となりのトトロ

となりのトトロ

宮崎駿が原作、脚本、監督を務め、同じスタジオジブリ制作の『火垂るの墓』との2本立て興行で公開された。入院中の母を想いながらも田舎の生活を楽しむ姉妹と森の中にいる不思議な生き物トトロとの交流を通して昭和の田舎の風景、そこに生きる人々の豊かさを描く。劇場公開後のテレビ放送やビデオソフト化で評価が上がった作品。

正式名称
となりのトトロ
ふりがな
となりのととろ
原作者
制作
スタジオジブリ
公開日
監督
宮崎 駿
ジャンル
その他
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概要

田舎のオンボロな一軒家に引っ越してきた草壁一家。自宅で翻訳の仕事をする傍らで大学の非常勤講師を勤める父・草壁タツオ、12歳の長女の草壁サツキ、4歳の妹の草壁メイ。庭で遊んでいたメイは偶然、トトロという大きな生き物に出会い、やがてサツキも夜のバス停でトトロを見る。

そんなある日、母親の入院先の病院から大学の父の所へ電話が来る。母の身に何かあったのではと心配になったメイは、単身で病院に向かおうとして迷子になってしまった。

登場人物・キャラクター

草壁 メイ (くさかべ めい)

草壁家の次女で未就学児童の4歳。幼稚園には通っていない模様。庭を横切った小さな謎の生き物の跡を追いかけているうちに、森の中に棲むトトロを見つける。好奇心が強いが聞き分けがなく、頑固な性格。

草壁 サツキ

小学6年生の12歳。妹の面倒見が良く、しっかり者。病弱で入院している母の事が気がかりだが、父や妹の手前、その気持ちを抑えて明るく振舞っている。草壁メイが話した森の生き物の事を最初は信じなかったが、父の帰りを待つ夜のバス停でトトロに出会う。

大垣 勘太 (おおがき かんた)

草壁サツキの同級生の男の子。都会から引っ越してきた草壁サツキの事が気になるが、照れ屋で口ベタな所があり、自分の気持ちが上手く伝えられない。だが雨の日にサツキに無言で傘を貸すなど良い所がある。

ネコバス

バスの形をしたトラジマの猫。両目がヘッドライト代わりになり、左右6本ずつ、計12本の足で道なき道も走れる能力がある。トトロたち森に棲むもののけが移動の時に乗るネコで、やはり子供にしか見えないのだが、ネコバスに向かって犬が吠える描写があることから動物には感知できる模様。 緊急時にはトトロの咆哮で駆けつける。

トトロ

普段は大きな楠木の虚(うろ)の中で眠っている森の主。先が尖った耳と柔らかい体毛、ヒゲ、人間のような歯がある。回転させた独楽の上に乗って空を飛んだり、地面に撒いた種を短時間で発芽、成長させる不思議な力がある。 人語は話さないが草壁メイや草壁サツキの気持ちに応える優しさを持っている。子供にしか姿が見えない。

草壁 靖子 (くさかべ やすこ)

草壁サツキと草壁メイの母親で、病気のためにサツキたちが住む町からうんと離れた七国山の病院に入院中。周囲に心配をかけまいと気を張っているサツキの事を思い遣っている。

ススワタリ

古い家の天井裏や板の隙間に群れて住んでいる栗のイガ状をした黒い物体。住人が明るく過ごしていると、そのうちに空を飛んで別の所へ移って行くという。実体が無いのか、両手で叩くと黒いススと化してしまう。

草壁 タツオ (くさかべ たつお)

東京の大学で非常勤講師をしながら、自宅では翻訳の仕事をしている。よって家を空けがちな33歳。自宅作業の時には娘の草壁サツキが作ってくれた弁当をお昼に食べている。子供たちの話を疑ったりせずに理解を示す良き父親。

勘太のお婆ちゃん (かんたのおばあちゃん)

劇中では終始「おばあちゃん」と呼ばれていて名前は出てこない。草壁家が引っ越してくる前の一軒家を管理していた関係で、引越し時の掃除を手伝い、草壁サツキと草壁メイを可愛がるようになる。孫の大垣勘太を時々叱りつけるが思いやりのある優しいお婆ちゃんである。

クレジット

原作

作画監督

佐藤好春

音楽

久石譲

アニメーション制作

スタジオジブリ

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