ULTRAMAN

ULTRAMAN

超人的な身体能力をもった少年・早田進次郎が異星人との戦いの中で、正義の味方としての使命や覚悟に目覚めていく様を描くヒーロー漫画。特撮ドラマ『ウルトラマン』を下敷きに生み出されたパラレル的な続編。

正式名称
ULTRAMAN
ふりがな
うるとらまん
作画
原作
ジャンル
アクション
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概要・あらすじ

幼いころから超人的な身体能力を持つ高校生・早田進次郎はある日、謎の宇宙人・ベムラーに襲われる。圧倒的な力を持つベムラーを前に、窮地に立たされた早田進次郎。すんでのところで父・早田進に助けられ、居合わせた父の同僚・井手光弘に事態の説明を受ける。そこで明かされたのは、早田進がかつて地球を守っていた光の巨人・ウルトラマンだということ。

だが、すでに力が衰えていた早田進は、次第にベムラーに追い詰められていく。父を救うため、井出光弘からウルトラマンスーツを受け取った早田進次郎は、先天的に持つ能力を発揮してベムラーを撃退。この事件を境に、科学特捜隊のみが知る世界の真実と向き合っていくことになった早田進次郎は、新たなウルトラマンとして異星人と戦うことになる。

登場人物・キャラクター

早田 進次郎 (はやた しんじろう)

早田進の息子で、17歳の高校生。早田進のウルトラマン因子を受け継いだために、幼いころから超人的な身体能力を持つ。ベムラーの襲撃を受けた際に、ウルトラマンスーツのプロトタイプを着た早田進に助けられた。徐々にベムラーに押されていく早田進を救うため井出光弘の用意したウルトラマンスーツを着用した早田進次郎はベムラーを撃退。 以降ウルトラマンとして人間を襲う異星人との戦いに身を投じることになる。

早田 進 (はやた すすむ)

早田進次郎の父親。かつては科学特捜隊の隊員であり、光の巨人・ウルトラマンと同化し異星人や怪獣から世界を守っていた。だが、ウルトラマンが地球を去る際に記憶は消され、自身がウルトラマンであったことを忘れてしまう。しかしウルトラマン因子は体内に残り続け、超人的な身体能力を保持、息子の早田進次郎にもこの力が受け継がれている。 記憶が戻った後は、12年間異星人への抑止力を担っていた。

諸星 弾 (もろぼし だん)

科学特捜隊に所属する青年。早田進次郎に異星人街の案内や対異星人における心構えを助言をするなど、先輩として接する。ウルトラマンとしての覚悟ができていない進次郎に辛辣な言葉を投げることも多い。ウルトラマン因子は持たないものの、常人用のウルトラマンスーツver7を装着して異星人と戦う。

井手 光弘 (いでみつひろ)

元科学特捜隊の隊員で、現在は科学技術研究所。早田進とは旧知の仲で、彼がウルトラマンであることに気付いていた。世間から早田進と早田進次郎の力を隠すために、密かに科学特捜隊日本支部を維持、活動する。早田進の危機に際し、早田進次郎にウルトラマンスーツを託した。

エド

『ULTRAMAN』に登場する異星人。かつて地球を侵略し、ウルトラマンを倒したゼットン星人の生き残り。現在は科学特捜隊に協力しており、早田進次郎にウルトラマンとして戦うようスカウトする。レッドを街中で暴れさせ進次郎の力の覚醒を促す、異星人の存在を公にしようとするなど、その言動には謎が多い。

北斗 星司 (ほくと せいじ)

早田進次郎と同じ高校に通う後輩で、高校1年生。世間を騒がすウルトラマンの正体が早田進次郎であることを見抜いており、異星人の作った装置を利用して進次郎の携帯電話をハッキングするなど、彼に関心を向けている。後にウルトラマンスーツverAを装着して進次郎の前に姿を現した。

ジャック

元はそれなりの組織に所属していたようだが経歴、本名一切不明の人間。異星人街の賭け格闘技場の選手で、諸星弾の情報屋。人間の身でありながら異星人街の深い所まで入り込んでいると自負している。自身がかつて片目を潰したレッドと諍いになった際には、早田進次郎と戦わせ彼の力量を量るなど、飄々としているが抜け目のない性格。

レッド

『ULTRAMAN』登場する異星人。元賭け格闘技場のチャンピオン。試合の際ジャックに右目を潰された遺恨を晴らすため、街中で喧嘩を仕掛けたところ、ジャックにけしかけられる形で早田進次郎と戦うこととなった。その後はジャックと行動を共にするようになり、科学特捜隊に協力することも多い。

ベムラー

『ULTRAMAN』登場する異星人。学校帰りの早田進次郎を襲撃した。息子を助けるため現れた早田進を圧倒するが、ウルトラマンスーツを装着した早田進次郎のスペシウム光線で左半身を吹き飛ばされ撤退した。早田進に進次郎は息子ではないと告げるなど早田進も知らない早田進次郎の出生の秘密を知っているような言動を見せる。 また、連続殺人事件の影で遠藤庸介に接触を図り彼を事件の真相に導いたりするが、その行動原理は不明。

アダド

『ULTRAMAN』登場する異星人。星団評議会直属の移民管理及び警備機構のエージェントを名乗る異星人。佐山レナのライブに乱入し、連続殺人事件の真犯人をあぶり出した。ウルトラマンスーツver7.0を装着した諸星弾と互角の戦闘能力を持つ。

佐山 レナ (さやま れな)

遠藤庸介の娘で人気アイドル。エイダシク星人の事件に巻き込まれた際にウルトラマンスーツを装着した早田進次郎に助けられた。父の影響で光の巨人・ウルトラマンのファンだったこともあり、ウルトラマンに熱を上げるようになり、テレビの特番などにも呼ばれるようになる。連続殺人事件の被害者は皆彼女のブログに否定的な書き込みをしており、間接的にではあるが事件に関与した。

遠藤 庸介 (えんどう ようすけ)

佐山レナの父親で、警視庁の刑事。捜査していた異星人絡みの事件を科学特捜隊に奪われるものの、執着を見せ部下の倉田と共に独自の捜査を開始。ベムラーの接触を受け、事件の真相へと導かれることになる。光の巨人・ウルトラマンのファンだが、娘の佐山レナとは違い、昨今のウルトラマンスーツを着用した存在のことはウルトラマンの偽物とし、認めていない。

イガル星人 (いがるせいじん)

『ULTRAMAN』登場する異星人。佐山レナに執心をみせる。イガル星の元王子で母星を滅ぼされたため、星団評議会により地球に住居を用意された。連続殺人事件の影にたびたび姿を見せていたため、遠藤庸介の追跡を受けることとなる。

ウルトラマン

『ULTRAMAN』に登場する異星人。かつて早田進と同化し、異星人や怪獣の脅威から地球を守った光の巨人と呼ばれる存在。脅威の去った後は早田進との同化を解き、彼の記憶を消した後、故郷へと帰還した。作中ではウルトラマン因子をもつ早田親子やウルトラマンスーツを着用した人間のことをウルトラマンと呼ぶことも多い。

集団・組織

科学特捜隊 (かがくとくそうたい)

『ULTRAMAN』に登場する組織。かつて怪獣や異星人の侵略から地球を守っていた国際組織で、早田進や井出光弘たちは日本支部の隊員だった。表向きには解体されたが、早田進がウルトラマンであった事実を隠すため密かに活動していた。

その他キーワード

ウルトラマンスーツ

『ULTRAMAN』に登場する装備品。ウルトラマン因子を持ち、超人的な身体能力をもつ早田進次郎のために井手光弘率いる技術開発チームにより開発されたウルトラマン型の強化スーツ。スペシウムをエネルギー源としており、右手首の制御ユニットを左手首のコネクタに接続することによりスペシウム光線を発射できる。 その後諸星弾専用の常人用ウルトラマンスーツver7.1も開発された。

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