魔法少女まどか☆マギカ

魔法少女まどか☆マギカ

魔法少女という夢のある言葉とは裏腹に、重いテーマを持たせ大ヒットした同名アニメのコミカライズ。魔女と戦う魔法少女達の過酷な運命と苦悩を描く。原作としてクレジットされているMagica Quartetは新房昭之、虚淵玄、蒼樹うめ、シャフトの共同ペンネーム。

正式名称
魔法少女まどか☆マギカ
ふりがな
まほうしょうじょ まどか まぎか
漫画
ジャンル
ダークファンタジー
関連商品
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概要・あらすじ

平凡な女子中学生・鹿目まどかはある日、傷付いた見知らぬ少女の前で、白い生物から「願いと引き換えに魔法少女になってくれ」と頼まれる夢を見る。翌日、転校生としてまどかの前に現れたのは、夢で見た少女・暁美ほむらであった。その日の放課後、まどかは友人の美樹さやかと共に魔女の結界に迷い込んだところを魔法少女巴マミに救われる。

そして白い生物キュゥべえまどかに、「自分と契約して魔法少女になって欲しい」と告げるのたっだ。

登場人物・キャラクター

鹿目 まどか (かなめ まどか)

見滝原中学校2年の平凡な少女であるが、実は暁美ほむらによる度重なる時間軸への干渉により、幾多の世界の運命を束ねた因果の特異点となっており、強大な魔力を持つ。主人公でありながら魔法少女として契約するのは最終話であり、「すべての宇宙、過去と未来のすべての魔女を、生まれる前に消し去りたい」という願いとともに魔法少女となる。 その願いは全宇宙、すべての時間軸、あらゆる平行世界の構造を変化させ魔女のいない世界に作り替えた。しかし「まどか」自身の存在は誰からも認識できず、また誰にも干渉できない「概念」とでも呼ぶべきものにシフトしてしまう。ただし、暁美ほむらひとりは例外である。

暁美 ほむら (あけみ ほむら)

鹿目まどかのクラスに転校してきた少女。初対面のはずなのにまどかを知っているような言動があったり、キュゥべえを執拗に攻撃したりと、謎の多い魔法少女。実は別の時間軸における「まどか」の友人で、最強の魔女「ワルプルギスの夜」に敗れたまどかを救うため、時間軸を遡ってやってきた。 しかし、まどかとキュゥべえの契約を阻止するのは困難で、これまでも幾度となく失敗しその度に時間を巻き戻している。ほむらには想定外のことであったが、その繰り返しがまどかに魔力を集中させ、最強の魔法少女に、そして最悪の魔女になる素質を与えていた。

美樹 さやか (みき さやか)

鹿目まどかのクラスメイト。治療不可能な怪我によってバイオリニストへの夢を砕かれた幼なじみ上条恭介を回復させるため、キュゥべえと契約して魔法少女となる。しかし、親友・仁美と恭介との三角関係や、自分が実際は死体と変わらない存在であり、ソウルジェムによって生きているように見せかけているだけといった真実に追いつめられ、急速にソウルジェムを濁らせ、ついには魔女へと変貌する。

巴 マミ (ともえ まみ)

見滝原中学校3年の魔法少女。魔女の結界に巻き込まれた鹿目まどかと美樹さやかを救い、魔法少女や魔女の存在や契約についての覚悟を語る。しかし二人の目前で行われた魔女との戦いによって悲惨な死を遂げる。

佐倉 杏子 (さくら きょうこ)

巴マミが死んだ後に街へとやってきた魔法少女。狩ってもグリーフシードを残さない「使い魔」は放置し、魔女になるまで育ってから刈るべきといったドライな考え方をする。かつての自分のように、他人を救うために願いを使った美樹さやかに反発していたが、魔女となったさやかを救おうと鹿目まどかと共に立ち向かう。 しかしさやかを人間に戻す事ができないと分かり、最後はさやかだった魔女と共に自爆する。

キュゥべえ

小動物的のような外見をしているが、実は地球外生命体の端末。魔法少女たちに魔女を倒すことを依頼し、その対価として願いをひとつだけかなえてくれる。しかし実は魔法少女が絶望にかられ魔女に転移する際のエネルギーを収集して、宇宙の寿命を延ばすという目的をもっている。当初はアニメ版と異なり表情があるが、人類とのコミュニケーション手段として疑似的に感情を表しているだけであり、中盤以降、正体がバレた後は無表情になる。

その他キーワード

魔法少女 (まほうしょうじょ)

『魔法少女まどか☆マギカ』に登場する用語。キュゥべえとの契約時に魔法少女となる代償として、「どんな願いでも1つだけかなえる」ことができる。その魂はソウルジェムとして肉体から分離され、肉体の破損は魔力で修復すれば済む事から、不死身に近いものとなる。魔法少女は祈った願いと同じだけの呪いを背負い、誰かを救った分だけ誰かを呪い、最終的に魔女へと遷移する。

魔女 (まじょ)

『魔法少女まどか☆マギカ』に登場する用語。絶望をまき散らす存在で、結界に隠れながら世界に呪いをもたらす存在。魔女が連れている使い魔、魔女が産んだグリーフシード、魔法少女が変化したものと様々な発生要因がある。

ソウルジェム

『魔法少女まどか☆マギカ』に登場する用語。巴マミによるとキュゥべえと契約した少女が生み出す宝石型の変身アイテムという認識であったが、実際は契約時にキュゥべえによって魔法少女から抽出された魂であり、魔法少女の本体である。魔法少女の肉体から一定距離離されると、身体のコントロールができなくなり肉体は死体と同様になる。 逆に言えばソウルジェムが無事である限り、魔法少女は不死身である。戦闘による魔力の消耗、あるいは何もしなくても肉体の維持、また憎悪や絶望の蓄積で黒く濁る。ソウルジェムが真っ黒に変わると、魔法少女は魔女に変貌する。

グリーフシード

『魔法少女まどか☆マギカ』に登場する用語。魔女を倒した後に時々残される魔女の卵。魔法少女のソウルジェムを浄化する働きがある。一定以上の穢れを吸収すると、卵が孵って魔女になってしまうため、キュゥべえが回収する。

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