概要・あらすじ
愛する女性と玉川上水に入水し心中を図ろうとしていたとある文豪は、突然謎のトラックに襲われ、異世界であるザウバーベルグに転移してしまう。だが、文豪は世界を救う勇者としてはあまりにもステータスが低く、また冒険に対するやる気もまったくなかった。しかし、自分が心中しようとしていた恋人もこの世界に転移しているのではないかと思い当たった彼は、心中を遂げるために彼女を捜そうとし始める。見るに見かねた神官のアネットや、偶然魔物に襲われているところを助けられた武闘家のタマは、彼のことをセンセーと呼び、同行するようになるのだった。
登場人物・キャラクター
センセー
異世界であるザウバーベルグを救う勇者として転移させられた男。本名不明。職業は作家であり、着流しに外套を羽織っており、目つきと顔色が悪い。恋人と心中を図る直前に、異世界に転移させられてしまったことを不服に思っている。自分と同じく異世界に転移させられてしまったであろう恋人を捜し、心中をやり直すために旅に出る。転移者としては異様にステータスが低く、特別なスキルも特に持たない。よく睡眠薬などの毒物を摂取しているため、つねに毒に侵されている状態。陰気な性格で事あるごとに自殺しようとしているが、なぜか女性を引きつける人柄の人物。
アネット
ザウバーベルグのとある教会で神官を務める女性。尖った長い耳を持つ。転移者を導き、冒険へ旅立たせる仕事を長年続けている。転移時に授かったチートスキルを利用して好き勝手に振る舞う転移者のことを軽蔑するようになっていた。そんな中で現れた、転移者としてはある意味型破りなセンセーの言動に衝撃を受け、好意を抱くようになってしまう。彼をサポートするために神官の職を辞め、教会を飛び出して冒険に動向することになる。
タマ
ネコのような耳を持つ種族の少女。本名は別にあるらしいが、センセーから適当につけられた名前が定着している。職業は武闘家で、素手での戦闘に長ける。魔物に襲われているところを、偶然が重なった結果、センセーに助けられたことで、彼を気に入り、自分の家に案内しようとしている。
クレジット
- 原作
書誌情報
異世界失格 10巻 小学館〈ビッグ コミックス〉
第1巻
(2020-04-10発行、 978-4098605606)
第2巻
(2020-07-10発行、 978-4098606504)
第3巻
(2020-10-12発行、 978-4098607471)
第4巻
(2021-02-12発行、 978-4098608478)
第5巻
(2021-07-12発行、 978-4098611041)
第6巻
(2022-01-12発行、 978-4098612741)
第7巻
(2022-07-12発行、 978-4098613779)
第8巻
(2022-11-10発行、 978-4098615346)
第9巻
(2023-06-12発行、 978-4098618323)
第10巻
(2024-02-09発行、 978-4098627431)