陰からマモル!

陰からマモル!

主人公の陰守マモルは外見は瓶底メガネをかけた冴えない高校生だが、実は忍者一家の長男で、400年以上もの間、お隣の紺若家を守っている。彼の使命は紺若ゆうなを守ることにあるが、トラブルメーカーである彼女の周りに起きるトラブルに彼もまた巻き込まれていく。阿智太郎原作のライトノベルのイラストを担当したまだらさいによるコミカライズ作品。

正式名称
陰からマモル!
ふりがな
かげからまもる
原作者
阿智太郎
作画
ジャンル
ギャグ・コメディ
レーベル
MFコミックス アライブシリーズ(KADOKAWA)
巻数
既刊8巻
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概要・あらすじ

主人公陰守マモルは、瓶底メガネをかけた絵にかいたような冴えない高校生。しかし、その正体は紺若ゆうなの身を守る忍者であり、彼の家は400年以上もの間、隣家の紺若家を守るという使命をもっていた。紺若ゆうなは掛け値なしのトラブルメーカーである為、彼女を守るのはほぼ命がけに等しいと言ってよく、彼は日々彼女の周囲に巻き起こる様々なトラブルの処理に追われていた。

登場人物・キャラクター

陰守 マモル (かげもり まもる)

瓶底メガネの冴えない風貌の少年だがその正体は紺若ゆうなを警護する忍者。瓶底メガネをとると美少年になる。熊やパンダにトラウマをもっており、特にパンダを前にすると恐怖のあまり野生化して暴れてしまう。多くの女性からの好意を集めるが、元々鈍感であるのと、かなりのトラブルメーカーである紺若ゆうなの警護に気を取られ、全く気づいていない。 陰守家に代々伝わる忍術を使いこなし、並の忍者では太刀打ちできないほどの実力を持つ。

紺若 ゆうな (こんにゃく ゆうな)

主人公である陰守マモルの隣に住んでいる。天真爛漫でかなりの天然であり、おひとよしな性格。ぼーっとして抜けているように見えるが成績はとても優秀。実は代々陰守家によって守られている紺若家の末裔で、陰守マモルによって幾度となく危機から救ってもらっているが本人は全く気付いていない。 かなりのトラブルメーカーで、天然が行き過ぎていることもあり、いつも陰守マモルを疲弊させている。陰守マモルに好意を抱いているが、全く気付かれていない。

陰守 堅護 (かげもり けんご)

陰守マモルの父。紺若ゆうなの父と同じ会社に勤務してゆうなの父を陰から守る忍者。息子の陰守マモルと同様瓶底メガネで冴えない恰好をしているが、実は陰守家に伝わる忍術を使いこなす忍者業界屈指の凄腕。

陰守 桜子 (かげもり さくらこ)

主人公である陰守マモルの母で紺若ゆうなの母と同じパート先で働きながらゆうなの母を守っている。伊賀流服部家頭目の妹であり陰守家に嫁いできた。息子のマモルに女っ気が無いのを憂慮しており、何かと息子と周囲の女性をくっつけようとしている。

ぶる丸

『陰からマモル!』に登場する犬。陰守家の忍犬で、犬種はブルテリア。忍術を使うことが出来るが、任務にはミスが多い。陰守マモルのおやつや弁当などをよく横取りしている。陰守マモルの任務をサポートする役割を持つ。

真双津 椿 (まっぷたつ つばき)

何でも斬れるという名刀、斬瀬羅満狗剣(ざんせらみっくけん)を振り回す凄腕の女剣士。しかし唯一、ナタデココだけは斬ることが出来ない。生粋の剣士として育てられた為、頑固で生真面目であり、世間知らずな性格。その性格故にヤクザに騙されて陰守マモルと戦う。その後はマモルたちの高校に通うことになり、憧れを抱いていた青春を謳歌する。 マモルに好意を抱いている。

沢菓 愛里 (さわがし あいり)

紺若ゆうなの親友で、彼女や陰守マモルのクラスメイト。成金のお嬢様で豪邸に住んでおり、泥棒が侵入した際には金の力にモノを言わせて過剰な警備・防犯システムを屋敷に設置した。マモルのことはアホルと呼んでいて彼に対する当たりも強いが、内心彼のことを好いている、いわゆるツンデレ。 勉強がとても苦手。

服部 山芽 (はっとり やまめ)

伊賀流出身の忍者で、母親同士の冗談交じりの約束ではあるが、一応陰守マモルの許嫁。幼い頃に帰省したマモルと一度会っているが、その時のマモルは陰守桜子の化粧技術によって外見を大改造されていた為、久しぶりに出会った瓶底メガネの冴えない学生の姿をしたマモルを見て激しく幻滅する。 しかし危ないところをマモルに助けられて以降、彼を心の底から慕っている。

雲隠 ホタル (くもがくれ ほたる)

甲賀流出身の忍者で、煙を撒いて煙幕とする忍術、雲隠れの術を得意とする。清楚な美少女で料理が得意。任務の為に主人公の陰守マモルを里に連れ帰ろうとするが、あまりに強引なやり方対し、上司に反発してしまったため抜け忍となってしまう。その後はマモルの母の陰守桜子の勧めでマモルの花嫁候補として近所に住み着く。

猿飛 音吉 (さるとび おときち)

『陰からマモル!』に登場する忍者。甲賀流の忍者で、里を離れた抜け人を抹殺することを生業とする追い忍と呼ばれる忍者である。その正体は猿で、相手のあらゆる忍術をコピーしてしまう猿真似の術を駆使し、多彩な忍術を得意とする陰守マモルにとって最大の敵となった。しかしマモルの見せたバナナの手品だけは真似できず、全てを放り出してバナナの手品に執着してしまい、撃退されてしまった。

集団・組織

甲賀流 (こうがりゅう)

『陰からマモル!』に登場する流派。雲隠ホタルの属する忍者の流派であり、伊賀甲賀大運動会の為に主人公である陰守マモルを誘拐しようとしたり、甲賀流を離れることとなった雲隠ホタルを無理やり連れ戻そうとしたり、何かと陰守マモルの前に立ちはだかる。

伊賀流

『陰からマモル!』に登場する流派。服部山芽の属する忍者の流派であり、主人公である陰守マモルの母、陰守桜子は伊賀流頭目である服部半蔵の妹。

イベント・出来事

伊賀甲賀大運動会 (いがこうがだいうんどうかい)

『陰からマモル!』に登場するイベント。伊賀流と甲賀流が年に一度、合同で行っている大運動会。元々は戦国時代より対立し、抗争の絶えなかった両流派に対して幕府が戦いを禁じた代わりにガス抜きとして制定した技比べの大会。忍びの里の技比べが目的の運動会である為、行われる種目は危険で破天荒なものが多い。

その他キーワード

陰守家

『陰からマモル!』に登場する家系。戦国時代のこんにゃく好きなお殿様がこんにゃくづくりの名人の家系を陰からこっそり守るよう命じて以降、ずっと紺若家を守ってきた家系。日本全国にある様々な忍術流派をハイブリットさせた多彩な忍術の使い手であり、家系自体も様々な忍者の流派から優れた血を受け継いでいる。

紺若家 (こんにゃくけ)

『陰からマモル!』に登場する家系。戦国時代のこんにゃく好きなお殿様がこんにゃく作りの名人の家系を陰からこっそり守るよう命じて以来、ずっと陰守家に守られてきた家系。この家系の人間はみなお人好しな性格で生粋のトラブルメーカー。

クレジット

原作

阿智太郎

関連

陰からマモル!

書誌情報

陰からマモル! 8巻 KADOKAWA〈MFコミックス アライブシリーズ〉

第1巻

(2007-02-23発行、 978-4840116770)

第2巻

(2007-02-23発行、 978-4840116787)

第3巻

(2007-07-23発行、 978-4840119313)

第4巻

(2008-02-23発行、 978-4840119993)

第5巻

(2009-02-23発行、 978-4840125284)

第6巻

(2009-11-21発行、 978-4840129466)

第7巻

(2015-02-23発行、 978-4040672601)

第8巻

(2023-03-23発行、 978-4046811295)

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