炎の虎信玄

炎の虎信玄

戦国時代。甲斐の守護、武田信虎の長男として生まれた信玄の半生を描いた歴史漫画。軍師・山本勘助との出会いや、父・信虎との確執、宿命のライバルである上杉謙信との川中島の戦いなどのエピソードが描かれる。

正式名称
炎の虎信玄
ふりがな
ほのおのとらしんげん
作者
ジャンル
戦国
 
その他歴史・時代
関連商品
Amazon 楽天

概要・あらすじ

1521年10月3日、甲斐国躑躅ヶ崎館(つつじがさきやかた)。武田信虎と今川氏との戦の真っ最中に、武田家の世継ぎが生を受けた。幼名は勝千代。後の晴信(信玄)である。元気いっぱいに育った勝千代は、ある日弟と釣りに出かけ、川に落ちる。命を落としかける勝千代だったが、諸国を旅する山本勘助に救われる。

勝千代と話をした勘助は、その魅力に心酔し、剣術や軍略など自分の持てるすべてを授ける決意をする。翌日から、さっそく勘助による教授が始まった。

登場人物・キャラクター

武田 晴信 (たけだ はるのぶ)

「甲斐の虎」の異名を持つ。1521年、甲斐の守護大名、武田信虎の嫡男として生まれる。幼名を勝千代という。12歳の頃、修行で諸国を旅をしていた山本勘助と出会う。その言動で、勘助を大いに感服させ、武芸百般や軍略などを仕込まれる。1541年、大飢饉に見舞われた領地・領民を一顧だにせず、戦と圧政を続ける父・信虎を追放。 新しい甲斐の主となる。戦国の世を終わらせ、泰平をもたらすために天下統一を目指す。

山本 勘助 (やまもと かんすけ)

修行で諸国を巡っていたところ、甲斐国で、12歳の勝千代と出会う。幼いながらも自国や民の事を考え、「人は見た目ではなく中身」と言い放つ勝千代に心酔し、己の修行の成果をすべて勝千代に授ける。勝千代が晴信となり、武田家の主になってからは、正式に晴信に仕え、右腕となって働く。

武田 信虎 (たけだ のぶとら)

武田晴信の父。甲斐の守護大名。気性が荒く、戦の鬼と呼ばれるほど、戦いに明け暮れる。お気に入りの駿馬を巡り、晴信ともめて以来、晴信を生意気だとなじり、関係を悪化させる。大飢饉の年、自国の領民のことを顧みずに戦を続けたため、ついに晴信により、甲斐国を追放される。

武田 信繁 (たけだ のぶしげ)

武田晴信の弟。幼名は次郎。幼少時、晴信とともに川でおぼれかけたところを山本勘助に助けられる。勘助の存在を知らなかったため、晴信に命を救われたと思い込んでおり、以来ますます兄を尊敬し、忠臣として仕える。また、晴信の影武者を務める。

諏訪 頼重 (すわ よりしげ)

信濃国の戦国大名。諏訪家当主。武田晴信の妹・禰々が妻で、晴信の義兄にあたる。晴信によって甲斐を追放された武田信虎の言葉に従い、甲斐を攻め、晴信を滅ぼそうとする。

禰々 (ねね)

武田晴信の妹。諏訪頼重の妻で、頼重との間に虎王丸をもうける。頼重を晴信に滅ぼされ、晴信の庇護を受ける。頼重亡き後の諏訪を取ろうとする高遠頼継を退けるために、生後4か月の虎王丸を担いで戦場に赴いた結果、虎王丸を死なせてしまった晴信を恨む。

湖衣姫 (こいひめ)

諏訪頼重の娘。神々しい美しさを持つ美女。諏訪の惣領家の血を残すため、父の仇である武田晴信に嫁ぐ。諏訪の血を残すためだけでなく、天下泰平をも見据える、志の高い女性。晴信との間に四郎(のちの武田 勝頼)をもうける。

長尾 景虎 (ながお かげとら)

「越後の龍」の異名を持つ。武田晴信と幾度となく刃を交えることとなるライバル。越後の守護代・長尾為景の末子として生まれるも、その気性の荒さゆえに一度は僧籍に入れられる。後に還俗し、反乱鎮圧の要地に派遣され、あっという間に乱を平らげ、才覚を発揮する。

真田 幸隆 (さなだ ゆきたか)

武田晴信の家臣。知略、話術に長ける人物。軍力を使わず、晴信の軍資金である甲州金を使い、難攻不落の戸石城を攻略する。

SHARE
EC
Amazon
logo