まだらの卵

まだらの卵

汚染された工業地帯の町で、まだらの卵を拾った少年とその家族が、恐ろしい怪物に襲われる様子を描いたホラー漫画。

正式名称
まだらの卵
ふりがな
まだらのたまご
作者
ジャンル
ホラー
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概要・あらすじ

舞台は汚染された工業地帯の町。排水にまみれた川で、主人公のぼくは原色に彩られたまだらの卵を発見する。動物好きのぼくまだらの卵を孵化させるが、目を離した隙に中の生き物はいなくなってしまう。それからというもの、町では動物や小さな子供の失踪事件が頻発していた。ある日ぼくが家に帰ると、飼い犬のポチと家族がミイラのように干からびて死んでいた。

怯えるぼくの元にも、姿の見えない謎の怪物が迫り来る。

登場人物・キャラクター

ぼく

汚染の進んだ工場地帯の一角に、家族と共に住んでいる。快活で好奇心旺盛な性格で、飼い犬のポチと共に、いつも楽しそうに外を駆け回っている。家族との折り合いが悪いことに孤独を感じており、寂しさを紛らわすために部屋に小鳥や小動物をたくさん飼っている。ドブ川で遊んでいる際に、まだらの卵を拾い、家に持ち帰って孵化させた。

ポチ

主人公のぼくの飼い犬。いつもぼくと一緒に、外を元気に駆け回っている。警戒心が強く、ぼくがまだらの卵を見つけたときや、ドブ川で怪物が近づいてきたときには大声で吠え立てた。怪物がぼくの家を襲った際、体中の体液を吸い取られて死亡する。

(ちち)

主人公のぼくの父親。家の近くの工場で働いていた、毎日夕方になると油まみれになって帰宅する。毎晩酒を飲んではぶつぶつと独り言をつぶやいていて、ぼくのことを邪険に扱う。

(はは)

主人公のぼくの母親。ぼくが赤ん坊のころから病気で、家の二階で寝たきりになっている。父はぼくが二階に上がることを禁じているので、ぼくは母がどんな顔をしているのさえ知らない。

祖母 (そぼ)

主人公のぼくの祖母。病気で寝たきりの母に食べ物を運ぶのを仕事にしている。母はどんな病気なのかと尋ねたぼくを、「おまえはそんなこと知らなくていいんだよ」と一蹴している。

祖父 (そふ)

主人公のぼくの祖父。昔は父と同じ工場で働いていたが、事故で頭を打って以来、発狂してしまった。今でも時々工場へ行き、がらくたを拾い集めて来る癖がある。特に首つり状態にした女の子の人形を、「花子」と呼んで可愛がっている。

その他キーワード

まだらの卵

『まだらの卵』に登場する生物。排水に汚染されたドブ川で、主人公のぼくによって発見された。ぼくの家に持ち帰られた後、ひとりでに孵化し、いずこともなく消え去ったが、周囲の小動物や人間の子供を食べて成長した様子が作中で見られる。ぼくの家を襲い、飼い犬のポチと家族を皆殺しにし、ぼくにも襲い掛かる。

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