まいど! 南大阪信用金庫

まいど! 南大阪信用金庫

南大阪信用金庫に勤める中井信吉と仲間たちが、新しい取引先を探したり、融資先とのトラブルを解決したりする姿をコミカルに描く。原作は平井りゅうじ、作者は北見けんいち。

正式名称
まいど! 南大阪信用金庫
ふりがな
まいど みなみおおさかしんようきんこ
作画
原作
ジャンル
経済・金融
関連商品
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概要・あらすじ

南大阪信用金庫、通称ナンシンに勤める新人の中井信吉は、初の大仕事となる岩崎刃物との取引を、地道な情報収集と斬新なアイデア、仲間の助力によって見事成功に導く。その後も、安藤支店長をはじめとした同僚たちと力を合わせつつ、地道に営業活動を続けることによって、渉外マンとしての実績を積んでいく。

登場人物・キャラクター

中井 信吉 (なかい しんきち)

ナンシンの新人社員。とぼけた性格で、人当たりがよい。新人ならではの未熟さが目立つ一方で、高い記憶力と発想力を持つ。最初の融資案件が成功して以来、「将を射んと欲すれば先ず馬を射よ」を信条としており、足を使った営業で確実に融資契約を勝ち取っている。

安藤支店長 (あんどうしてんちょう)

ナンシンの社員。妥協を許さない性格のため厳しい面があるが、高い教養と鋭い洞察力、可能性がある限り諦めない粘り強さを持ち、部下に対する気配りも怠らない。そのため、ナカやんをはじめ多くの社員に慕われている。誠意をモットーとした社内方針を支持しており、客に喜んでもらえる経営を何より重視している。

大場 佳代 (おおば かよ)

ナンシンの社員。自他ともにドジが目立つことを認めているが、仕事に大きな支障が出ているわけでもないので、さほど問題視はされていない。しかし、思い込みが激しい部分があり、持ち前のドジと相まって騒動を起こすことがある。

高田次長 (たかだじちょう)

ナンシンの社員。密かに支店長の座を狙っている。現実主義、かつ嫌味な性格で、詰めが甘いところがある。ある融資トラブルでは佳代さんの横領を疑い、騒ぎを拡大させたことがある。とはいえ決して職場や同僚を嫌っているわけではなく、ナカやんが実績を上げた時は、素直に称賛することもあった。

巽課長 (たつみかちょう)

ナンシンの社員。堅実かつ面倒見のいい性格で、ナカやんに相談相手として頼られている。一方で、冗談好きかつお茶目な面も見受けられた。安藤支店長の人柄と能力に敬意を抱いている。

おトキさん

ナカやんの母で、実家で食堂を営んでいる。厳しい性格で、客に対しても常に毅然とした態度で臨んでいるため「鬼のおトキ」というあだなを持つ。その一方で、貧困に困っていた客に余った弁当を譲るなど、面倒見がいい一面を持つ。

藤谷 平助 (ふじたに へいすけ)

ナンシンの理事長。庶民的な考えを持っており、信用金庫という立場上、儲けより客への誠意と地元への貢献を重視するべきだという信念を持っている。人道的であると評価される一方で、甘っちょろいと批判を受けることもある。悪戯好きでフットワークも軽いところがあり、変装して各支店の視察を行うことがある。

神野 源蔵 (かみの げんぞう)

政財界の大物で、河内のドンと称されている。実家の邸宅に鶏を放し飼いにしており、逃げた鶏をナカやんが捕まえてくれたため、以来彼を「シャモ吉」と呼んでいる。過去に理事長と確執があったため、ナンシンを快く思っていなかったが、ナカやんの活躍によって徐々に見直していく。 1000円という少額ではあるが、自らもナンシンに預金をする。

原田 みゆき (はらだ みゆき)

個人出版「夢工房」を営んでおり、自ら手掛けた絵本をインターネットで販売することを目指している女性。子供好きで、3年ほど保母の仕事に従事していた。物書きの才能に秀でており、彼女の手掛けた絵本はナカやん、高田次長が絶賛し、大きな反響を呼んでいる。ナカやんに出版のための資金繰りを協力してもらったことが縁となり、後に結婚。 息子の大吉をもうけている。

場所

南大阪信用金庫 (みなみおおさかしんようきんこ)

歴史ある信用金庫で、「親切・丁寧・便利で早い・真心で奉仕するナンシン」をモットーとしている。客に寄り添った経営、対応が魅力で、町内における人気は高い。創立70周年を迎えており、そのためのイベントとして「ナンシンふれあい祭り」が執り行われた。

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