うらさい

うらさい

心霊アパートの管理人兼大学生である浦才人を中心に、幽霊や巫女、妖怪が騒動を巻き起こすハーレム・ラブコメディー作品。原作者はしろがね杏。

正式名称
うらさい
ふりがな
うらさい
原作者
しろがね杏
作画
ジャンル
ギャグ・コメディ
 
ファンタジー
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概要・あらすじ

桜禍町にひっそりと建つアパート「うらさい荘」は、女性の幽霊が多数出現する心霊アパート。実はその幽霊たちは、アパートの管理人である大学生の浦才人と、その一族への恨みを晴らすべくチャンスをうかがっていたのだった。才人の20歳の誕生日を機に、幽霊たちはその凶暴性を露わにするが、その前に美久原沙夜という巫女の少女が現れる。

彼女は代々、浦家を守護するべく結成された秘巫女という集団の一員だった。才人の命を巡って幽霊たちと秘巫女の戦いが始まる。

登場人物・キャラクター

浦 才人 (うら さいと)

うらさい荘の家主で管理人を務める大学生の青年。小説家志望で文章力向上のため毎日ブログをアップしている。優柔不断かつ気弱な性格で、自らの命を狙われているにも関わらず女性幽霊たちに優しく接する。

美久原 沙夜 (みくはら さよ)

浦才人を幽霊たちから守るべく、うらさい荘に現れた巫女の少女。ドジで大食漢。その失敗が度々才人の命を危険に晒すこととなる。

徳永 秀一 (とくなが しゅういち)

うらさい荘に住む唯一の男性住人。大学の准教授を務めつつ心霊研究に打ち込んでいる。うらさい荘へは研究の一環として住んでいるのだが、実は極度の霊音痴という体質で、幽霊はまったく見えていない。部屋には自ら開発した怪しい心霊装置や心霊グッズが山積している。

浦 才二郎 (うら さいじろう)

浦才人の父親だが、才人が19歳の時に病死する。うらさい荘に住みつく黒猫の身体に入り込み現世に舞い戻る。女性に対して非常にだらしない性格。

穂之村 すみれ (ほのむら すみれ)

うらさい荘102号室に住むメイドの幽霊。「カンペキに」が口癖の完璧主義者。大正時代に浦才人の先祖である浦才九郎に仕えていたが、家宝の壺を割ったという嫌疑をかけられたことで世をはかなんで自殺。以来、浦家に恨みを持っている。

美咲 明日香 (みさき あすか)

うらさい荘203号室に住む女子高生の幽霊。生きているころは棒高跳びの選手として高校陸上界に名を馳せていた。

山本・フロリアーヌ・アレクシア・理子 (やまもとふろりあーぬあれくしありこ)

うらさい荘202号室に住む令嬢の幽霊。日本人とフランス人とのハーフ。生前、自分の家庭教師をしていた浦才輝と母との不倫現場を目撃し、ショックのあまり道に立ち尽くしていたところを車に轢かれて死んでしまった。

川原 ルミ (かわはら るみ)

うらさい荘103号室に住む女医の幽霊。風呂好きの江戸っ子。第二次世界大戦直後、あまりに激しい情事に耐え切れず逃げ出した浦才人の祖父を追う途中、不発弾の爆発に巻き込まれて事故死した。

小手毬と瑠璃茉莉 (こでまりとるりまり)

うらさい荘201号室に住む双子の犬神で、性別は女性。平安時代に浦才人の先祖に仕え、浦家の繁栄に大きく寄与した。しかし一族の権力争いに巻き込まれ殺された主人の無念を受け、浦家に恨みを持つ。毬は絵画を描くのが得意。茉莉は数学の天才的頭脳の持ち主である。

蓮実 彩音 (はすみ あやね)

浦才人と同じ文芸サークルに所属する女子大生。学業の傍ら実家の甘味処を手伝っている。才人がほのかな恋心を抱いているが、綾音はそれにはまったく気づかず、才人は美久原沙夜と付き合っていると思い込んでいる。

セシリア・マンザレク (せしりあまんざれく)

うらさい荘の近所にあるフォルトゥーナ女学院という名門女子校に通うシスター。タロット占いが得意で、不吉な運命をまとっている浦才人の身を案じて、関わりを持つようになった。美久原沙夜に負けぬ大食漢。

風間 涼狐 (かざま りょうこ)

秘巫女の里で教官を務める31歳の巫女。美久原沙夜の幼い時から指導にあたっており、彼女の良き相談相手でもある。

権田 鶴子 (ごんだ つるこ)

秘巫女の里で修行中の巫女。真面目でしっかり者。美久原沙夜とは幼なじみでケンカ仲間。アニメオタクで同人作家としても活躍している。あだ名は「ゴンツル」だが、そう呼ばれると激怒する。

花澄 苺 (かすみ まい)

秘巫女の里で修行中の巫女で、美久原沙夜の後輩にあたる。常にキツネ耳を頭に装着し、「コン」と語尾に加えるのが口癖。非常にしたたかな性格で、いつか沙夜を蹴落とし自分が筆頭護り手となる野望に燃えている。

美久原 魔夜 (みくはら まよ)

美久原沙夜の姉。秘巫女の里始まって以来の天才と言われるほどの霊力の持ち主で、元々は魔夜が筆頭護り手であった。しかし、護り手の掟として浦才人への恋心を消すように命じられたことが原因で精神のバランスを崩し、強大な霊力を暴走させてしまう。その結果魂を封印され、13歳で永遠にその時を止めている。

美久原 千夜 (みくはら ちよ)

美久原沙夜の祖母で秘巫女の里の祭主を務めている。浦家への忠誠心は非常に強く、孫の沙夜に関しても厳しい態度で接している。

浦 才久等 (うら さくら)

浦才人の先祖で陰陽道の使い手。才久等が犬神を使役し、対抗勢力を潰していったことで、浦家はその繁栄を確かなものとしていった。しかし実の兄にその妖力を恐れられ殺害されてしまう。

集団・組織

秘巫女 (ひみこ)

美久原沙夜が所属する組織。代々浦家を守護するという目的で結成された巫女の集団で、その本部は桜禍町から遠く離れた山奥に存在する。

場所

桜禍町 (おうまがちょう)

うらさい荘が建っている町。1年中桜が咲き誇るという不思議な場所で、霊現象も多数目撃されている。

クレジット

原作

しろがね杏

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