ハートを打ちのめせ!

ハートを打ちのめせ!

中学三年生の根岸、荒井、瑠璃、マキ、亜都子達が、恋を通して大人にならざるを得ない状況を、短編連作形式で描いた作品。

正式名称
ハートを打ちのめせ!
ふりがな
はーとをうちのめせ
作者
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概要・あらすじ

中学三年生の根岸は、荒井と関係を持ち、恋人同士となる。だが荒井瑠璃に惹かれる様子にふれ、一時関係を解消。その後、殴りあいをする中で気持ちを通じさせ、各別の高校に進学しても恋人としての関係を継続した。瑠璃は教師の石井に惹かれ、強引にアプローチ。関係を持ち、大人になったら結婚出来るかもしれない、という夢を互いに持つようになった。

マキは大学生の彼氏がいるという妄想で、自分自身を保っていたが、椎名からの干渉でそれが崩されてしまう。亜都子は素行不良のセイジと後輩の富樫との間で揺れるが、最後にはセイジの寂しさにほだされ、彼を選ぶ。

登場人物・キャラクター

根岸 (ねぎし)

『ハートを打ちのめせ』に登場するキャラクター。中学三年生の女子。荒井に思いを寄せており、彼と夏休みの間だけでも恋人同士でいるために関係を持った。荒井が瑠璃に思いを寄せていることを知っており、性的関係だけの自分に嫌気がさし、一時関係を解消。夏休み明けに荒井と殴りあい、気持ちを通じさせる。北野と岡に、根岸との行為を見せるよう強要された荒井からの呼び出しに応じたが、荒井自身が見せることを拒み、未遂に終わった。 中下高に進学予定。秀高進学予定の荒井と学校が分かれてしまうことを不安に思っている。

荒井 (あらい)

『ハートを打ちのめせ』に登場するキャラクター。中学三年生の男子。学業優秀。瑠璃に思いを寄せている。根岸に言い寄られ関係を持つ。一時、関係の解消を告げられたが、夏休み明けに殴りあいをし、気持ちを通じさせた。瑠璃が浜中先輩を自宅に招き入れているのを見てしまい、傷心。その後瑠璃に告白するが、タイミングが悪いと断られた。 北野と彼の恋人亜都子との行為を、岡と共に見せてもらった。その後、北野と岡に、根岸との行為を見せるよう強要された。根岸は呼び出しに応じたが、荒井自身が見せることを拒んだ。理科準備室で瑠璃が石井に抱きついているのを偶然目撃してしまった。将来の夢は弁護士。

森下 瑠璃 (もりした るり)

『ハートを打ちのめせ』に登場するキャラクター。中学三年生の女子。実父はおらず、義父がいる。学業優秀。浜中先輩から告白されて、彼と交際。窓から自室に招き入れることもあった。夏休みに関係を持ったが、情がさめて破局。その後、父性的な魅力を持つ石井先生に惹かれ、アプローチ。夜の湖に、ボートでのデートを数度行った。中学生の思いこみだと言う石井に本気になってもらうため、危険な行為を行い、関係を持ってもらった。 最後と言って温泉旅行に連れて行ってもらい、いつか大人になったら結婚するかも知れないという夢を互いに抱いた。

大杉 亜都子 (おおすぎ あつこ)

『ハートを打ちのめせ』に登場するキャラクター。中学三年生の女子で、根岸達のクラスメート。母は水商売の女性で、綺麗なところには憧れるが、女性的な部分は苦手と思っている。セイジの彼女で、彼と関係を持っているところを、荒井と岡に見られた。セイジが根岸の胸に触れているところを目撃し、二人が関係を持っていると勘違い、根岸と仲違いする。 セイジとの行為を拒絶、その後、彼が羽田先輩の恋人と関係していることを知り、ショックを受ける。セイジの後輩である富樫から告白を受ける。セイジが自分との行為を後輩達に見せていたことを知り、深く傷ついた。その後セイジと別れ、富樫と恋人同士になった。

横山 マキ (よこやま まき)

『ハートを打ちのめせ』に登場するキャラクター。中学三年生の女子で、根岸達のクラスメート。大学生の恋人がいるという妄想を持っていて、彼からもらったという設定のネクタイを締めている。椎名にその妄想を看破され、彼に惹かれていく。

浜中 (はまなか)

『ハートを打ちのめせ』に登場するキャラクター。バスケ部。瑠璃とつき合っている。彼女の自室に窓から入る場面も。夏休み中に瑠璃と関係を持ったが、彼女の方の愛情が冷め、自然消滅した。

(おか)

『ハートを打ちのめせ』に登場するキャラクター。中学三年生の男子。荒井の友人で、瑠璃に思いを寄せている。北野と彼の恋人亜都子との行為を、荒井と共に見せてもらった。その後北野と共に、荒井と根岸の行為を見せてくれるよう強要。一度その現場に自ら足を運ぶも、荒井の身内に追われて逃げた。

石井 (いしい)

『ハートを打ちのめせ』に登場するキャラクター。理科の先生。瑠璃からのアプローチを受け、夜の湖でボートをこぎデートしていた。8年前に妻を亡くし、子供と生活している。瑠璃からのアプローチにやや浮かれていたが、中学生だからと本気にせず、あしらっていた。瑠璃のそぶりに、彼女の気持ちを知り、関係を持った。最後と言いわれ、瑠璃を温泉旅行に連れて行き、いつか大人になったら結婚するかも知れないという夢を互いに抱いた。

北野 セイジ (きたの せいじ)

『ハートを打ちのめせ』に登場するキャラクター。中学三年生の男子。荒井達のクラスメート。亜都子とは恋人同士で、彼女との行為を荒井と岡、後輩の富樫達に見せた。その後、岡と共に荒井と根岸の行為を見せるよう強要。以前、CDの万引きなども行っていた。

椎名 (しいな)

『ハートを打ちのめせ』に登場するキャラクター。中学三年生の男子で、根岸達のクラスメート。マキの隣の席。マキに気があり、彼女の妄想も見破った。

富樫 (とがし)

『ハートを打ちのめせ』に登場するキャラクター。セイジの後輩。セイジの恋人である亜都子に思いを寄せる。セイジと亜都子が関係を持っているところを見ていた。その後亜都子にアプローチ、恋人になった。だが生活環境や愛情表現などのすれ違いがあり、最終的に亜都子と破局した。

羽田 (はねだ)

『ハートを打ちのめせ』に登場するキャラクター。セイジ達の先輩で、高校生。恋人がいたが、別の高校に進学したため、関係が薄れていた。そのため、セイジと恋人が関係を持つようになった。その落とし前として、亜都子の兄達と共に、セイジを袋だたきにした。

集団・組織

中下高 (なかしたこう)

『ハートを打ちのめせ』に登場する学校。根岸とセイジ、岡が進学する。偏差値は低め。

秀高 (ひでこう)

『ハートを打ちのめせ』に登場する学校。荒井が進学する。学区一番の学校で、偏差値は高め。

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