仮面の忍者赤影Remains

仮面の忍者赤影Remains

忍者漫画の大家・横山光輝が1966年と1987年に発表した忍者漫画『仮面の忍者赤影』と『新・仮面の忍者赤影』をベースに、キャラクターデザインや設定などを一新して神崎将臣がリメイク。『伊賀の影丸』『鉄人28号』『ジャイアントロボ』『魔法使いサリー』など他の横山光輝作品からキャラクターを登場させるスター・システムや、魂龍といった新しい忍術アイテムが採用されるなど、神崎版『赤影』ワールドが展開する。

正式名称
仮面の忍者赤影Remains
ふりがな
かめんのにんじゃあかかげりめいんず
漫画
原作
ジャンル
その他SF・ファンタジー
 
バトル
 
戦国
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概要・あらすじ

時は群雄割拠の戦国時代。民衆を惑わし、天下を狙わんとする謎の宗教・金目教の台頭に、頭を悩ませていた木下藤吉郎秀吉は、その対抗手段として赤い仮面を付けた赤影率いる影一族の力を借りることに。赤影たちは金目教の野望を打ち砕くべく、魂龍と呼ばれる玉を用いた影忍法を駆使して、教祖甲賀幻妖斎やその配下の忍者・霞谷七人衆たちと死闘を繰り広げる。

登場人物・キャラクター

赤影 (あかかげ)

忍者集団の一派・影一族の頭首。影一族の郷を作り上げた元祖が付けていた「不死身の仮面」を継承。サバイバルナイフに似た短刀と、複数の魂龍を駆使した影忍法を使う。頭首の座の儀式を耐え抜いた際、魂龍によって未来の日本が崩壊する姿を目の当たりにしたことから、魂龍の根絶を目指して金目教と戦う。

青影 (あおかげ)

忍者集団の一派・影一族の忍。忍名以外にカブという名がある。金髪に青い目の少年であるが、女の子に見間違われる。大嵐に遭い沈没した伴天連の船から赤影に助けられたという過去をもち、行動を共にする赤影を「赤兄ィ」と慕う。両腕の上腕に仕込んだ魂龍を使った影忍法によって作り出される巨大な腕で戦う。

白影 (しろかげ)

赤影たちと行動を共にする、忍者集団の一派・影一族の忍。兄貴的存在で、赤影の信頼も厚い。5年前、命を賭けた頭首の座「不死身の仮面」継承の儀を行ったが、激痛に耐えきれず途中で放棄。赤影が引き継いだことで事なきを得たが、代償として右腕と右目を失った。 その消失した右腕に魂龍による影忍法で、刀や重火器を召喚して戦う。

紅影 (べにかげ)

忍者集団の一派・影一族の女忍。頭首である赤影の許嫁で、過去に白影から求愛されたこともある。語尾に「べ」が付く。使用する魂龍は戦闘系ではなくサポート系。背負った巨大な注射器内にセットし、赤影に癒やしの魂龍を尻から体内へ注入した。

元祖 (げんそ)

忍者集団の一派・影一族の創設者。別次元から魂龍を収集しにやって来た異次元人。事故により元の世界へ還ることができなくなり、竹中半兵衛の祖先の庇護を受ける。魂龍を悪用する実子・甲賀幻妖斎と戦っていたが、その戦いに巻き込まれた幼い頃の赤影をかばい深手を負う。 以来、特殊容器の中に入り、影一族の郷で命をつなぎ止めている。

竹中 半兵衛 (たけなか はんべえ)

後の豊臣秀吉となる木下藤吉郎秀吉の家臣で、歴史上の実在の人物、竹中重治がモデル。台頭する金目教に領地を席巻され、状況を打開すべく竹中家に伝承される忍者集団の一派・影一族に接触。金目教やその教祖・甲賀幻妖斎が共通の敵であったことから赤影たちの協力を取り付けることに成功。 金目教との戦いに尽力する実直な男。

木下 藤吉郎 秀吉 (きのした とうきちろう ひでよし)

天下布武を唱える織田信長に仕える武将で、後に豊臣秀吉となる歴史上の実在する人物がモデル。領地の城を金目教に落とされ続けていたことから、信長の激昂を買う前に処理すべく、家臣・竹中半兵衛の助言で赤影たち影一族の力を借り、金目教対策に乗り出す。

影丸 (かげまる)

徳川家康に仕える忍者集団の一派・伊賀の忍。相手の力を利用した伊賀流の術・気法の使い手。家康の直命により、赤影の付けている仮面の秘密を探る中、甲賀幻妖斎との一戦で落命しかけた赤影を自身の左腕を犠牲にして救出。赤影の生き様に感化され、伊賀の秘宝・大鉄人を託すなど流派を超えて魂龍撲滅の為に共闘する。

鑪姫 (たたらひめ)

武田方の家臣で、備後の中でも鉄を多く産出する黒鉄城城主・黒羽源ノ進の娘。赤影の素顔を知る数少ない人物。金目像建造に必要な鉄を欲する金目教の夢堂典膳に誘拐されそうになったところを赤影に助け出される。金目教との戦いで亡くなった父に成り代わり、城主となる道を選ぶ。

甲賀 幻妖斎 (こうが げんようさい)

赤影率いる影一族と敵対する新興宗教・金目教の教祖。戦乱により母親を殺され、復讐の為に盗み出した魂龍で当該国を滅ぼした過去をもつ。実父である元祖との確執により袂を分かち、金目教と魂龍を使って天下取りを画策。赤影の力を利用した究極の魂龍による幻妖忍法・羅殺魂合術の完成を目指す。

集団・組織

影一族 (かげいちぞく)

『仮面の忍者 赤影Remains』の登場組織。赤影が頭首を務める忍者集団の一派。一族の者は忍名の最後に「影」が付き、魂龍を使った影忍法を得意とする。より良き世界を夢見る元祖が郷を築き、そこへ戦乱で家族を失った子たちを集め、知識を授けたことがはじまり。郷は獣道すらない飛騨山中のどこかにある。

金目教 (きんめきょう)

『仮面の忍者 赤影Remains』の登場組織。赤影たちと敵対する甲賀幻妖斎が作り上げた新興宗教。本陣はかつて影一族が郷としていた、こんぴゅーたーを内蔵した塔・罵邊屡のある、砂嵐が吹き荒れた飛騨の地獄岳にある。天下取りの為に民衆を拐かし、霞谷七人衆などの忍を使って暗躍。神として崇める金目像なるロボットを完成させる為に鉄を産出する国を制圧していく。

霞谷七人衆 (かすみだにしちにんしゅう)

『仮面の忍者 赤影Remains』の登場集団。7人で構成された、金目教教祖・甲賀幻妖斎の忠実なる忍集団の通称。幻妖斎の指示の下、体内に埋め込んだ魂龍を使った金目忍法を駆使して赤影たち影一族と死闘を繰り広げる。メンバーは土蜘蛛、夢堂典膳、岩鉄、黒童子、蝦蟇法師、朧一貫、傀儡源内で、大熊の権三といった次期候補者も存在する。

その他キーワード

魂龍 (こんりゅう)

赤影たち影一族や金目教の忍が、忍法を繰り出す際に使用する小さな玉。体内に直接埋め込んだり、身体などに装着したりする。玉の中には「風」「火」「跳」など漢字一文字で表された自然の理といった森羅万象の流れが収められ、数百個が存在。元々は調査の為に異次元からやって来た元祖によって収集されていたもの。

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