ネギま!?neo

ネギま!?neo

赤松健の漫画魔法先生ネギま!を原作としたTVアニメ『ネギま!?』のコミカライズ。主人公ネギ・スプリングフィールドが麻帆良学園の教師となり、様々なトラブルやドタバタに巻き込まれる学園ラブ・コメディ漫画。第4巻以降はTVアニメに描かれていない、オリジナルのエピソードが展開される。

正式名称
ネギま!?neo
ふりがな
ねぎま ねお
原作者
赤松 健
作者
ジャンル
ファンタジー
 
ラブコメ
関連商品
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概要・あらすじ

母国の魔法学校を主席で卒業した駆け出し魔法使いである主人公・ネギ・スプリングフィールドは、最終課題として日本の麻帆良学園2年A組の担任教師として赴任する。神楽坂明日菜をはじめとする個性豊かな生徒達と出会い、当初は圧倒されていたネギだったが、彼女らの優しさに触れる内にクラスにも馴染み、次第に打ち解けていく。

そんな中、佐々木まき絵が吸血鬼に襲われるという事件が発生。調査にあたったネギは、その犯人が自身の担当するクラスのエヴァンジェリン・A・K・マクダウェルであり、彼女が何百年の時を生きる吸血鬼の真祖であること知る。神楽坂明日菜との仮契約を結んだことで、エヴァを退けることに成功するネギ

だが、それをほぼ同時期、麻帆良学園の周囲ではスタークリスタルの影響による怪事件が多発し始める。

登場人物・キャラクター

ネギ・スプリングフィールド (ねぎすぷりんぐふぃーるど)

「千の呪文の男(サウザンドマスター)」と呼ばれる伝説の魔法使いを父親に持つ10歳の少年。父親のような立派な魔法使い(マギステル・マギ)になる夢をもっており、ウェールズの魔法学校の最終課題として、麻帆良学園に担任教師として赴任することになる。年齢通りの幼い外見からクラスの面々にはなかなか教師扱いしてもらえず、自身も生徒達の名前を覚えられずに四苦八苦していたが、神楽坂明日菜との出会いをきっかけに、少しずつクラスに馴染んでいく。 魔法学校を2年飛び級しており、勉学に関しても人並み外れた才能をもっているが、教師としての仕事をこなした後に日本語の勉強をしたり、自分の力不足を自覚してエヴァンジェリンに弟子入りするなど非常に努力家。 責任感が強すぎるため自分1人で何もかも背負おうとしてしまう傾向があり、明日菜をはじめとする生徒達によく心配されている。

アンナ・ユーリエウナ・ココロウァ (あんなゆーりえうなこころうぁ)

ネギと幼馴染の少女。気が強く活発な性格で、1つ年下の大人しいネギのことを頼りないとよく罵っているが、内心では仄かな好意を抱いている。ネギと同じ駆け出し魔法使いで、最終課題としてロンドンで占い師として修行することになるも、うまくいっていない。ネギが日本で楽しそうに教師の仕事をこなしていることを知り、嫉妬したところをスタークリスタルにつけ込まれ、麻帆良学園を巻き込んだ一連の事件を引き起こしてしまう。 スタークリスタルの騒動が落ち着いた後は、その原因となった罰として麻帆良学園に転入し、ネギの生徒として学園生活を送ることになる。当初はクラスメイトに対して心を開いていなかったが、長瀬楓らの勧誘を受けてさんぽ部の一員となるなど次第に打ち解けていく。

神楽坂 明日菜 (かぐらざか あすな)

ツインテールで髪を結んだ麻帆良学園に通う女子高生。気が強く面倒見のいい姉御肌の性格だが、初めて会った際、ネギにパンツを見られてしまったことから、ネギのことを担任教師として認めていなかった。しかし、その後ルームメイトとなり、10歳という幼さで一生懸命教師として頑張ろうと努力する姿を見て、次第に放っておくことができなくなり、何かと世話を焼くことになる。 エヴァンジェリンとの戦いでは苦戦するネギを助けに入って仮契約を交わし、最初のパートナーにもなった。チュパカブラと呼ばれる謎の生物に異様な執着を見せる節があり、チュバ部なる部活動を立ち上げてTシャツやマグカップなどのオリジナルグッズを製作するほど。 だがグッズはほとんど売れず、大幅な赤字を抱えており、何かとクラスメイトにグッズを売りつけようと画策している。幼い頃、自身の面倒を見てくれた教師の高畑に憧れにも似た好意を寄せている。元々は魔法世界の出身で魔法国家・オスティアの姫でもあるが、現在はその記憶を失っている。

近衛 木乃香 (このえ このか)

麻帆良学園に通う女子高生で、学園長の孫娘。おっとりとした大和撫子で、京都弁で話す。ネギや明日菜とはルームメイトであり仲も良い。刹那とは幼馴染みで、子供の頃からの親友。だが、友達ではなく家からの命令として木乃香の護衛をこなそうとする刹那の態度に苛立ち、衝突してしまうことも。 それでも、身を呈して木乃香を守ろうとする刹那を助けるため、ネギと仮契約を交わして2人目のパートナーとなる。占いが得意で、クラスメイト間ではよく当たると評判。

桜咲 刹那 (さくらざき せつな)

麻帆良学園に通う、髪をポニーテールに結んだ女子高生。桜咲家は代々、近衛家に使える家系であり、刹那は幼馴染みとして木乃香を護衛する任を受けている。護衛の役目を果たそうとする責任感が強すぎるあまり、木乃香と衝突することもあったが、家からの命令ではなく、1人の友人として木乃香を守りたいと思っていることを伝えたことで、より固い信頼関係で結ばれるようになった。 京都神鳴流を使いこなす剣士でもあり、その戦闘力はネギとの契約なしにスタークリスタルが生み出す妖精達と互角に戦えるほどに高い。

エヴァンジェリン・A・K・マクダウェル

麻帆良学園に通う女子高生だが、その正体は「闇の福音(ダーク・エヴァンジェル)」「人形使い(ドール・マスター)」「不死の魔法使い(マガ・ノスフェラトゥ)」など数々の異名をもつ吸血鬼の真祖。ネギの父親であるナギに敗北し、「登校地獄(インフェルヌス・スコラスティクス)」の呪いをかけられたことから、麻帆良学園に通わされることになった。 ネギの血を吸うことで真の力を取り戻し、呪いを破ろうと画策するが、あと一歩のところで明日菜の加勢もあって敗北。以後はクラスにも顔を見せるようになり、さらなる強さを求めるネギの師匠のような存在として、その指導を行うことになる。従者として契約を交わしている絡繰茶々丸のことは、ただのロボットとして下僕扱いしているが、本心では初めて出来た友達として大切に想っている。

宮崎 のどか (みやざき のどか)

麻帆良学園に通う女子高生で、物静かな少女。図書館探検部に所属しており、クラスメイトの綾瀬夕映や早乙女ハルナらと仲が良い。いつも本を読んでいることから、明日菜からは本屋ちゃんとも呼ばれている。普段は前髪で目を隠しているが、前髪を上げるととびきりの美少女。スタークリスタルの影響で自身の分身を生み出してしまった際、分身を消滅させるためネギと仮契約を交わしパートナーとなる。 ネギに好意を寄せており、仮契約を交わした後に自身の想いを告白。ネギが成長して大人になる時まで返事を待つことになる。

雪広 あやか (ゆきひろ あやか)

麻帆良学園に通う女子高生で、学級委員長を務める少女。明日菜とは初等部からの犬猿の仲で喧嘩が絶えないが、心の底ではお互いを認め合う関係。生まれてくるはずだった弟を亡くしており、元気を失っていた所を、明日菜によって励まされたこともある。ネギを初対面の時から溺愛しており、雪広財閥当主の次女という立場を利用して、愛の結晶と名付けた銅像や純金像を作り、周囲をドン引きさせることも。

佐々木 まき絵 (ささき まきえ)

麻帆良学園に通う女子高生で、新体操部に所属。底抜けに明るい天真爛漫な性格だが、自身が子供っぽくあまり色気がないことを気にしている。同じ運動部である明石裕奈らと仲が良く、行動を共にすることも多い。深夜にジョギングしていたところをエヴァに襲われ、血を吸われて下僕にされてしまう。 ネギとエヴァの戦いでは、操られた状態であやからと共にネギを助けに入ろうとしたした高畑への足止めを行った。クラスで5本の指に入るバカであるバカレンジャーの1人、バカピンクでもある。

ナギ・スプリングフィールド (なぎすぷりんぐふぃーるど)

ネギの父親であり、「千の呪文の男(サウザンドマスター)」と呼ばれる魔法使いの男性。最強と目される圧倒的な強さをもち、ネギにとっての憧れの存在であり、目標とする人物。記録上は死亡したとされており、エヴァの回想の中でのみ登場する。明朗快活だが細かいことを気にしない、いい加減な性格で、エヴァ曰く「何をしてもでたらめな男」。 吸血鬼の真祖であるエヴァをいとも簡単に退け、一時期は行動を共にしていたが、悪事をやめなかったことから「登校地獄(インフェルヌス・スコラスティクス)」の呪いをかけ麻帆良学園へと封印する。

アルベール・カモミール (あるべーるかもみーる)

ネギの相棒ともいえる、言葉を話すオコジョ。イギリスのウェールズの山中で罠にかかって捕まっていた所をネギに助けられ、以降ネギのことをアニキと呼び、行動を共にするようになる。美少女に目がなく、常に鼻のしたを伸ばしており、明日菜達からはエロオコジョと呼ばれているが、豊富な知識をもつ。 魔法世界の事情に詳しく、解説や助言でネギをサポートする。

集団・組織

麻帆良学園 (まほらがくえん)

『ネギま!?neo』の舞台となる学園。麻帆良学園都市と呼ばれる、幼等部から大学までのあらゆる学術機関が集まった学術都市の中にある学校。作中では主にネギや明日菜らが通う中等部のことを指して呼ばれる。2000名を越える学生が集うマンモス校であり、部活動も非常に活発。大学部のサークルにも所属できるため、ネギの担当クラスである2年A組のメンバーも、一般的な運動部や文化部、果てはロボット工学部や図書館探検部、さんぽ部といった様々な部活動に所属している。 ネギ達の他にも、学園長や高畑をはじめ教職員や生徒たちの中にも数多く魔法使いが在籍している。

その他キーワード

仮契約 (ぱくていおー)

『ネギま!?neo』に登場する用語。ネギが明日菜らと交わした従者の契約を指す。魔法使いは「ミニステル・マギ」と呼ばれるパートナーを持つべきといわれており、原則は1人までしか従者をもつことはできない。それをお試し期間として、複数人と契約を交わして従者とすることができるのが仮契約である。仮契約を交わすと、ネオ・パクテイオーカードと呼ばれるカードが生み出され、従者に大きな力を与える。 本作においては、作中では明日菜の他にも、木乃香、のどからが仮契約を交わしており、より強力な力を発揮する上位のものとして「NEO仮契約」と呼ばれる契約も存在している。

スタークリスタル

『ネギま!?neo』に登場する用語。魔力を無限に増幅するといわれている強力なマジックアイテム。魔法学校で厳重に保管されていたが、ネギに嫉妬したアーニャの心に反応し、その姿を変貌。負の心を増大させながら暴走状態となり、操られたアーニャはスタークリスタルを魔法学校から盗み出してしまう。その力は仮契約を交わしアーマーカードを引いた状態の明日菜を一瞬で洗脳してパートナーにしてしまうほどで、ネギ達を絶体絶命の窮地へと追い込んだ。 封印された後もその影響は残り、生み出された妖精達による事件は続くことになる。

ネオ・パクテイオーカード (ねおぱくていおーかーど)

『ネギま!?neo』に登場する用語。仮契約によって生み出されるカード。従者に様々な力を与え、契約時には3つの種類のいずれか1種類のカードがランダムに選ばれる。もっとも戦闘力の高い「アーマーカード」、アーマーカードほどではないが従者の能力を強化できる「コスプレカード」、ぬいぐるみを着たようなデフォルメされた姿となり、頭脳も幼児退行してしまう「スカカード」という区分けになっており、スカカードを引いた際には戦力として数えることはほぼできない。 そのため、もっとも行動を共にすることが多い明日菜がスカカードを引いてしまった時のネギは、毎回苦戦を余儀なくされている。

クレジット

原作

監修

シャフト

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