ちーちゃんはちょっと足りない

ちーちゃんはちょっと足りない

何かが足りない少女、ちーとその親友ナツたち高校生の日常を描いた青春漫画。随所にギャグが織り交ぜられているが、思春期の特有のやりきれなさが描かれている。第18回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞受賞作品。

正式名称
ちーちゃんはちょっと足りない
ふりがな
ちーちゃんはちょっとたりない
作者
ジャンル
青春
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概要・あらすじ

ちーちゃんこと南山千恵は、考えや言葉がちょっと足りないが、 同級生のナツやと仲良く学校生活を送っていた。ある時、ちーは教室にあったクラスメイトのお金を盗み、ナツと二人で分けあってしまう。自分自身にコンプレックスを抱えていたナツは、そのお金を使ったことで更なる自己嫌悪へと陥っていく。

登場人物・キャラクター

ちー

無邪気で明るい中学二年生。行動が幼く、言葉や考えなど、足りない部分が多いが、家族や友人の助けを借りて学校生活を過ごしている。能天気だが、自分に何かが足りないことを自覚してもいる。ある日友人のナツがお金に困っていることを聞くと、彼女に恩返しをするためにクラスメイトのお金を盗んでしまう。

小林 ナツ (こばやし なつ)

ちーの同級生で、小学校から付き合い。大人しく、引っ込み思案な性格。勉強もさほど得意ではなく、恋人もいないことをコンプレックスに思っており、自分は何も持っていないと思いつめるようになっていく。ちーが盗んで来たお金を使ってしまい、更なる自己嫌悪に陥り、人間不信になっていく。

(あさひ)

裕福な家庭に育ち成績も優秀な、ちーとナツの同期生。年上の彼氏もいて、ちーや、ナツに足りない物を多く持っている。ちーをからかうことを楽しみとしており、「いかついな」が口癖。周囲からは性格が悪いと思われ、煙たがれがちだが、友達思いで正義感が強く、しっかりもの。 後に藤岡らと和解した後、一緒に遊ぶようになったが、そのせいでナツとの溝を深めてしまう。

南山 志恵 (みなみやま しえ)

ちーのお姉さん。高校二年生で、アルバイトをしながら受験勉強もこなす多忙な日々を送っている。ちーのことをからかいつつも、誰よりも心配している。

藤岡 (ふじおか)

ちー達のクラスメイト。格好や言動が不良っぽく、ちーやナツから苦手意識を持たれている。女子バスケ部のお金がなくなった時には犯人探しに進んで協力し、捕まえて締めようとしていた。見た目に反し面倒見のいい性格で、お金を盗んだことをちーが謝罪した際には何もないと嘆くちーをたしなめつつ、許している。

奥島 (おくじま)

ちーの同級生で、クラス委員長を務めている男子生徒。成績優秀で、優しい性格の好青年。如月と共にちーの勉強を良く見ており、「おぐじま」と呼ばれ好意を持たれている。ちーがお金を盗んだと知った際には嫌悪感を露わにした。

如月 (きさらぎ)

ちーの同級生で、クラス副委員長を務めている女子学生。頭も良く、奥島と共にちー の勉強をよく見ている。

宮沢 (みやざわ)

ちーのクラスメイト。女子バスケ部に所属。顧問の誕生日にプレゼントを送る為、部員からお金を徴収したが、管理が杜撰だったため盗まれしまう。

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