宇宙を作るオトコ

宇宙を作るオトコ

宇宙を作る研究をしている日向日和は実験小屋の事故で重なってしまった不条理な異世界に迷い込み、その経験を通じて宇宙の意味を理解する、風変わりで哲学的なファンタジー。

正式名称
宇宙を作るオトコ
ふりがな
うちゅうをつくるおとこ
作者
ジャンル
その他SF・ファンタジー
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概要・あらすじ

日溜り町で宇宙を作る研究をしている日向日和は実験小屋でオオカバが暴れて起こした事故の影響で、他の宇宙と重なってしまったダンダラ森から弟の日向文殊たちと一緒に不条理な異世界へと迷いこんでしまう。沼を通って日溜り町へと戻った日和は宇宙の意味を知る。

登場人物・キャラクター

日向 日和 (ひなた ひより)

『宇宙を作るオトコ』の主人公の青年。親の遺産で仕事をせずに好奇心から宇宙を作る研究をしている日溜り町でいちばんの変わり者。優秀な研究者だが他人には理解できない実験をしては次々と騒ぎを起こす。ダンダラ森で重なった宇宙の不条理な異世界を経験して宇宙の意味を知る。

日向 文殊 (ひなた もんじゅ)

日和と同居している弟。少し生意気で素直な常識人。日和の実験の騒ぎによく巻き込まれる。ダンダラ森から異世界へと迷い込む。

西 閑子 (にし かんこ)

日溜り町の出版社に勤める美人。日溜り小町。冷静で知識が豊富。担当雑誌、『週刊トーク』の題材として日向日和に接触したことで日和に好意を持つようになる。日和たちとダンダラ森へ出かけ、重なり合った異世界に迷い込む。

カネ子 (かねこ)

日向日和の従姉妹でトラブルメーカー。粗暴でぶっきらぼう、自己中心的でひねくれた性格だが実は頭がよい。日和、文殊が両親から相続した遺産を狙っている両親とは不仲。日和たちとともに異世界へと迷い込む。お寺の鐘を突くことが趣味。

場所

日溜り町 (ひだまりまち)

『宇宙を作るオトコ』の舞台で日向日和、文殊兄弟が住む町。善良でお人よしでおせっかいだけれど、どこか変わっている人々が住んでいる。

ダンダラ森 (だんだらもり)

日向日和が、宇宙が重なるきっかけになるバクテリアを採取した沼のある、オバケが出るような雰囲気の森。日向日和の実験小屋でオオカバが起こした事故をきっかけに他の宇宙と重なってしまう。

その他キーワード

オオカバ

『宇宙を作るオトコ』に登場する日向日和が作ったオオカミとカバのハイブリッド生物。ひねくれた性格で人語を解しカネ子に懐いている。日和の実験小屋で暴れて器材を壊し、ダンダラ森が他の宇宙と重なるきっかけを作る。カネ子に連れられてダンダラ森から異世界へと迷い込む。

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