あひるの空

あひるの空

日向武史の代表作。身長が149センチの主人公車谷空を中心に、九頭龍高校バスケット部に関わる人間の成長を描くスポーツドラマ。

正式名称
あひるの空
ふりがな
あひるのそら
作者
ジャンル
バスケットボール
レーベル
講談社コミックス(講談社)
巻数
既刊35巻
関連商品
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概要・あらすじ

身長149cmの車谷空は、九頭龍高校に入学し、亡き母親との約束を果たすためにバスケット部に入部したが、バスケット部は真面目に活動しておらず、不良がたむろする場所になってしまっていた。それでも、バスケットをしようとする車谷空の姿勢に花園百春花園千秋たちは影響され、少しずつ元の情熱を取り戻していく。

登場人物・キャラクター

車谷 空

身長149cmと非常に小柄な身体が特徴の少年。故人である母、車谷由夏は元女子バスケット日本代表選手あり、車谷空のバスケットへの姿勢に大きな影響を与えている。驚異的な集中力からの3Pシュートを得意としているが、学業の成績など、バスケット以外のことに関しては平均的な男子高校生である。 薮内円に憧れを抱いている。

花園 百春

九頭龍高校バスケット部所属。金髪のリーゼントが特徴で花園千秋の双子の弟。身長187cmの恵まれた体格を持ち、リバウンドやブロックなどにおいては県内でも屈指の実力。しかし、ダンクシュート以外のあらゆるシュートが、自他共に認めるほど苦手。

花園 千秋

九頭龍高校バスケット部所属。アフロと顎ひげが特徴。花園百春の双子の兄。テクニックや戦術眼など、いずれも天才的なバスケットスキルを持つ。さらに成績も優秀で、人間関係などの観察眼も鋭く、非常にハイスペックだが、その風貌のためモテない。お菓子が好きで特にカールを好んで食べる。 七尾奈緒に一目惚れをしている。

安原 真一

九頭龍高校バスケット部所属。当初はリーゼントだったが、後に髪を下ろす。バスケットは未経験だったが、元々、運動神経が高く、夏目健二にアドバイスを求めるなど努力家な面もあるため、同じ未経験者である茶木正弘や鍋島竜平よりも試合出場回数は多い。元空手部だったためか、試合中に手が出てしまい、ファールが多いことと、ディフェンスが下手なことが弱点。 実家は八百屋。

鍋島 竜平

九頭龍高校バスケット部所属。当初はチリチリヘアーだったが、後に坊主頭になる。安原真一茶木正弘同様、バスケット未経験者。茶木正弘とは非常に仲が良い。安原真一や茶木正弘が実力を伸ばす傍らで一時は自信をなくすが、自分には才能がないと割り切って努力し、3Pシュートの習得を目指すなど努力を重ねて結果を出すようになる。 小学生時代は野球少年で、4番を打っていたほどの実力の持ち主。

茶木 正弘

九頭龍高校バスケット部所属。茶髪リーゼントにメガネが特徴。安原真一や鍋島竜平同様にバスケット未経験者。安原真一や鍋島竜平が上達し、試合で結果を出して行く中、自身に限界を感じて葛藤し、後に退部することを選ぶ。鍋島竜平とは非常に仲が良い。

夏目 健二

九頭龍高校バスケット部所属で車谷空の同級生。コーンロウの髪型に広島訛りが特徴で、父親が鳶職だったことから「トビ」の愛称で呼ばれる。家庭の事情で九頭龍高校に入学するが、強豪高からのスカウトがあったほどバスケットセンスが高い。大学生相手にひとりで練習を重ねるなど、バスケット対する想いも人一倍強いが、攻撃的で協調性に欠け、感情のコントロールが苦手。

茂吉 要

九頭龍高校バスケット部所属で車谷空の同級生。高身長ゆえ中学時代から期待されていたが、控え目な性格が災いして挫折。そのため、九頭龍高校では科学部に入部していたが、車谷空の情熱に押され、後にバスケット部に所属することになる。高身長を活かしたフックシュートが得意で、高い戦術眼も持つが、持久力の低さや精神的な脆さが弱点。 中間テストで全教科満点を取るなど成績は非常に優秀。

七尾 奈緒

九頭龍高校バスケット部マネージャーで車谷空の同級生。中学生時代は選手だったが、身長面の問題で断念。九頭龍高校バスケット部ではマネージャーを務めるが、監督不在時に監督も兼任するほどバスケに対する造詣が深い。ドジな一面もあるが、頭は非常に良い。車谷空に対して好意とも受け取れる行動や言動を示すことがある。

薮内 円

九頭龍高校女子バスケ部所属の3年生。車谷由夏に憧れており、車谷空の良き理解者。車谷空の憧れの女性でもあるが、花園百春と互いに好意を寄せ合っている。七尾奈緒は中学からの後輩にあたる。

五月 正義

九頭龍高校バスケット部顧問。当初はバスケット知識もなく、廃部になることを望んでいたが、部員たちの情熱に触発され、自身もバスケットの勉強をするなど、バスケット部の活動に対して尽力するようになる。

坂田 年男

ぽっちゃりとした体形にスキンヘッドが特徴。九頭龍高校バスケット部監督。元々はバスケット大会モンスターバッシュで九頭龍高校が対戦したチームのひとりだったが、後に七尾奈緒が監督として連れてくる。当初は部員たちから信頼されていなかったが、練習や試合で的確なアドバイスを送るなどして、監督としての実力が評価された。 特に車谷空とは師弟のような関係になる。ぎっくり腰で入退院を繰り返すようになったことなどから、後に監督業を車谷智久へと譲る。

車谷 智久

九頭龍高校バスケット部監督で、車谷空の父親。国語の臨時教員として九頭龍高校に赴任し、無き妻である車谷由夏への思いから、女子バスケット部監督を務めるが、後に坂田年男に変わって男子バスケット部の監督も務めるようになる。真面目で控え目な性格だが、バスケットへの造詣は深く、練習は厳しい。

車谷 由夏

車谷空の母親で車谷智久の妻。故人。元女子バスケット日本代表で現役時代のポジションはシューティングガード。薮内円の憧れの存在。

集団・組織

九頭龍高校

車谷空、花園百春、花園千秋たちが通う県立の共学高校。生徒は部活動に全員入部制のため、活動の実態はさておき、いずれかの部活に所属している。車谷空が入部する以前の男子バスケット部は活動しているとは言いがたい状況で、不良の溜まり場と化していた。

書誌情報

あひるの空 35巻 講談社〈講談社コミックス〉

第1巻

(2004-05-15発行、 978-4063633740)

第2巻

(2004-06-16発行、 978-4063633832)

第3巻

(2004-08-13発行、 978-4063634211)

第4巻

(2004-11-16発行、 978-4063634556)

第5巻

(2005-01-15発行、 978-4063634754)

第6巻

(2005-03-16発行、 978-4063635065)

第7巻

(2005-06-16発行、 978-4063635317)

第8巻

(2005-08-13発行、 978-4063635676)

第9巻

(2005-10-15発行、 978-4063635881)

第10巻

(2006-01-15発行、 978-4063636154)

第11巻

(2006-04-17発行、 978-4063636420)

第12巻

(2006-06-16発行、 978-4063636802)

第13巻

(2006-09-15発行、 978-4063637205)

第14巻

(2006-12-15発行、 978-4063637465)

第15巻

(2007-03-16発行、 978-4063638042)

第16巻

(2007-06-15発行、 978-4063638394)

第17巻

(2007-09-14発行、 978-4063638844)

第18巻

(2007-12-17発行、 978-4063639254)

第19巻

(2008-03-17発行、 978-4063639612)

第20巻

(2008-06-17発行、 978-4063639971)

第21巻

(2008-09-17発行、 978-4063840377)

第22巻

(2008-12-17発行、 978-4063840742)

第23巻

(2009-03-17発行、 978-4063841107)

第24巻

(2009-06-17発行、 978-4063841459)

第25巻

(2009-09-17発行、 978-4063841848)

第26巻

(2010-02-17発行、 978-4063842210)

第27巻

(2010-04-16発行、 978-4063842944)

第28巻

(2010-07-16発行、 978-4063843262)

第29巻

(2010-10-15発行、 978-4063843774)

第30巻

(2011-02-17発行、 978-4063844405)

第31巻

(2011-04-15発行、 978-4063844825)

第32巻

(2011-07-15発行、 978-4063845174)

第33巻

(2011-10-17発行、 978-4063845624)

第34巻

(2012-02-17発行、 978-4063846270)

第35巻

(2012-09-14発行、 978-4063846713)

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