冒険ピータン

冒険ピータン

いかだの上で倒れて海を漂流していた少年・ピータンが、女海賊たちに助けられることから始まる奇想天外な冒険を描く。下品でシュール、エロティック要素も満載のギャグ漫画。

正式名称
冒険ピータン
ふりがな
ぼうけんぴーたん
作者
ジャンル
アドベンチャー
 
ギャグ・コメディ
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概要・あらすじ

ある日、女船長ネーナ率いる海賊船カツオノカンムリ号の乗組員たま子は、いかだの上で倒れて漂流している少年を助ける。少年の名はピータン。アトランティスからやってきたと言う少年の言葉に、一同は驚愕するが、じつは練馬大泉の「アトランティス」というまんじゅう屋の跡取り息子だった。何はともあれ、雑用係として海賊の仲間入りをしたピータンは、突拍子もない行動と変態ぶりで周囲を混乱に陥れていく。

登場人物・キャラクター

ピータン

練馬の大泉にあるまんじゅう屋「アトランティス」の跡取り息子。友人と鹿島沖でイカ釣りをしていたところ、遭難。イカダで漂流していたところを海賊船カツオノカンムリ号に拾われる。労働嫌いでお調子者の上、すけべな変態。自己暗示をかけることで「化石」「絵馬」「案内図」「装甲坂」などに変身する特技を持つ。

ネーナ

ロマンと黄金を求めて七つの海をかけめぐる女海賊。カツオノカンムリ号の女船長。破天荒なピータンの言動に激しいツッコミを入れる。同性愛者で、乗組員のたま子と関係を持っている。

たま子 (たまこ)

海賊船カツオノカンムリ号の乗組員。ショートカットの美少女。イカダで漂流していたピータンを発見し、助けた女性。船長のネーナに憧れと恋愛感情を抱いており、肉体関係を持っている。男性は恐怖の対象でしかなかったが、海の王子・白湯に心を奪われ、ネーナの嫉妬を買う。

千日前 (せんにちまえ)

海賊船カツオノカンムリ号の乗組員。痩せ型釣り目でナマズひげを生やしている中国人風の中年男性。語尾に「~あるよ」とつけるのが特徴。主に調理を担当しているらしい。

そうかめ

『冒険ピータン』に登場するアルダブラゾウガメ。ゾウガメだが人の言葉を話す。食料としてカツオノカンムリ号に飼われていたが、「シチューにするより働かせたほうがトク」というピータンの言葉に救われ、船の下働きとなる。

黒潮の磯七 (くろしおのいそしち)

イケメンの人魚で、女性の人魚を独り占めして暮らしている。男嫌いのネーナすら心を奪われるイケメンだが、下半身がアンコウで非情に醜い。ネーナに想いを寄せるが、その醜い下半身のため嫌われる。

ロビンソン・クルーソー

ネーナたちが水分補給に立ち寄った無人島で生活している人物。パブロ・ピカソらが描いたキュビスムの絵画のようなシュールな顔をしている。病気のフライデーの代わりにピータンを奴隷にしようとする。山上たつひこ『JUDOしてっ!』に登場したピカソと同じ容姿をしている。

サムソン

頭髪の薄い中年男の人魚。人間の男性を食べると不老不死になるという言い伝えを信じ、ピータンを食べる。食べられたピータンはサムソンの腹の中で家業の饅頭屋を経営して大繁盛、というシュールな話が展開される。

白湯 (ぱいたん)

海底に広大な土地と財産を持つ金華王国の王子で「海の王子」と呼ばれる。鎧に身を包んだスレンダーなイケメンで、たま子に想いを寄せられる。海の平和を乱すマダラ皇帝を倒すために、ピータンたちとともにマダラ帝国に潜入する。

海牛 (うみうし)

海の王子・白湯に長年仕える忠実な家来。黒い体に縦縞があり、ウミウシのような外見を持つ。「フグの猛毒テトロドトキシン濃縮液」や「ゴキブリの卵とアカイエカの幼虫をすりつぶした爆弾」などの武器を持つ。

プレオスポラチャワンタケ博士 (ぷれおすぽらちゃわんたけはかせ)

60年間にわたり、海洋と人類に関わる研究をしてきた科学者。潜水服なしで海中を何時間も泳げる薬を開発し、金華王国とマダラ帝国の勝敗の鍵を握るとされた人物。

マダラ皇帝 (まだらこうてい)

海の平和を乱し、金華王国を滅ぼそうとする、凶悪強大なマダラ帝国の頂点に君臨する皇帝。戦局不利となった金華王国の王子・白湯とピータン一行の暗殺の対象となる。

集団・組織

金華王国 (きんかおうこく)

『冒険ピータン』に登場する王国。海の王子・白湯の先祖がイワシ一匹から築き上げた海底の一大王国。クジラ3万頭の牧場を経営しており、巨万の富を持つ。海の平和を乱すマダラ帝国と敵対関係にある。

マダラ帝国 (まだらていこく)

『冒険ピータン』に登場する帝国。ホオジロザメの脳髄とその攻撃性を持つと言われる凶暴な一族で、マダラ皇帝をその頂点とする。長年、金華王国とは敵対関係にあり、ある日ついに本格的な侵略を開始する。

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