稲妻とロマンス

高校2年生で隣の席になった年上同級生との甘くて複雑な恋愛を描く。主人公の吉沢菫は、年上で悪い噂のある二ノ宮麗央を好きになって猛アタック。何度断られても諦めなかった。麗央も本当は菫のことが好きで、断りながらもその気持ちを隠しきれていなかった。急に冷たくされたり、好意を示してくれたりと態度を変える麗央に、菫は振り回されながらも期待してしまう。

麗央は顔に傷があり、ヤクザの手下だと噂される強面のイケメン。成人しているが、高校に通っている謎めいた人物。 菫は世界が変わるような運命の恋に憧れる今どきの女子高生。物おじしない男前な性格で行動力のある女の子。そんな二人の出会いは高校2年生の新学期。麗央の隣の席になってしまってビビる菫だったが、お礼のメモにクマの絵を書いてきた麗央に好感を持つ。彼と関わりを持つうちに、いつのまにか菫に恋心が芽生えていた。

麗央に恋してしまった菫は気がつくと「好きになってもいいですか？」と麗央に伝えてしまう。「自分は噂通りの悪い人間だから」と菫を突き放す麗央。断られても菫は諦めずに麗央に気持ちを伝え続ける。実は麗央にとって菫は大切な人で、昔、菫に救われた過去があった。両思いの二人だったが、麗央にはこれ以上関係を進めない理由があった。