育を行っている学園。広大な敷地の中に寮を併設している全寮制の学校で、生徒は政治家や権力者の子息が多い。学内での高校1年生は「10年生」と呼ばれており、クラスは赤・白・青・黄・緑の5クラス編成。だが、特別な時期にだけ黒組が開講される。名物はプチメロンパンとプチあんぱん。

私立17学園 (しりつじゅうなながくえん)

東兎角が元々所属していた全寮制の高等学校。表向きは普通の高校を装っているが、実際は暗殺者養成学校となっており、生徒は日々暗殺の訓練を受けている。そのなかでも兎角はとびきり優秀な成績を修めていた。

金星寮 (きんせいりょう)

ミョウジョウ学園の黒組に所属する生徒が共同生活する寮。学内のC棟にあり、1Fには18時~21時までやっている食堂があり、2Fには風呂がある。この風呂は大浴場となっており、22時まで使用できる。

植物園 (しょくぶつえん)

ミョウジョウ学園の校内に存在する巨大な植物園。「毒草園」という薬学の研究のために設立されている危険な植物が展示されている場所もあり、そこには研究員及び教員の許可なしに生徒が立ち入ることは禁止されている。

クローバー・ホーム (くろーばーほーむ)

神長香子が所属していた暗殺者養成機関。表向きは児童養護を目的とした教会を装っているが、実際は多くの子供が暗殺者となるべく日夜暗殺の技術を磨いている。その子供を指導するのはシスターに扮した暗殺者である。

イベント・出来事

裏オリエンテーション (うらおりえんてーしょん)

ミョウジョウ学園で走り鳰が一ノ瀬晴を除くクラスメイトを呼んで行った、黒組における暗殺のオリエンテーション。内容はターゲットの告知と、暗殺におけるルールの確認。また、その際には暗殺をする際に必要となる予告票も配られた。

金星祭 (きんせいさい)

ミョウジョウ学園の創立記念で催される学園祭。普段は一般生徒の前に姿を現すことはない黒組も参加し、「ロミオとジュリエット」の演劇を披露した。その際の台本は担任である溝呂木辺が1人で作成した。

その他キーワード

予告票 (よこくひょう)

ターゲットを暗殺する際に必要となる、暗殺を予告する用紙。暗殺者はこの予告票に暗殺をする旨を書いたうえで、48時間以内に暗殺を実行しなければならない。予告の時間は他の暗殺者と重複しても問題はない。

ゲルセミウム・エレガンス (げるせみうむえれがんす)

一ノ瀬晴が植物園で武智乙哉に襲われた際に、背後から嗅がせた花。マチン科またはゲルセミニウム科で麻酔効果がある毒性を持つ。毒部位は全草。これを嗅がされた乙哉は麻酔効果により昏倒した。

ミョウジョウ学園7不思議 (みょうじょうがくえんななふしぎ)

ミョウジョウ学園に伝わる7不思議のこと。音楽室にあるベートーベンの像が深夜に勝手に動いたり、理科室の人体模型が深夜に笑い転げて飛び出した内臓をあわてて拾い集める、などのものがある。図書室にあると言われている「禁断の書」の貸し出しカードに名前を書くと幸福になれるというものもあるが、それだけは7不思議の中でも真実味があると言われている。

東のアズマ西のクズノハ (ひがしのあずまにしのくずのは)

暗殺界隈で知らない者はいないという、東西に存在する暗殺集団の二大家系のこと。東兎角はこの「東のアズマ」の一族の出身で、本家の跡取り娘。そのため、東兎角の祖母から幼少期より暗殺の英才教育を施されていた。

クレジット

原作

高河 ゆん

アニメ

悪魔のリドル

ミョウジョウ学園で特別な時期に開講される10年黒組というクラス。このクラスは、1人の女子高生を暗殺するために12人の女子高生が刺客として集められた13人で編成されるクラスであった。暗殺ターゲットは一ノ... 関連ページ:悪魔のリドル

書誌情報

悪魔のリドル 5巻 KADOKAWA〈角川コミックス・エース〉

第5巻

(2016-12-10発行、 978-4041050484)

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