火災調査官 紅蓮次郎・炎のプロファイル

火災調査官 紅蓮次郎・炎のプロファイル

東京消防庁に所属する紅蓮次郎が、火災現場の調査を通じ、原因を突き止め事故または事件の真実を究明する姿を描いた犯罪調査漫画。「漫画ゴラクネクスター」2000年4月から連載された作品で、2003年にはテレビ朝日系列にて船越英一郎主演でTVドラマ化もされている。原作は鍋島雅治。

正式名称
火災調査官 紅蓮次郎・炎のプロファイル
ふりがな
かさいちょうさかん
原作者
鍋島 雅治
作者
ジャンル
消防・救急
関連商品
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あらすじ

新米火災調査官白井勇一は「炎のプロファイラー」の異名を持つ凄腕の火災調査官・紅蓮次郎のもとで働くことになる。蓮次郎は的確な判断力と炎のプロファイリングによる分析力で出火原因を突き止め、事件を次々に解決していく。勇一は変わり者の蓮次郎に振り回されながらも、彼の実力を目の当たりにし、次第に蓮次郎の人柄や火災調査官という職業に興味を持つようになる。

メディアミックス

TVドラマ

2003年1月25日、テレビ朝日系の2時間ドラマ枠「土曜ワイド劇場」で、岡本弘、池添博両監督による本作のTVドラマ版『火災調査官・紅蓮次郎』が放送された。脚本はいずれも今井詔二が担当している。主なキャストは紅蓮次郎役を船越英一郎、白井勇一役を河相我聞が演じている。

登場人物・キャラクター

紅 蓮次郎 (くれない れんじろう)

東京消防庁に勤務する火災調査官の男性。消防庁の中では「変わり者」「部下を持ってもすぐ怪我や火傷をさせる」という良くない噂もあるが、火災現場を分析する目は確かで炎のプロファイリングができるなど、その実力は警察関係者からも高く評価され、「炎のプロファイラー」の異名を持つ。火に関わる知識は豊富で、防災意識も高く察しもいいが、性格は掴みどころがない。 そのため、部下の白井勇一からは「これで性格が良ければ尊敬できる」と言われている。高校時代は成績優秀でバスケットボール部に所属していた。生徒会長を務めるなど絵にかいたような優等生だったが、化学実験の失敗で化学部の部室を燃やしてしまったことがあり、「紅の放火魔」というあだ名を付けられた。 同級生や当時を知る人たちからは、未だにそのあだ名で呼ばれている。

白井 勇一 (しらい ゆういち)

東京消防庁火災調査課別室に勤める、消防学校を卒業したての新任男性。幼い頃から消防士に憧れていたが、現在は火災調査官として紅蓮次郎のもとで働いている。当初は火災調査官の仕事に対してあまり興味がなかった。根は生真面目で、自ら率先して罹災者のサポートを積極的にするなど、やる気と働きぶりは評価が高い。意見が食い違えば、上司である蓮次郎にも食って掛かる熱血漢。 蓮次郎からもその若さと情熱を認められ期待されており、自身も現在は火災調査官としての仕事にやりがいを感じている。

眉村 (まゆむら)

警部補の男性。事件性のある火事の際には自らが出火現場に赴くこともあるため、紅蓮次郎とも面識がある。言葉遣いが荒々しく、取り調べの際にも容赦なく容疑者を攻め立てる鬼刑事。火災調査官である蓮次郎の実力を高く評価しており、彼の協力のもと放火事件を次々と解決している。その功績は署内でも認められており、警察内では「放火捜査のホームズ」と呼ばれている。

博士 (はかせ)

消防科学研究所に勤める男性。焼け跡から見つかった品物を調べる任務に携わっており、紅蓮次郎とも顔なじみ。高槻建吾宅の出火原因となったVERRY社製のテレビ「V235型」を調べる際には、大手企業の圧力に屈せず、蓮次郎とともに真実究明のために尽力した男気のある人物。

先生 (せんせい)

検察医を務める男性。焼死体の検死を行った際に紅蓮次郎と直接対面した。蓮次郎のことは噂で知っていた程度だったが、実際に彼に会って、その手腕を認めた。その後、当初はおざなりにしていた検死を見直し、事故で片付けようとしていた焼死体を解剖に回すなど、事件解決に協力する。

高城 邦彦 (たかじょう くにひこ)

消防士を務める男性。江戸時代の火消しの纏持ちのように、誰よりも速く現場に駆けつけるため「纏のタカ」という異名で呼ばれている。紅蓮次郎とは、かつて消防士として火災現場でともに活躍した同志。40歳になる現在も現場で活動しているが、それは現場を離れたら新しい仕事で役に立てるのかと、不安に思っているため。

鳥飼 (とりかい)

消防士を務める男性。高城邦彦の部下で、邦彦のことを尊敬しており、厳しい指導にもめげることなく、彼の期待に応えようと努力している。邦彦ですら手に負えなかった火事を見事鎮火するなど、火災現場においての判断力は抜群。

郷原 剛士 (ごうはら つよし)

消防士を務める男性。優秀な消防士しか選ばれないレスキュー選抜の試験を受け、炎に向かって勇猛果敢に突入するその姿は他の消防士を圧倒した。しかし、その能力は高いものの出世欲が強すぎるきらいがある野心家。自意識も過剰で、紅蓮次郎にその本質を見抜かれてレスキュー選抜試験は不合格に終わっている。

木更津 (きさらづ)

警察官を務める男性。階級は警視。檸檬爆弾事件では紅蓮次郎の実力を認めて捜査協力を申し出た。自分のプロファイリングと異なる蓮次郎の意見にもしっかりと耳を傾けるなど、非常に柔軟な考えの持ち主で部下からの信頼も厚い。

相沢 (あいざわ)

警察官を務める男性。眉村のことを尊敬しており、初めて出会った時には涙を流して感激していた。しかし、消防のことは少々軽視しがちで、消防と共同で行ったボヤ騒ぎの立会い捜査では、事件性が見受けられないという理由で調査を真面目に行わなかった。

まんぷく亭の主人 (まんぷくていのしゅじん)

ラーメン屋「まんぷく亭」を営む男性。調理場から出火したことで店が全焼し罹災者となった。出火した際には、迅速に妻と子供の脱出の手助けをした。しかし、最近多額の火災保険に加入していたことが判明し、眉村からは疑いの目を向けられている。

由美子 (ゆみこ)

まんぷく亭の主人の妻。ラーメン屋「まんぷく亭」の出火の原因が自作自演ではないかと警察から疑われていることもあり、警察官や火災調査官のことはあまり快く思っていない。自分の夫を放火犯に仕立て上げようとしていると思い込み、事情聴取にも冷たい態度を取っている。

如月 美雨 (きさらぎ みう)

愛徳総合病院の主任看護師を務める26歳の女性。勤務態度は真面目で誰に対しても分け隔てなく接しており、患者や同僚の評判もいい。母親を幼い頃に亡くし、愛徳総合病院の医師だった父親も、自身が高校生の時に病気で亡くなっている。

徳川 (とくがわ)

愛徳総合病院の院長を務める男性。両親を亡くした如月美雨の学費や生活費などを代わりに支払っていた。生前の美雨の父親とは同僚でもあり、美雨のことは娘同然に可愛がっている。しかし美雨以外のことに関しては、ケチで有名。

愛徳総合病院の事務長 (あいとくそうごうびょういんのじむちょう)

愛徳総合病院で事務長を務める男性。病室からの出火で患者が2人死亡した責任を、主任看護師である如月美雨に対して厳しく問い詰めている。何より病院の信用を落とすことを恐れており、徳川と結託して出火原因を病院側の不備ではなく、患者の起こした焼身自殺ということにしようとしている。

新井戸 (あらいど)

ひかりニュータウンに住む自治会長を務める女性。最近、ひかりニュータウンで頻繁に起こっているボヤ騒ぎのせいで神経質になっており、火事が起きても現場に到着する時間が遅い豊光村消防団に不信感を抱いている。

新井戸 ゆかり (あらいど ゆかり)

ひかりニュータウンに住む女子小学生で新井戸の娘。飼育小屋で飼っているニワトリのピーちゃんが放火魔の手によって殺された際は泣いて悲しんだ。ひかりニュータウンでのボヤ騒ぎには、母親と同様に神経質になっている。

団長 (だんちょう)

豊光村消防団の頭を務める男性。べらんめえ調でしゃべる江戸っ子気質で、頭に血が上ると口より先に手が出るタイプ。都市開発により、自分の村の様相を変えてしまったひかりニュータウンに住む人たちのことをあまり快く思っていない。

山崎 (やまざき)

新井戸ゆかりの家庭教師を務める男性。現役で難関大学であるT大学理工学部に合格した秀才で、新井戸からの信頼も厚い。しかし、実際は放火魔であり、ひかりニュータウンで起こっているボヤ騒ぎの犯人。火の燃える様子を見て満足感を得ている危険人物。

慎治 (しんじ)

東京の小学校に通う男子。雑誌に火をつけて小学校近くにあるゴミ処理場に投げ入れたことで、自分がゴミ処理場の火災の原因となったと考えている。しかし学校での評判は非常に良いため、教師からは「放火なんてそんな恐ろしいことをするような子供ではない」と断言されている。

社長 (しゃちょう)

慎治の通う小学校の近くにあるゴミ処理場の責任者の男性。近隣住民からは異臭騒ぎを理由に反対運動を起こされているが意にも介していない。外部から持ち込まれた注射針など、本来は捨ててはいけない廃棄物の処理も行っており、利益のためならどんなあくどい事業に手を出すこともいとわない。

大宅 昇一 (おおや しょういち)

古美術店を営んでいる男性。父親から経営を継いでおり、他にも土地やアパートの権利なども譲渡されている。しかし、肝心の古美術店の経営が上手く行っておらず、現在は多額の借金を抱えている。

関口 大介 (せきぐち だいすけ)

大宅昇一の父親の使用人として長らく仕えていた老人。現在は長年仕えてきた功績を認められ、アパートの管理人を任せられている。もともとヘビースモーカーだったが、肺がん手術を受けてからは禁煙している。それでも最近は身体の調子が芳しくない。

高槻 建吾 (たかつき けんご)

出版社で編集業をしている男性。35年ローンで購入した自宅が焼けてしまい、当時は激しく取り乱していた。現在は出火の原因となったVERRY社製のテレビ「V235型」の欠陥を疑い、編集者権限で自らVERRY社の商品の欠陥を訴えた記事を世に送り出している。

岩永 英純 (いわなが ひでずみ)

家電量販店の店長を務めている男性。VERRY社製のテレビ「V235型」が原因となった火事の罹災者。その際に7歳の娘が火傷を負っており、火事がトラウマとなっている。また、火事の原因となったV235型は未だに捨てられずに取っておいてある。

由井 (ゆい)

デパートの支配人を務める男性。自分のデパートの防災設備には絶対の自信を持っているが、日頃のメンテナンスを怠っていたり従業員にも避難訓練の徹底をしていないなど詰めが甘い。最近はデパートに入っている営業不振の映画館を潰そうと画策している。

館長 (かんちょう)

由井のデパートの中に入っている映画館の館長を務める男性。もともとはこぢんまりとした名画座を経営していたが、その土地が買収され現在の由井のデパートが建設された。その代替として映画館の館長の職を与えられ働いている。

青木 美香 (あおき みか)

スナックに勤める23歳の女性。16歳の時に産んだ子供がいるが、夫とは既に離婚して現在は子供と2人で生活している。若くして子供を産んだことが知れ渡っているため近所の評判は悪いが、実際は子供想いのしっかりした母親。

青木美香の元夫 (あおきみかのもとおっと)

かつて青木美香の夫だった男性。過去に自分の子供である青木ケンにタバコを押し付けるなどの虐待行為を繰り返していたことが原因で、美香とは別れている。眉村いわく「どうしようもないクズ野郎」。

青木 ケン (あおき けん)

青木美香の7歳の息子。幼いながらに美香のことを気遣って服にアイロンをかけるなど、母親想いの心優しい性格。青木美香の元夫からは虐待されており、身体にはタバコを押し付けられた時にできた火傷がある。

スパイダー・ヒロ (すぱいだーひろ)

有名なアーティストで、ヒット曲も数多く世に送り出している男性。加藤が「光り輝くダイヤの原石」と称するほどの才能を持つが、違法薬物の使用やアウトローな交友関係など、生活態度に問題がある。

加藤 (かとう)

スパイダー・ヒロの所属している事務所の社長を務める男性。過去には自身もバンド活動をしていたが鳴かず飛ばずで、芸能事務所のマネージャーとなりスパイダー・ヒロを発掘した。スパイダー・ヒロの実力を非常に買っており、この才能溢れる逸材を絶対に手放したくないと考えている。

西川 (にしかわ)

ゲーム制作会社に勤めるゲームクリエイターの男性。自分の会社が他の会社と合併することにより、5年かけて作った大作ゲーム「NEXT」の権利を譲渡する形になってしまうことに関して不満を抱いている。

里見

ゲーム制作会社に勤めるゲームクリエイターの男性で西川の同僚。合併問題で荒れている西川の感情を利用し、どうにかして「NEXT」のデータを消去させて、販売停止にしようとしている。社内での評判は西川よりも上で、上層部にもその実力を買われている。

ジロー

キャンプ場荒らしの常習犯の男性。罪の意識をまったく感じることなく、他人のテントに侵入しては金目の物を盗むことを繰り返している。自己中心的な性格で、何でも自分の思い通りにならないと激昂する気の短い人物。

コウヘー

ジローとともにキャンプ場荒らしをしている男性。しかし、ジローとは異なりちゃんと罪の意識があり、バレた時の恐怖感などを感じている。そのため、第三者に盗みの現場を見られた際にはジローに自首することを勧めている。

川口 博樹 (かわぐち ひろき)

居酒屋「満腹一番」の店長を務める男性。最初は防災意識が低く、火災報知器が切れているのにも関わらずそれを放置したり、電気代節約のために非常口の表示灯を消したりしていた。しかし、客として店に訪れた紅蓮次郎から火事の恐ろしさを聞き、最も大切なことが「安全」であることを理解してからは、避難経路の確保を徹底するなど防災意識を高める。

里見 健一 (さとみ けんいち)

16歳の男子高校生。有名進学校に通っていたが、ひきこもりになり金属バットを振り回して家庭内で暴力を振るっていた。部屋で起きた火事で一酸化炭素中毒のため死亡する。将来の夢はミュージシャンになることだったため、大量のCDが部屋に残されていた。

里見健一の父 (さとみけんいちのちち)

里見健一の父親。息子に裕福な暮らしを実現させるためにいい大学に合格させようと家庭教師を3人も雇い、勉強漬けにしていた張本人。引きこもりになってからは健一のことを厄介者扱いしていた。

サンタちゃん

クリスマスの時に繁華街でサンタコスチュームを着て呼び込みをしていた女性。紅蓮次郎とともにビルとビルの間に挟まって身動きが取れない男性を発見し、その男性の救助を手伝った。非常に優しい性格で救助した男性に自分の上着をかけていた。

金森 (かなもり)

自宅の部屋が火事となってしまった罹災者の女性。立派な家に住んでおり、家財が焼失したことによる損失額は1000万円を超えている。そのため、大きなショックを受けてパニックを起こしている。

服部 (はっとり)

本町でも知らない人がいないほど有名な、本町消防団に所属する男性。現在妻が入院しており、多額の医療費がかかることに頭を悩ませている。それでもこれまで消防団員をやって来れたのは、妻が稼業の八百屋で毎日働いてくれたおかげと感謝している。

柏原 均 (かしわばら ひとし)

41歳の会社員の男性。妻の柏原佳枝とは若い頃からの付き合いで、当時はミュージシャンを志していたが、佳枝が妊娠したことをきっかけに夢を追うことを諦め就職した。その後は会社員となり、現在は管理職に就いている。

柏原 佳枝 (かしわばら かえ)

40歳の女性。夫の柏原均とは若い頃からの付き合いで、ミュージシャンの夢を追っている頃の均の金銭的支援もしていた。妊娠がわかったことで、均にミュージシャンの夢を諦めて欲しいと懇願するが、結局その子供は流産してしまう。その後は子宝に恵まれておらず、均と2人で暮らしている。

一郎 (いちろう)

縁日で売っていたカメ。柏原佳枝が一人暮らしをする際に「寂しいから」という理由で飼い始めた。当初は小さかったが年々身体が大きくなり、水槽から出ようとすることが多くなっている。ちなみに名前の由来は元カレの名前から。

横上 破造 (よこがみ はぞう)

ショウエイスーパーの社長を務める男性。北海道の貧農の出身で、牛1頭を叩き売った資金を元手に事業を起こし成功者となった立志伝中の人物。しかし、その経営体制は独善的で「超ワンマン社長」といわれることもある。また、一部報道では脱税の噂も囁かれている。

西園寺 朱門 (さいおんじ しゅもん)

現在テレビで活躍している陰陽師の男性。「悪霊と戦い善良なる人々を救うこと」を使命としている。その名前は幅広く知れ渡っており、テレビの依頼の他に高額な祈祷料や玉串料を取って稼いでいる。

田原 (たはら)

将来弁護士を目指している男子学生。自分の住んでいるアパートから出火したことで、被害を受けた近隣住民から苦情を出されている。しかし、弁護士志望だけあり法律には詳しく「タバコのような失火では火事を出しても賠償責任はない」と出火原因はタバコとし、自身に賠償責任がないことを主張している。

山本 (やまもと)

紅蓮次郎が高校生の時に担任教師をしていた男性。現在はその高校で校長を務めている。生徒一人一人をしっかりと気に掛けている人格者で、化学部の部室を燃やしたことで「紅の放火魔」と呼ばれていた蓮次郎に「消防官になったらどうだ」と慰め道を示した恩師。

高梨 (たかなし)

紅蓮次郎の高校生の時の同級生の女子生徒。誰もが認める美人で蓮次郎もその顔を今でも覚えているほど。当時はサーファールックで大学生と付き合って遊びまわっていた。派手好きで軽率なところがある危うい生徒でもあり、山本も心配していた。

集団・組織

火災調査官 (かさいちょうさかん)

消防庁に存在する、火災が起きた後に現場を調査する人たちのこと。消防士や救急救命士とは異なり、人助けではなく、火災の原因究明を行うことを目的としている。同じ消防の仲間からは、鎮火した後の灰だらけの家屋を丹念に調べることから「灰掻き屋」と呼ばれている。

豊光村消防団 (ほうこうむらしょうぼうだん)

東京郊外にある豊光村で活動している消防団。毎晩夜回りもして放火の被害を未然に防いでいる。しかし、団長をはじめ消防団のメンバーはひかりニュータウンの住人のことは快く思っておらず、そちらの見回りはしていない。それでも消防団としての実力は確かで、毎年行われる関東消防大会では表彰の常連となっている。

VERRY社 (べりーしゃ)

家電製品などを扱う日本企業。その規模は大きく「世界のVERRY」といわれるほどで、世界進出も果たしている有名企業。企業イメージを大切にしており、商品に問題があると判断した場合は密かに回収を行うなど揉み消しも辞さない。

場所

愛徳総合病院 (あいとくそうごうびょういん)

徳川が院長を務める私立総合病院。病室から火の手が上がり、その病室にいた患者2名が死亡している。徳川の意向で経費と職員をギリギリまで削っている。設備は劣化しており、看護師も常に不足している。

ひかりニュータウン

豊光村に都市開発でできた住宅街。特に高層マンションが多く建てられている。しかし、豊光村にもともといた住人からは快く思われておらず、ひかりニュータウンの住人も同様にもとからいる豊光村の人たちを嫌っている。最近はボヤ騒ぎが頻発しており、ひかりニュータウンの住人は警戒を強めている。

ショウエイスーパー

横上破造が一代で築き上げた百貨店。ブランド物から衣料品、食品など幅広く取り扱っている。全国に40店舗存在するが、バブル期の多角経営が裏目に出て現在の経営状況は芳しくない。そんななか、ショウエイスーパー町原店が火事を起こし、負傷者50名死者8名の被害者を出した。

虹ヶ丘高校 (にじがおかこうこう)

紅蓮次郎の出身高校。当時、彼は実験中の過失で化学室を燃やしてしまい「紅の放火魔」という不名誉なあだ名を付けられたことがある。結果的に消防官を志すきっかけともなった蓮次郎にとっても思い出深い場所。なお、燃えてしまった化学室は現在プレハブとなっている。

イベント・出来事

檸檬爆弾事件 (れもんばくだんじけん)

爆破予告状を送り付け、「檸檬」と名付けたリモート爆弾を爆発させた連続爆破事件。特に長期信用取引銀行の爆破では、ビルの窓ガラスを爆破されたことで、下にいた人たちに大量のガラス片が降り注ぎ145名もの重軽傷者を出した。

その他キーワード

炎のプロファイリング (ほのおのぷろふぁいりんぐ)

焼け跡の状況から出火原因を突き止めるために行う紅蓮次郎の特技。鎮火する前の炎の状況を想定し、その時の炎の「心」すら読むことができる。

クレジット

原作

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